産学連携課 産学連携医療イノベーション創出プログラム・基本スキーム(ACT-M)/セットアップスキーム(ACT-MS)(医療分野研究成果展開事業)

基本情報

分野 医薬品創出,医療機器開発,ゲノム医療,がんに対応した研究,健康・医療戦略の推進に必要となる研究開発
開発フェーズ 応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験
お問い合わせ先
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 産学連携部 産学連携課 医療分野研究成果展開事業 産学連携医療イノベーション創出プログラム事務局
住所: 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目7番1号 読売新聞ビル23F
TEL: 03-6870-2214
E-mail: sangaku-i"AT"amed.go.jp
備考:
※e-mailは上記アドレス"AT"の部分を@に変えてください

概要

本プログラムは、大学等と企業や病院等との連携を構築しアカデミア発の「技術シーズ」を産業界(企業)に円滑かつ効果的に移転する(実用化プロセスに乗せる)ための、産学連携による研究開発を「提案公募方式」によって支援する制度です。このうち、セットアップスキーム(ACT-MS)は、特に、大学等が有する「早期段階の挑戦的な技術シーズ」を医療への適用を目指す企業に戦略的に受け渡すことを目的とし、当該技術シーズに関する課題等を明確化してそれを解消するための研究開発を重点的に支援する制度です。

  1. 探索フェーズのみ実施する研究は対象外。
  2. 治験のみ実施する研究は対象外。
  3. 大学等と企業の分担割合はACT-MとACT-MSで異なる
    ※ACT-M:ACceleration Transformative reserch for Medical innovation

事業の概要

平成30年度予算額

13億円

対象分野

AMEDが目指す3つのLife(生命・生活・人生)の向上に関する課題を対象にします。

生命
生命現象に関する学術的な研究成果を「新しい医療」につなげる視点。
生活
医療に付随する生活の質(QOL)の向上を目指す視点。
これまでに構築されてきた現代標準医療の高度化だけでなく、将来これらを凌駕する可能性のある「代替医療」や「統合医療」について科学的検証や論理的基盤の構築を試みるものも含みます。
人生
予防的あるいは先制的医療、若年期から老齢期に亘る長期的な視点。
遺伝子情報(後天的な変化を含む)を活用するものを含みます。

研究開発テーマ

本プログラムでは以下の2つの研究開発テーマを設定します。

テーマ名 概要
【テーマ1】
オープンイノベーションによる革新的な新薬の研究開発
オープンイノベーションによって、この国の薬づくりのすそ野を広げることによる革新的な新薬の創出を目的とします。たとえば、アカデミア等で顕在化した、薬の「芽」を企業等における効果的・効率的な育成を目指す研究開発や、薬づくりを支える新しい周辺技術の企業等への移転を目指した研究開発等を募集します。
【テーマ2】
急激な少子高齢化社会を支える革新的医療技術・医療機器の研究開発
「健康寿命」と「平均寿命」の差 “ゼロ” の実現をめざして、科学的根拠に基づく近未来の環境、動向に合致した革新的な医療技術等の創出を目的とします。疾患を包括的に考え、対応すべき重要な疾患について、新たな知見に基づいたアカデミア等の「シーズ」を企業との共同研究開発することにより革新的な医療技術・医療機器の創出を行うための研究開発等を募集します。

プログラムの構成

本プログラムは以下に示すとおり、「産学連携医療イノベーション創出プログラム・基本スキーム(ACT-M)」、及び「産学連携医療イノベーション創出プログラム・セットアップスキーム(ACT-MS)」の2つのスキームで構成されます。

  ACT-MS ACT-M
制度のねらい 「早期段階の挑戦的な技術シーズ」について、医療への適用のためのブレークスルーポイントを突破する。 「探索段階を終えた技術シーズ」について、実用化(事業化)のための課題を具体的に解消する。
実施内容 大学等が保有する挑戦的な技術シーズについて、産学が連携して医療への適用可能性を見極めるための課題を明確化し、大学等がその解決のための技術(方法)を確立するための研究(ブラッシュアップ研究)を実施する。 企業が実用化を目指す技術シーズについて、ヒトを対象とするPOC(Proof of Concept) の確立を目標とし、産学が役割分担(連携)して研究開発を実施する。
(「可能性・再現性の検証」、臨床上の評価につなぐ「実用性の実証」))
提案形態 技術シーズを有する大学等と、その利用を希望する企業または起業家(以下「セットアップ企業」)による「共同提案」 技術シーズを有する大学等と、その実用化を目指す企業が、その臨床的利用と検証が可能となる研究開発体制を構築した「共同提案」
契約形態 参加各機関(大学等のみ)とAMEDとの直接委託契約(単年度契約) 参加各機関とAMEDとの直接委託契約(単年度契約)
企業の役割

大学等と認識をすりあわせて技術シーズについてのブレークスルーポイントを明確化し、さらにそれを突破した場合の実用化・事業化計画(ビジネスモデル)を立案・実行する。

大学等との役割分担を明確化した上で、自らも研究開発を実施する。尚、マッチングファンドではありませんが、企業が負担する予定の研究開発費用、人員経費等(以下「企業リソース」)を明確化し、提示する。
研究開発期間 原則2年以内
(実質1年6ヶ月程度)
(平成30年度~31年度)
原則3年以内
(実質2年6ヶ月程度)
(平成30年度~32年度)
研究開発体制 産学連携の研究開発チーム
※課題リーダー(代表応募者)は大学等の研究者
産学連携の研究開発チーム
※課題リーダー(代表応募者)は大学等、企業、どちらからでも構わない
研究開発費の目安
(間接費を含まず)
1課題あたり年間
上限15,000千円程度
1課題あたり年間
上限38,000千円程度
研究開発費の支援対象 大学等のみ 大学等、企業

医薬品開発、医療機器開発の研究開発工程の事例およびACT-MおよびACT-MSの2つのスキームの区分けの事例を以下に示します。

プログラム実施体制

競争的資金の効率的な活用を図り、優れた成果を生み出していくための円滑な実施を図るため、本プログラムでは、医療分野研究成果展開事業・プログラムスーパーバイザー(以下「PS」という。)の下、各テーマにプログラムオフィサー(以下「PO」という。)を配置します。

PS

千葉 勉
関西電力病院 病院長、京都大学 名誉教授、神戸大学 客員教授

PO

【テーマ1】
谷田 清一
公益財団法人 京都高度技術研究所 地域産業活性本部
京都市ライフイノベーション創出支援センター アドバイザー
【テーマ2】
山本 一彦
理化学研究所総合生命医科学研究センター 副センター長

PS及びPO等は、本事業全体の進捗状況を把握し、事業の円滑な推進のため、必要な指導・助言等を行います。また、研究機関及び研究者は、PS及びPO等に協力する義務を負います。PS及びPO等による指導、助言等を踏まえ、研究開発課題に対し必要に応じて計画の見直しや課題の中止等を求めることがあります。

また、ACT-Mの研究開発課題毎に本プログラムの課題評価委員の中から推進委員を設定し、研究開発機関と連携し研究開発の推進を支援します。

各担当者の役割と選出方法

  役割 ACT-MS ACT-M
課題リーダ 課題全体のマネジメントを行う 研究開発代表者から選出
研究開発代表者※ 各研究開発機関において課題のマネジメントを行う 各大学等の研究開発機関より選出 各研究開発機関より選出
研究開発分担者※ 各研究開発機関において必要に応じ研究開発代表者の元で研究開発を行う。 各大学等の研究開発機関において任命 各研究開発機関において任命
事業化提案者
(ACT-MSのみ)
当該課題の事業化のプラン作成及び研究開発
の方向付けを行う
企業(セットアップ企業)の当該課題の提案者

※ 研究開発代表者あるいは研究開発分担者として、臨床医の参加が望ましい。

セットアップスキーム ACT-MS

セットアップスキーム ACT-M

採択課題一覧

これまでに採択された課題については以下のリンク先をご覧ください。

研究成果報告書

研究成果報告書につきましては、下記リンクをご覧ください。

最終更新日 平成30年4月2日