トピックス COVID-19関連研究開発課題情報―新型コロナウイルス、COVID-19に関する基礎研究―

トピックス

AMEDは、新型コロナウイルス、COVID-19に関する基礎研究として、以下の研究開発課題を支援しています。

新型コロナウイルス、COVID-19に関する基礎研究

No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
1 化合物ライブラリーを基盤とした北のアカデミア発創薬の加速 前仲 勝実
(北海道大学・教授)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
新型コロナウイルス治療薬開発に関する化合物スクリーニングへのライブラリー支援および構造解析
進捗・成果
【今後の予定】 
  • 北海道大学 薬学研究院 創薬科学研究教育センターが有する日本承認既存薬ライブラリー3200化合物を新型コロナウイルス阻害剤スクリーニングの実施のために、国立感染症研究所へ供与した。新型コロナウイルスのSpikeタンパク質の立体構造の基礎的な特徴を理解するため、九州大学の橋口グループと連携して構造解析を進める。さらに、RdRpやNsp15タンパク質の性格付けおよび阻害剤との複合体の構造解析を進める。インシリコユニットの産総研・広川グループおよび九州大学・橋口グループと連携して、阻害剤の探索を推進する予定である。
(更新日:令和2年4月25日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
2 分子モデリングおよびシミュレーションを活用したインシリコ創薬支援 広川 貴次
(産業技術総合研究所・上級主任研究員)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
ウイルスタンパク質の構造をベースにした既存薬ライブラリー(KEGG Drug DB、 Drug Bank等)ならびにBINDS化合物ライブラリーのバーチャルスクリーニング
進捗・成果
【プレプリントサーバーに登録】
  • Nelfinavirのドッキングモデルと薬理活性に関する報告を国立感染症研究所からBioRxivに登録した。
    Title:Multidrug treatment with nelfinavir and cepharanthine against COVID-19
    概要:
    • バーチャルスクリーニングでヒットした化合物のうち、ネルフィナビルについて感染研にて抗ウイルス活性を評価したところ有効性が見いだされた。
    • 感染研が見いだしたセファランチンについて、ドッキングモデルを作製
    • 両者の併用のメリットについて議論
      Mathematical modeling in vitro antiviral activity coupled with the known pharmacokinetics for these drugs predicts that Nelfinavir will facilitate viral clearance. Combining Nelfinavir/Cepharanthine enhanced their predicted efficacy to control viral proliferation, to ameliorate both the progression of disease and risk of transmission. In summary, this study identifies a new multidrug combination treatment for COVID-19.
  • 論文公開(iScience)
    Title:Potential anti-COVID-19 agents, Cepharanthine and Nelfinavir, and their usage for combination treatmen
(更新日:令和2年4月28日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
3 大規模分子シミュレーションによるインシリコスクリーニング支援と構造インフォマティクス技術の高度化 関嶋 政和
(東京工業大学・准教授)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
ウイルスタンパク質の構造をベースにしてSARS、MERSの酵素と合わせて複数の抗HIV薬やバーチャルスクリーニングで有望とみなされた既存薬についてMM計算、MD計算を行い、ファーマコフォアにおける重要な相互作用を同定
進捗・成果
【プレプリントサーバーに登録】  
  • SARS-CoV-2とプロテアーゼ阻害薬との相互作用に関する報告をChemRxivに登録した。
    Title: Identification of Key Interactions Between SARS-CoV-2 Main Protease and Inhibitor Drug Candidates
    概要:
    • SARS-CoV-2のメインプロテアーゼと既存のプロテアーゼ阻害薬の重要な相互作用を、ファーマコフォアモデリングとMDシミュレーションにより明らかにした。
      we revealed key interactions between SARS-CoV-2 Mpro and three drug
      candidates by performing pharmacophore modeling and 1μs molecular dynamics (MD) simulations.
(更新日:令和2年4月28日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
4 タンパク質の複合体構造・分子間相互作用・ダイナミクス・機能の予測と解析 寺田 透
(東京大学・准教授)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
MP-CAFEE法に基づきMD並列計算を行い、SARS-CoV-2のMproと阻害剤の結合自由エネルギーを高精度で計算。阻害剤のin vitroデータのあるSARS-CoVでテストした後、まずは抗HIV薬のいくつかで検証計算を実施。
進捗・成果
(更新日:令和2年4月28日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
5 分子動力学計算による構造生物学データを活用した構造ダイナミクス研究 池口 満徳
(横浜市立大学・教授)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
MP-CAFEE法に基づきMD並列計算を行い、SARS-CoV-2のMproと阻害剤の結合自由エネルギーを高精度で計算。阻害剤のin vitroデータのあるSARS-CoVでテストした後、まずは抗HIV薬のいくつかで検証計算を実施。さらに、MproのMD結果から、タンパク質の構造ダイナミクスをMotion-Tree法等で解析し、Weighted Ensemble法による阻害剤の結合のキネティクス解析も試みる。
進捗・成果
(更新日:令和2年4月28日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
6 構造インフォマティクスとFMO計算を融合したインシリコスクリーニング支援研究 本間 光貴
(理化学研究所・チームリーダー)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
まずSARS-CoV_Mproに対し非共有結合型のIC50情報付き化合物を使って量子力学的FMO計算を行い、その情報を基にSARS-CoV-2についてFMOモデルを作製して、候補化合物の計算を行う。
進捗・成果
  • COVID-19関連タンパク質の結晶構造65個についてFMO計算を実施し、それらのデータをFMODBにおいて公開し、プレスリリースを行った。
    https://www.riken.jp/pr/news/2020/20200417_1/index.html(理研)
    https://www.amed.go.jp/news/release_20200417-02.html(AMED)
  • SARS-CoV_Mproの60化合物のFMO計算を実施し、AIと組み合わせて高精度な活性予測モデルを構築した。このモデルは、理研内でのMproアッセイ用のインシリコスクリーニングに活用した他、広川先生が選択したドッキングスコア上位100個の化合物に対しても適用した。
(更新日:令和2年4月28日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
7 生薬データベースの高度化と構造創薬への応用 金谷 重彦
(奈良先端科学技術大学院大学・教授)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
PDBの中で3C-like proteinaseおよび2’-O-ribose methyltransferase homologの既知リガンドに最も構造が似ている承認薬および天然物を探索し、有望なものを関嶋グループに渡してMDで安定性評価。
既存薬の3D構造を作成してBINDSの他グループに提供するとともに、SARS-CoV-2タンパク質の構造モデルのHP(http://harrier.nagahama-i-bio.ac.jp/dtx/SARS-CoV-2/)を開設し、BSMAへリンク。
進捗・成果
【プレプリントサーバーに登録】
  • Nelfinavirのドッキングモデルと薬理活性に関する報告を国立感染症研究所からBioRxivに登録した。(広川貴次G(産業技術総合研究所・研究チーム長)と共同)
    Title: Multidrug treatment with nelfinavir and cepharanthine against COVID-19
    概要:
    • 感染研にて抗ウイルス活性を評価するためのバーチャルスクリーニングを支援した
      Mathematical modeling in vitro antiviral activity coupled with the known pharmacokinetics for these drugs predicts that Nelfinavir will facilitate viral clearance. Combining Nelfinavir/Cepharanthine enhanced their predicted efficacy to control viral proliferation, to ameliorate both the progression of disease and risk of transmission. In summary, this study identifies a new multidrug combination treatment for COVID-19.
  • 論文公開(iScience)
    Title:Potential anti-COVID-19 agents, Cepharanthine and Nelfinavir, and their usage for combination treatment
  • SARS-CoV-2タンパク質の構造モデル構築の報告をChemRxivに登録した。(論文はminor revision under review)
    Title: Knowledge-based structural models of SARS-CoV-2 proteins and their complex with potential drugs
    概要:
    • The World Health Organization (WHO) has declared a pandemic of the 2019 novel coronavirus SARS-CoV-2 infection (COVID-19). There is, however, no confirmed anti-COVID-19 therapeutic currently. In order to assist structure-based discovery of repurposing drugs against this disease, knowledge-based models of SARS-CoV-2 proteins were constructed, and the ligand molecules in the template structures were compared with approved/experimental drugs and components of natural medicines. The models suggested several drugs, such as carfilzomib, sinefungin, tecadenoson, and trabodenoson, as potential drugs for COVID-19.
これらのモデルをBSM-Arcに登録した
https://bsma.pdbj.org/entry/15
またこれらモデルを含めインシリコユニットの作成した構造モデルのページをBINDSホームページに開設した
http://harrier.nagahama-i-bio.ac.jp/dtx/SARS-CoV-2/
(更新日:令和2年4月28日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
8 バイオマーカーおよび治療法開発を加速するデータ駆動型モデリング Daron Standley
(大阪大学・教授)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
  1. ①MAFFTによる配列解析支援(HP開設:https://sysimm.org/news/2019-ncov-japanese)を行うとともに、COVID-19感染者からnCoV中和抗体(BCR)を探索し、スパイクタンパク質のACE2結合エピトープを標的とするヒトの中和抗体の同定を目指す。既に患者からのBCR配列データを入手。
  2. ②COVID19感染者のサンプルを用いた1細胞レパトアシークエンシングによる抗原エピトープ、及び、T細胞、B細胞受容体の同定
  3. ③構造モデリングツールSpannerを用いたCOVID19ワクチン開発のためのコンストラクトデザイン
進捗・成果
(更新日:令和2年4月28日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
9 タンパク質の高次構造情報を利用した創薬等研究加速に向けたバイオインフォマティクス研究 富井 健太郎
(産業技術総合研究所・研究チーム長)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
タンパク質立体構造予測コミュニティによるthe SARS-2-CoV structure modeling initiative (CASP_Commons (COVID-19, 2020))への参加を通した基礎研究
進捗・成果
【投稿】  【今後の予定】
  • CASP-Covid modeling, stage 2に参加予定
(更新日:令和2年4月23日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
10 モデリングとシミュレーションによる生体高分子の構造機能解析 河野 秀俊
(量子科学研究開発機構・グループリーダー)
令和2年2月~
令和4年3月まで
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
最新のコロナウィルス関連タンパク質の構造解析や低分子とのスクリーニング結果の文献調査および分子動力学シミュレーションを用いて、コロナウィルス関連タンパク質に対する低分子結合部位および結合様式の解析を行っている。
進捗・成果
【今後の予定】 
  • 創薬ターゲットとして代表的な Mpro, RdRP や Spike については、国内外でのin vitroならびにin silico研究が進んでおり、既に多くの薬剤が提案されている。本研究では、COVID-19に対する多点からの攻撃を念頭に置き、攻撃点を広げるために nsp1 / nsp15 など他のタンパク質の機構解明を進めている。
(更新日:令和2年4月24日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
11 創薬等ライフサイエンス研究のための相関構造解析プラットフォームによる支援と高度化
(SPring-8/SACLAにおけるタンパク質立体構造解析の支援および高度化)
山本雅貴
(理化学研究所・部門長)
令和2年4月~令和4年3月まで 創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部医薬品研究開発課)
研究概要
COVID-19迅速診断法の確立
(診断法確立に必要なCascadeタンパク質の生産・結晶化とそれに続くX線結晶構造解析を行った。)
進捗・成果
【プレプリントサーバーに登録】
国産ゲノム編集技術CRISPR-Cas3によりサンプル中の微量なウイルスRNAを正確に検出する手法(CONAN法)。SARS-CoV-2のウイルスRNAを用いて検査を行った結果、数十個程度のサンプルでも、最短40分以内に試験紙で検出することに成功。この迅速診断法に関する報告をMedRxivに登録した。」
論文タイトル:Rapid and accurate detection of novel coronavirus SARS-CoV-2 using CRISPR-Cas3
著者:Kazuto Yoshimi, Kohei Takeshita, Seiya Yamayoshi, Satomi Shibumura, Yuko Yamauchi, Masaki Yamamoto, Hiroshi Yotsuyanagi, Yoshihiro Kawaoka, Tomoji Mashimo
DOI番号:10.1101/2020.06.02.20119875
URL:https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.06.02.20119875v1
(更新日:令和2年6月5日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
12 COVID-19の予後予測因子の開発とその臨床応用に向けた研究 杉山 真也
(国立国際医療研究センター 副プロジェクト長)
令和2年5月~令和3年3月まで 新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業
(創薬事業部創薬企画・評価課)
研究概要
COVID-19の病態は急激に悪化することが知られており、軽症者と重症者を事前に区別することが困難である。本研究では、感染初期の段階で血液検査等によりその区別を可能とする分子マーカーの開発を行う。コホートを2つ用意し、スクリーニングコホートでは因子の抽出を行い、バリデーションコホートでその検証を実施する。
進捗・成果
(更新日:令和2年10月28日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
13 SARS-CoV-2感染に対する抗体応答と血清疫学調査 山吉 誠也
(東京大学 医科学研究所 特任准教授)
令和2年5月~令和3年3月まで 新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業
(創薬事業部創薬企画・評価課)
研究概要
ウイルスへの感染歴を特定するのに有用な血清疫学的手法を用い、不顕性感染者を含めたSARS-CoV-2感染の日本国内での広がり、つまり日本におけるSARS-CoV-2流行の全体像を把握する。また、上記の血清疫学調査の結果を正しく解釈するために、SARS-CoV-2に感染した人における抗体応答の解析も進めていく。
進捗・成果
【論文掲載】 【その他】
(更新日:令和3年2月18日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
14 COVID-19患者層別化による医療資源の最適分配とアウトカム向上 竹内 一郎
(横浜市立大学 医学研究科 教授)
令和2年5月~令和3年3月まで 新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業
(創薬事業部創薬企画・評価課)
研究概要
本研究では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の病態把握と、重症化マーカーの探索および絞り込みを行う。具体的な方法は、①患者血清中サイトカイン動態解析および末梢血免疫細胞フェノタイプ解析、ならびに②次世代プロテオーム解析による血清/血漿タンパク質プロファイル解析である。患者の層別化や疾病の活動性モニタリングに資する基礎情報の解明と検査方法の開発を行い、患者の状態の迅速判断と適切な治療の早期提供を可能にすることで、医療資源の効率的な配分による医療体制維持とアウトカム向上を目指す。
進捗・成果
(更新日:令和2年6月3日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
15 システムウイルス学による新型コロナウイルス感染症等新興感染症の病原性発現および異種間伝播の原理の解析 佐藤 佳
(東京大学 医科学研究所 准教授)
令和2年5月~令和3年3月まで 新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業
(創薬事業部創薬企画・評価課)
研究概要
SARS-CoVとSARS-CoV-2の病原性の差異が、ORF3bとORF6によるIFNを阻害活性の低下・欠失に起因する可能性、および、コウモリからヒトへの異種間伝播の際に、これらの遺伝子がヒトのIFN阻害活性を新規に獲得した可能性を、ウイルス学実験・細胞生物学実験によって実証する。また、分子系統学・分子進化学的解析から得られた知見をフィードバックすることにより、SARS関連コロナウイルスの病原性発現、および、異種間伝播の原理を解明する。
進捗・成果
【論文掲載】 
(更新日:令和2年12月10日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
16 アフリカにおける新型コロナウイルス感染症対策の確立に向けた研究 澤 洋文
(北海道大学 教授)
令和2年度~令和3年度まで 新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点活用研究領域)(課題公募番号102)新型コロナウイルス感染症に関する研究
(疾患基礎研究事業部 疾患基礎研究課)
研究概要
長崎大学、大阪大学、東京大学と連携し、今後のCOVID-19対策の焦点となるアフリカのザンビア拠点を活用し、1) 臨床検体由来のSARS-CoV-2の全ゲノムの解析、2) 野生動物におけるコロナウイルスの疫学調査、3) 簡便・迅速・安価なCOVID-19の診断法であるRT-LAMP法の臨床検体における有効性の検証、を実施する。
進捗・成果
(更新日:令和2年6月3日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
17 ハイリスク患者選別のためのCOVID-19ウイルス抗原特異的免疫応答の網羅的評価法の開発 椎名 隆
(東海大学 教授)
令和2年度~令和3年度まで 新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点活用研究領域)(課題公募番号102)新型コロナウイルス感染症に関する研究
(疾患基礎研究事業部 疾患基礎研究課)
研究概要
ベトナム由来の感染患者検体を用いたウイルス抗体価、ヒト白血球抗原(HLA)多型、T細胞受容体(TCR)/B細胞受容体(BCR)レパトア、遺伝子発現量および免疫学的性状に関する実験データと臨床情報から免疫動態を評価し、ハイリスク患者選別に資するバイオマーカーを特定する。
進捗・成果
(更新日:令和2年6月3日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
18 インドシナ半島における新型コロナウイルス感染症対策の確立に向けた研究 松浦善治
(大阪大学 教授)
令和2年度~令和3年度まで 新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点活用研究領域)(課題公募番号102)新型コロナウイルス感染症に関する研究
(疾患基礎研究事業部 疾患基礎研究課)
研究概要
インドシナ半島の3カ国の海外研究拠点において、それぞれの国で流行している新型コロナウイルスのゲノム解析と患者の中和抗体を測定する。また、レプリコンシステムを構築し、インドシナ半島の新型コロナウイルスの流行を把握するとともに、制圧に向けた研究基盤を構築する。
進捗・成果
(更新日:令和2年6月3日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
19 先端的順逆遺伝学手法を用いたSARS-CoV-2の伝播機構解明 牧野 晶子
(京都大学 助教)
令和2年度~令和4年度まで 新興・再興感染症研究基盤創生事業(多分野融合研究領域)
(疾患基礎研究事業部・疾患基礎研究課)
研究概要
SARS-CoV-2の増殖と伝播のメカニズムを宿主とウイルスの両側面から解明する。
進捗・成果
(更新日:令和2年7月9日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
20 化合物ライブラリーを基盤とした北のアカデミア発創薬の加速 前仲勝実
(北海道大学・教授)
令和2年2月~令和4年3月 創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部 医薬品研究開発課)
研究概要
ウイルス等病原体解析に対応出来るクライオ電子顕微鏡施設(BSL3)を整備。
進捗・成果
300Kevハイエンドクライオ電子顕微鏡をBSL-3施設に整備し、ウイルスの構成タンパク質のより詳細な構造解析を可能とすることにより、抗感染症薬の標的分子の探索を強化・拡充。
(更新日:令和2年7月6日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
21 Structure-based protein designを駆使した抗体代替物の創成と高難度組換え蛋白質生産の支援 高木淳一
(大阪大学蛋白質研究所 教授)
令和2年4月~令和4年3月まで 創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部 医薬品研究開発課)
研究概要
SARS-CoV-2中和タンパク製剤の開発
(ACE2タンパク質のウイルスとの結合力を100倍高め、中和活性を有するタンパク質製剤を開発した。)
進捗・成果
【プレプリントサーバーに登録】
SARS-CoV-2の受容体であるACE2タンパクのウイルス結合力を100倍以上高めることに成功した。SARS-CoV-2は、ヒト細胞のACE2タンパクと結合することで感染するが、結合力を高めた高親和性改変ACE2タンパクを用いることで、ヒト細胞への感染を阻害する効果が期待される。
今後はこの高親和性改変ACE2タンパクを用いたウイルス中和タンパク製剤の創薬を(株)生命科学インスティテュートと共同で行なう。
 
(更新日:令和2年11月19日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
22 ベトナムSARS-CoV-2非感染健常者および回復患者でのSARS-CoV-2交差反応性T細胞、B細胞の解析に基づくCOVID-19予後関連免疫因子の同定 上野 英樹
(京都大学 教授)
令和2年11月~令和4年3月まで 新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点活用研究領域)(課題公募番号102)新型コロナウイルス感染症に関する研究
(疾患基礎研究事業部 疾患基礎研究課)
研究概要
新型コロナウイルスSARS-CoV-2感染症COVID-19は全世界的なパンデミックを引き起こしている。若年者での感染は軽症、無症候性に終わることも多い一方で、高齢者では重篤な肺炎等全身性炎症を惹起し死に至る症例も少なくない。有効なワクチンの開発や新規治療法の確立が切望されているが、COVID-19の予後を左右する因子が何か、未だ解明されていない。本研究は、革新的なヒト免疫学的手法を用いてCOVID-19の予後を左右する免疫パラメータを同定することを主目標とする。
ベトナムはアジアの中でも、最も人口比患者数、死者数が少ない国である。我々はベトナム在住人は、SARS-CoV-2交差反応性T、B細胞を持っており、これらの活性化がCOVID-19での低重症率、死亡率に貢献するのではないか、と推察する。最先端の技術を用いたシングルセルレベルでの解析により、我々は日本人とベトナム人でのC-CoV, SARS-CoV-2特異的T細胞、B細胞の質的相違を明らかにする。またSARS-CoV-2ウイルスゲノムも比較する。COVID-19の予後を左右する免疫パラメータの同定は、ワクチン開発を含めてCOVID-19のみならず将来のコロナウイルス感染症対策に非常に大きなインパクトをもたらすと考える。
進捗・成果
 
(更新日:令和2年12月24日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
23 COVID-19関連血栓症のAI血栓識別法の確立と病態解明 西川 真子
(東京大学・助教)
令和2年12月~令和5年3月 新興・再興感染症研究基盤創生事業(多分野融合研究領域)
(疾患基礎研究事業部 疾患基礎研究課)
研究概要
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では多彩かつ複雑な血栓症が発症するが、病態理解が進んでおらず、効果的な治療法の確立には至っていない。その病態解明が進まない原因として、生体内の微小血栓の構造、組成、及び統計に関する情報を同時に解析することができない、すなわち、血栓の質が診断できない、という臨床検査の限界がある。本研究では、2020年に研究分担者によって開発された革新的なAI血栓識別法(iPAC)を用いて、COVID-19関連血栓症の病態解明と適切な血栓診断ツールの開発を目指す。本年度は、COVID-19患者および敗血症患者の臨床血液サンプルから微小血栓を含む血小板を分取し、iPACで画像データを取得する。画像データを蓄積し、画像データの特徴を捉える画像識別能をさらに向上させ、得られたサンプルデータ情報から人工知能モデルを構築する。併せて血栓形成に関するバイオマーカーを測定し、血栓症の病態を明らかにする。
進捗・成果
(更新日:令和3年1月7日)
No. 研究開発課題名 研究開発代表者
(所属・役職)
実施期間 事業名
(担当部署)
24 コムギ無細胞系による構造解析に適した複合体タンパク質生産・調製技術と低分子抗体作製技術の創出 澤崎 逹也
(愛媛大学 教授)
平成29年4月~令和4年3月 創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業
(創薬事業部 医薬品研究開発課)
研究概要
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染を防御するヒト型・抗SARS-CoV-2 中和抗体を新規に取得
進捗・成果
新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に直接結合してACE2 との結合を阻害する結果、新型コロナウイルスの感染防御が期待される新型コロナウイルス感染症の回復患者の血清サンプルから取得した中和抗体を取得した。取得した高力価な中和抗体を含む、新型コロナウイルスに対する28種類の抗体について、令和3年3月30日に特許を出願した。
(更新日:令和3年4月30日)

最終更新日 令和3年4月30日