先進的研究開発戦略センター(SCARDA)はタイ国立ワクチン研究所(NVI)と連携強化に関する覚書に署名
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先進的研究開発戦略センター(SCARDA)は、次のパンデミックへの備えと対応力の強化を目的として、タイ国立ワクチン研究所(NVI)と情報・知見の共有等を通じた連携を強化するための覚書を締結することで合意し、令和8年10月6日に署名式を行いました。
署名式では、 SCARDAの濵口道成センター長とNVIのNakorn Premsri(ナコーン プレムスリ)所長が覚書に署名し、タイ王国政府からSupachai Pathumnakul(スパチャイ パトゥムナクン)高等教育・科学・研究・イノベーション省(MHESI)事務次官、Vipavee Rangsimaporn(ウィパーウィー ランシマーポーン)在東京タイ王国大使館 臨時代理大使、日本政府から内閣府健康・医療戦略推進事務局 鳥井陽一事務局長のほか、外務省、厚生労働省関係者が立ち会いました。
NVIプレムスリ所長(左) SCARDA濵口センター長(右)パトゥムナクンタイ王国政府MHESI事務次官(左奥) 鳥井内閣府健康・医療戦略推進事務局長(右奥)
感染症は国境を越えて拡大するため、その対策には一国のみの取組では限界があり、国際的な連携・協力が不可欠です。特にアジア地域は、共通する感染症リスクや研究開発上の課題も存在することから、地域内での連携・協力が重要です。
こうした背景の下、SCARDAとNVIは、それぞれが有するアジア地域におけるネットワークや感染症対策・研究開発を取り巻く状況に関する知見を活用し、感染症危機対応医薬品等の研究開発に関する連携を強化することが有益であるとの認識を共有し、この覚書を締結したものです。
今後、SCARDAとNVIは、次のパンデミックに備えるため感染症危機対応医薬品等の研究開発に関する情報・知見の共有等を通じて、コミュニケーションを密にして両機関の相互理解をさらに深めるとともに、アジア地域における感染症危機への対応力の強化に向けた取組を推進していきます。

先進的研究開発戦略センター(SCARDA:Strategic Center of Biomedical Advanced Research and Development for Preparedness and Response)とは
SCARDAは令和3年6月1日に閣議決定された国家戦略(ワクチン開発・生産体制強化戦略)を踏まえて、感染症有事に国策としてワクチン開発を迅速に推進するために平時からの研究開発を主導する体制として、令和4年3月22日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)内に設置されました。また、令和8年3月には、同戦略が「感染症危機対応医薬品等(ワクチン、治療薬、診断薬等)開発・生産体制強化戦略」に改定され、これに伴い、SCARDAの研究開発支援対象も、従来のワクチンに加え、治療薬及び診断薬へと拡大されました。SCARDAでは、感染症危機対応医薬品等の開発に関する広範な情報収集・分析を実施し、戦略性を持った研究費のファンディングを実施しています。
タイ国立ワクチン研究所(NVI:National Vaccine Institute)とは
NVIは、2018年(仏暦2561年)国家ワクチン安全保障法に基づいたタイ公衆衛生省の監督下にある政府機関です。同機関は、科学・研究・イノベーション基金を含む複数の財源を管理し、国家ワクチン政策・戦略の実施、ワクチン安全保障の推進、およびタイのワクチン研究開発能力の強化を担う資金配分機関としての使命と役割を担っています。
NVIは、ASEAN域内の国々や国際的な開発パートナーとの間で信頼関係と連携を築きながら、AVSSR(ASEAN Vaccine Security and Self-Reliance; ASEAN域内のワクチン安全保障)ネットワーク*の構築を主導してきました。
*ASEAN加盟11か国間のネットワークであり、地域におけるワクチン備蓄及び緊急対応能力の強化を目的とするとともに、将来的には地域における研究開発協力の促進も目指しています。年次のステークホルダー会合に加え、定期的な研修及び能力強化活動を実施しています。
事業に関するお問合せ先
日本医療研究開発機構(AMED) 先進的研究開発戦略センター(SCARDA) 戦略企画課
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル
Tel:03-6841-1146
E-mail:scarda-inq“AT”amed.go.jp
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。
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掲載日 令和8年10月7日
最終更新日 令和8年10月7日
