国際戦略推進課 ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム(HFSP)

更新履歴

令和4年3月23日 「応募に関する情報」として、以下の情報を掲載しました。

  • 応募方法 研究グラント及びフェローシップに関する情報
  • 応募者向け情報 YouTube動画を掲載

基本情報

分野 シーズ開発・研究基盤プロジェクト,健康・医療戦略の推進に必要となる研究開発
開発フェーズ 基礎的

概要

1987年のヴェネチア・サミットにおいて、中曽根康弘首相(当時)が提唱した国際プロジェクトです。生体が持つ複雑なメカニズムを対象とする野心的な最先端の研究を推進し、またその成果を広く人類全体の利益に供することを目的としています。1989年に、この事業の実施のため、フランス・ストラスブールに国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム機構(HFSPO)が設置されました。1990年以降、主として研究グラント事業を通じて、世界の科学者の国境を越えた革新的な協同研究への支援を行ってきました。また、若手研究者に対し、国際的な研究の機会をもたらすフェローシップ事業や年に一度HFSP関係者が一堂に会する受賞者会合などの事業を行っています。

プログラムの基本方針

HFSPは生体の精妙かつ複雑なメカニズムに焦点を当てた革新的、学際的、かつ新規性を備えた基礎研究を支援します。研究対象としては、細胞構造における詳細な分子状態から、神経システム科学における複雑な相互作用にまで及びます。特に、ライフサイエンス以外の分野(物理学、数学、化学、情報科学、工学等)の科学者達の専門知識を活用した、独創的な最先端の、異なる大陸をまたいだ国際共同研究に大きな重点を置いています。

研究対象領域

生体の持つ複雑な機能の解明のための基礎研究分野

実施内容

HFSPでは、若手研究者に対しての特段の配慮に基づき、国際的協力による、独創的、野心的かつ学際的な研究に対し、適応性に優れた支援を提供しています。

研究グラント Research Grants

国際協同研究チームへの研究費の助成

異なる専門知識を組み合わせた革新的アプローチによって、単一の研究室では解明することのできなかった基礎生物学上の問題に取り組むことを目指す科学者の国際共同研究に対して助成されます。特に、生物科学の問題に焦点を当て、異なる研究分野(例えば化学、物理学、コンピュータ ーサイエンス、工学など)の研究者を組み合わせた新たな共同研究に重点を置きます。新たな、価値あるアイデアや革新的なアプローチを促進するため、予備的なデータは必ずしも応募に必要ではありません。

プログラムグラント Research Grants-Program

2カ国以上の独立した研究者、合計2~4名からなる国際的共同研究チームを対象とします。研究者のキャリア段階は問いません。

若手研究者グラント Research Grants-Early Career

上記プログラムグラントと同様のチーム構成で、かつメンバー全員が5年以内に独立した研究者、かつ博士号取得後10年以内の研究者から成るチームが対象です。

対象 助成期間 支給金額(チーム合計)
2ヶ国以上の研究者、原則として1ヶ国1名、合計2~4名からなる国際共同研究チームを対象とします。ただし、研究代表者はHFSPの加盟国の研究者に限られます。 3年 900千ドル(2名チーム)~1,500千ドル(4名チーム)
(3年間最大)

フェローシップ Postdoctoral Fellowships

HFSP Postdoctoral Fellowships は若手研究者が海外で新たな研究分野に挑戦することを支援します。

長期フェローシップ Long-Term Fellowships(LTF)

生命科学分野で博士号を取得し、海外の優れた研究室で、博士課程とは異なる研究領域を対象とした幅広い経験を積みたいと考えている研究者を支援します。

学際的フェローシップ Cross-Disciplinary Fellowships(CDF)

生命科学分野で研究を行うことを希望する、ライフサイエンス以外の分野の研究者(博士号保持)を支援します。応募条件は長期フェローシップと同様です。

応募資格(日本人の場合) 助成期間 支給金額
  1. 日本以外の国のhost labへの留学であること
  2. 申請者が主筆執筆者となっている論文が1報以上、 査読が行われる国際的な学術誌に発表あるいは掲載受理されていること
  3. 申請締切時に博士号取得から3年以内であること
  4. 応募翌年の4月1日時点でhost lab/国の在籍期間が12ヶ月以内であること
3年※1 生活手当18万ドル+研究費7.2千ドル※2
(米国に滞在する場合)

※1 3年目(最終年)には出身国へ帰るか、引き続き、受入れ先で研究を続けるかを選択できます。また、3年目は最大2年先まで延期可能です。さらに育児休暇(手当付)のサポートもあります。
※2 上記支給額に加え、育児手当6千ドル/年(一人あたり)、引越費2.5千ドルの支給があります。なお、支給額は留学先の国によって異なります。

受賞者会合 Awardees Meeting

受賞者会合は、HFSPのグラント、フェローシップを一定の年度に受けた研究者が一同に会し、講演、ポスターセッション等を行う会合です(年1回開催)。受賞者会合は、各国受賞者の情報・意見交換の場として評判が高く、年々参加者数が増加する傾向にあります。

HFSP 中曽根賞 HFSP Nakasone Award

生物学にとってブレイクスルーとなる顕著な研究成果を上げた研究者を称えるHFSP中曽根賞(HFSP Nakasone Award)が、HFSP創設20周年を記念して2009年に創設されました。この賞は、HFSP受賞者だけではなく、あらゆる研究者を受賞候補としています。毎年のHFSP中曽根賞の受賞者には、その年の受賞者会合(Awardees Meeting)の場において、賞の授与(賞状及び記念メダル)を行い、受賞した研究内容について記念講演を行っていただいています。

応募に関する情報

応募方法

ガイドライン(応募要領)及びアプリケーション・フォーム(申請書)は、国際HFSP機構(HFSPO)のホームページで入手することができます。応募はオンライン申請でのみ受け付けています。なお、採択審査・助成金の支給はHFSPOが行います。

研究グラント

HFSP研究グラント(2023年度採択)の応募申請受付が始まっています!
2022年3月24日午後1時(米国東部時間):登録ナンバー(reference number)の取得期限。
2022年3月31日午後1時(米国東部時間):研究概要申請(Letter of Intent)の提出期限。

【最近の変更点】
(1)同一機関から2名のメンバーが参加しているチームは対象外となりました。
(2)応募者全員のORCID ID(https://orcid.org/)の取得が必要となりました。

フェローシップ

HFSPポスドク・フェローシップ(2023年度採択)の応募申請受付が始まります!
2022年5月18日午後1時(米国東部時間):登録ナンバー(reference number)の取得期限。
2022年5月19日午後1時(米国東部時間):研究概要申請(Letter of Intent)の提出期限。

申請の手引き

応募者向け情報

YouTube

日本人受賞者一覧

HFSP研究グラント部長インタビュー「世界の研究者と手を携えてフロンティアに挑もう!」

2020年にHFSP研究グラントのディレクターに着任されたAlmut Kelber先生から、日本の研究者の皆様に、異分野の人との交流や共同研究に挑む楽しさなどを、あらためてお話しいただきました。同じくHFSP研究グラントで審査委員を務める下郡智美先生がインタビューされ、日本の研究者が応募過程からどれほど学べるのかを引き出し、励まして頂きました。ぜひご一読の上、応募に向けた一歩踏み出してください。
※雑誌『実験医学』とのコラボレーションによるスペシャルインタビュー企画です。

HFSP30周年記念スペシャルインタビュー

2019年のHFSP30周年記念し、かつてHFSPグラントを受賞されたフロントランナーの先生方に、基礎研究の“フロンティア”に挑戦すること、そのための研究費を獲得する戦略について、あらためてお語りいただきました。研究者の自己実現に役立つヒントが満載ですので、ぜひご一読ください。
※雑誌『実験医学』とのコラボレーションによるスペシャルインタビュー企画です。

リンク:本庶佑先生HFSP 30周年記念スペシャルインタビュー リンク:田中啓二先生HFSP 30周年記念スペシャルインタビュー リンク:永田和宏先生HFSP 30周年記念スペシャルインタビュー

 

HFSP受賞者インタビュー「いま考える、国際連携・異分野連携のチカラ」

HFSP研究グラントの受賞経験があり、研究者として存在感ある活動をされている先生方に、国際連携や異分野連携の意義についてお考えを伺いました。キャリア戦略のヒントが満載ですので、ぜひご一読ください。

リンク:森 郁恵先生HFSP 30周年記念スペシャルインタビューリンク:吉田真明先生HFSP 30周年記念スペシャルインタビューリンク:石崎章仁先生HFSP 30周年記念スペシャルインタビュー

リンク:藤島 皓介先生HFSP 30周年記念スペシャルインタビュー

HFSP受賞者インタビュー「異分野からの挑戦」

リンク:松田欣之 先生HFSP受賞者インタビュー「異分野からの挑戦」

HFSPフェローシップ受賞者の声

HFSPフェローシップ受賞者から、これから応募を検討している若手研究者の方に向けてメッセージをいただいています。英語での申請書作成や、ホスト研究者とのコミュニケーションについて工夫した点など、是非参考にしてください。

リンク:HFSPフェローシップ受賞者からのメッセージ(2006年度受賞 石川 春人さん) リンク:HFSPフェローシップ受賞者からのメッセージ(2011年度受賞 佐田 亜衣子さん) リンク:HFSPフェローシップ受賞者からのメッセージ(2012年度受賞 石内 崇士さん)

リンク:HFSPフェローシップ受賞者からのメッセージ(2010年度受賞 山形 一行さん) リンク:HFSPフェローシップ受賞者からのメッセージ(2014年度受賞 早野 元詞さんリンク:HFSPフェローシップ受賞者からのメッセージ(2015年度受賞 寺坂 尚紘さん)

リンク:HFSPフェローシップ受賞者からのメッセージ(2015年度受賞 マクロースキー 亜紗子さん) リンク:HFSPフェローシップ受賞者からのメッセージ(2016年度受賞 苅郷 友美さん)

実施体制

本プログラムの実施主体である HFSPO(非営利機関)は、ストラスブール(フランス)に 1989年に設立されました。現在、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、インド、イスラエル、イタリア、 日本、韓国、ニュージーランド、シンガポール、スイス、英国、米国、EC(European Cimmission)の15国・極により運営しています。
HFSPは、日本政府の提唱によって創設されたプログラムです。他の運営支援国と共に、日本もプログラムへの財政支援を行っています。日本からは、文部科学省及び経済産業省が予算を計上し、日本医療研究開発機構(AMED)がプログラムの推進に寄与しています。

運営支援国(MSP)の拠出金額の推移グラフ 1989年の創立当初は、我が国が1,578万ドル、HFSP全体の95.4%を拠出して開始したが、他国の拠出金額の増加により、2019年度の我が国の拠出金は、2,104万ドル、HFSP全体予算の37.1%になっている。

お問い合わせ先

プログラムの内容や応募に関するお問い合わせ(英語)

国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム機構(HFSPO)
一般的なご質問 +33 3 88 21 51 23 info”AT”hfsp.org
研究グラント +33 3 88 21 51 26 grant”AT”hfsp.org
フェローシップ +33 3 88 21 51 27 fellow”AT”hfsp.org

AMED担当部署

国際戦略推進部 国際戦略推進課 国際連携推進室
Tel:03-6870-2216
Email:amed-hfsp”AT”amed.go.jp

※Emailは上記アドレスの"AT"の部分を@に変えてください。

関連リンク

  • パンフレットの情報は掲載当時のものですので、最新情報とは異なる場合があります。 常にHFSPの公式ウェブサイトの公開情報(https://www.hfsp.org/)をご確認ください。

最終更新日 令和4年3月23日