成果情報 「『培養細胞の観察の基本原則』の提案」の公開

平成30年10月22日成果情報

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)再生医療実用化研究事業H25~29年度「iPS細胞の品質変動と実用化を目指した培養技術の標準化に関する研究」(研究代表者:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 ヒト幹細胞応用開発室 招へいプロジェクトリーダー古江―楠田 美保)は、ヒト多能性幹細胞や細胞培養についての有識者によるワーキンググループを組織し、「培養細胞の観察の基本原則」の提案を取りまとめました。

この提案は、日本組織培養学会学会誌「組織培養研究」2018年37 巻2号 p.123-131(2018年9月8日付)にオンラインで掲載されました。

論文について
「培養細胞の観察の基本原則」の提案
研究概要
動物細胞の培養(以下、細胞培養)は基礎研究から再生医療や創薬研究などの広い分野において利用されています。ヒト胚性幹(ES)細胞や人工多能性幹(iPS)細胞などのヒト多能性幹細胞の培養は、特別に難しいとよく言われますが、癌細胞や正常細胞も一定の形質を維持しながら培養することは実は大変難しいことが、最近の知見から明らかになりつつあります。
培養細胞を利用する上において重要な点は、適切な状態の細胞を用いることです。そのためには、使用する細胞の状態を把握することが重要です。その手段として、生きている細胞を非侵襲的に観察できる倒立位相差顕微鏡が汎用されています。その観察の手法には様々な留意点があります。そこで、昨年発表した「細胞培養の基本原則」に続き、細胞培養の観察における基本概念を共有すべきと考え、「細胞培養の観察の基本原則」案をまとめるに至りました。作成は、昨年に引き続き、ヒト多能性幹細胞や細胞培養についての有識者によるワーキンググループが担当しました。

お問い合わせ先

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 ヒト幹細胞応用開発室
招へいプロジェクトリーダー 古江―楠田美保
〒567-0085 大阪府茨木市彩都あさぎ7-6-8
E-mail:mkfurue“AT”nibiohn.go.jp

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
戦略推進部 再生医療研究課
〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目7番1号
TEL:03-6870-2220 FAX:03-6870-2243
E-mail:saisei“AT”amed.go.jp

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最終更新日 平成30年10月22日