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2016年10月4日プレスリリース 臨床研究・治験の質の向上を目指し、産学官で生物統計家を育成―生物統計家の人材育成拠点として2大学院を選定―

国立研究開発法人日本医療研究開発機構
日本製薬工業協会
国立大学法人東京大学
国立大学法人京都大学

ポイント

質の高い臨床研究・治験を実施するためには、生物統計家が臨床研究・治験の初期段階から最終段階まで関与し、適切な研究計画設計、研究計画書(プロトコル)の作成、データ解析、報告書作成等に関わることが極めて重要です。しかし、生物統計家の人材は不足しており、このことが昨今相次いだ臨床研究における不正の一因とも指摘されています。これらのことから、実務家としての生物統計家を育成し、臨床研究実施機関に送り出すサイクルを早急に確立することが求められています。

そこで、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(以下AMED、理事長 末松 誠)は、製薬業界の協力のもと、実務家としての高い倫理性、科学的客観性をもつ生物統計家を、座学及び臨床現場での臨床研究実地研修を通じて育成し、臨床研究・治験の質を向上させることを目的とする「生物統計家育成支援事業」を実施することになりました。平成28年7月から公募を行い、「東京大学大学院」と「京都大学大学院」を、各々核とする2つの育成拠点として選定しました。

今後、各大学院においては、座学及び実地研修からなる独自の育成カリキュラムを策定し、実務的な生物統計家を育成する「生物統計講座」を新たに設置するとともに、東京大学大学院は「東京大学医学部附属病院」及び「国立がん研究センター」と、また京都大学大学院は「京都大学医学部附属病院」及び「国立循環器病研究センター」と連携した育成拠点を形成し、各病院で実際に行われている医師主導治験などを題材としたOJT研修が行われます。

本生物統計講座を修了し、修士号を取得する学生を年間でそれぞれ10名以上育成するとともに、学生は、それぞれの育成拠点によるキャリアパス支援等により、即戦力として臨床研究を行う全国の臨床研究中核病院などに配属されることを期待しています。

本事業は、製薬企業からの寄附金と国からの研究資金をAMEDが集約し、育成拠点に助成金及び研究開発費として一括して配分し、産学官が一体となって国内の臨床研究全体の質向上に繋げていく環境整備事業であり、このような資金の流れでの産学官共同プロジェクトは日本で初めての取り組みとなります。

AMEDは、これからも産学官共同プロジェクトを益々発展させていきたいと考えています。

 説明図・1枚目資金の流れのイメージ

説明図・2枚目育成拠点の連携図

お問い合わせ先

内容に関するお問い合わせ

日本医療研究開発機構 臨床研究・治験基盤事業部臨床研究課
生物統計家育成支援事業 担当
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1
Tel:03-6870-2229 Fax:03-6870-2246
E-mail:rinsho-chiken“AT”amed.go.jp

日本製薬工業協会 広報部
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2-3-11 
日本橋ライフサイエンスビルディング 7階
Tel:03-3241-0374   Fax:03-3242-1767

国立大学法人東京大学
担当:東京大学大学院医学系研究科事務部 総務係
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
Tel:03-5841-3304  Fax:03-5841-8585
E-mail:ishomu“AT”m.u-tokyo.ac.jp

国立大学法人京都大学
担当:京都大学大学院医学研究科事務部 経営企画室 予算掛
〒606-8501 京都市左京区吉田近衛町
Tel:075-753-4308
E-mail:kikaku06“AT”mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

報道に関するお問い合わせ

日本医療研究開発機構 経営企画部 企画・広報グループ
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1
Tel:03-6870-2245
E-mail:contact“AT”amed.go.jp

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最終更新日 2016年10月4日

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