事業紹介 国際事業部

AMEDはさまざまな国際共同研究や国際協力に取り組んでいます。国際事業部はAMEDの国際展開の中心となっています。

戦略的国際共同研究の推進

AMEDは国際共同研究を推進しています。

相手国との省庁間合意に基づく国際共同研究プログラム(SICORP)では、平成28(2016)年3月にMOCを締結したシンガポール ASTAR との共同研究も始まります。そのほかにもアジア地域が共通して抱える課題の解決を目指すe-アジア共同研究プログラム、日米の二国間合意のもと50年以上の長い間実施されている日米医学協力計画プログラムなども行っています。ODAとの連携により、相手国と地球規模課題の解決を目指す医療分野の国際共同研究(SATREPS)は、ODAを活用した包括的イノベーションを目指している点で世界的にもユニークな事業であり注目を集めています。また平成27(2015)年のグローバルリサーチカウンシルで安倍首相がアフリカの「顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases:NTDs)」に焦点を当てた国際共同研究の新たなスタートを表明しましたが、これを実現するプログラムにも取り組んでいます。

新しい国際共同研究の開始やMOCの締結を模索する国際ワークショップも行っています。

世界各国の学術振興機関の長を集め、毎年会合を行っているフォーラムです。2012年5月に米国科学財団(NSF:National Science Foundation)の提唱によりワシントンDCで設立されました。国際共同研究のさらなる推進にむけた道筋を探ることや、国際研究協力を促進するための共通原則の確認等を目的としています。

国際アライアンスやコンソーシアムへの参加

上に述べたような特定の相手国との共同研究ばかりでなく、研究対象や分野を特定した多国間協力の推進も行っています。

AMEDはさまざまな地球規模課題に対応するため、世界のファンディングエージェンシーと多国間のネットワークを組んでいます。これまでにAMEDが加盟し協力を行っているのは表1に示す6つのアライアンスです。これらのアライアンスと協調した研究を実施するため、AMEDは日本国内の研究支援を行います。

表1 AMEDが加盟しているアライアンス(平成28(2016)年末時点)

名称 概要 担当部署

IRDiRC

International Rare Diseases Research   Consortium

国際希少疾患研究コンソーシアム

世界的にデータが少ない希少疾患研究において、新しい治療法や診断法の開発のため国際的に協力しようとするコンソーシアム。

難病研究課

JPIAMR

The Joint Programming Initiative on Antimicrobial Resistance

薬剤耐性に関するプログラム連携イニシアティブ

WHOと連携し、耐性菌制御、抗菌薬の適正使用、耐性菌調査などの取り組みを強化しようとする国際協力。

感染症研究課

GloPID-R

Global Research Collaboration for   Infectious Disease Preparedness

感染症のアウトブレイクに対する国際連携ネットワーク

エボラ熱など感染症の突発的流行に対応できるように準備しておくためのファンディングエージェンシーの集まり。

感染症研究課

GA4GH

Global Alliance for Genomics and Health

ゲノミクスと健康のためのグローバルアライアンス

人に役立つゲノム医療を実現するために、ゲノムデータや臨床データを安全に共有することや倫理等の諸問題について協議する国際的な集まり。
 

基盤研究事業部

CDISC

Clinical Data Interchange Standards   Consortium

国際的臨床試験データ標準を作成するコンソーシアム

世界的な標準開発機関。臨床研究データとメタデータの獲得、交換、申請および保存をサポートする標準を開発する。

臨床研究・治験基盤事業部

GACD

Global Alliance for Chronic Diseases

慢性疾患国際アライアンス

世界の慢性疾患対策、特に低・中所得国における政策立案と実行に資する研究を推進し、体系的なエビデンスを形成するための枠組み。

国際事業部

地球規模の保健課題を解決するために

日本がこれまでに蓄積してきた保健医療分野の知見や経験、日本の先端的な科学技術を活用し、地球規模保健課題の解決に取り組んでいます。得られた成果をもとに、より効果的な保健医療分野の国際協力の充実を図り、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現に貢献します。

国際共同研究を推進するための基盤整備

各国の機関との国際共同研究を遂行するために、国際標準レベルの研究評価を英語で行っていく必要性が高まっています。AMEDではすでに複数の事業で英語化を始めています。このための人材育成にも取り組んでいます。

海外事務所の整備

AMEDの国際的視点に基づく取り組みに資するため、AMEDは米国(ワシントンDC)、英国(ロンドン)、アジア(シンガポール)の3箇所に海外事務所を開設しています。

ワシントンDC事務所は北米および中南米各国、ロンドン事務所は欧州、アフリカ、中東、シンガポール事務所はアジアおよび大洋州各国をそれぞれ担当地域として、対象各国との連携強化、医療分野の研究開発に関する技術情報・政策情報の収集・分析、人的ネットワークの構築、およびAMEDの情報発信等の活動を行います。

国際連携研究課

最終更新日 平成29年10月2日