その他お知らせ 国立研究開発法人国立循環器病研究センター及び国立大学法人岡山大学における不正行為に対する措置の決定

その他お知らせ

国立研究開発法人国立循環器病研究センター(以下、「国立循環器病研究センター」という。)及び国立大学法人岡山大学(以下「岡山大学」という。)から当機構に対し研究活動における不正行為に関する調査報告書の提出があり、当機構はこれを受領しました。当機構は、以下のとおり、措置を実施することとしたので公表いたします。

1.国立循環器病研究センター及び岡山大学の調査による不正行為の認定

国立循環器病研究センター及び岡山大学の調査により不正行為に関して認定された事実は以下のとおりです。

(1)不正行為が行われた事業
平成27年度―平成30年度 革新的先端研究開発支援事業「圧反射求心性神経のメカノバイオロジー機構の解明と、神経操作医療の試作」
(2)不正行為に関与したと国立循環器病研究センター及び岡山大学が認定した者
岡山大学 教授 1名(元 国立循環器病研究センター 室長)
(3)不正行為の内容
捏造、改ざん
(4)不正行為があったと研究機関が認定した論文
国際誌(2019)に掲載された論文 1編

2.当機構の措置の内容

(1)申請・参加資格制限
当機構は、不正行為に関与したと国立循環器病研究センター及び岡山大学が認定した1名に対し、当機構が所掌する全事業への研究代表者又は研究分担者としての申請資格及び参加資格を次の期間において制限することとし、この旨をこの1名、国立循環器病研究センター及び岡山大学へ通知しました。
  • 岡山大学 教授 1名(元 国立循環器病研究センター 室長)
    令和5年3月17日から令和12年3月31日まで
(2)研究費の一部返還措置
当機構は、国立循環器病研究センターに対し、当該論文において不正行為に該当する研究費の支出が確認されたことから、以下の研究費の一部返還の措置を行うとし、この旨を国立循環器病研究センターへ通知しました。
  • 英文校正費に関係する額:251,761円(2017年度)(国立循環器病研究センター及び岡山大学からの修正報告に基づき修正及び通知)

3.再発防止策の徹底

当機構は、国立循環器病研究センター及び岡山大学に対して、研究活動上の不正行為の防止のための再発防止策を確実に実施するよう要請しました。

4.お問い合わせ

日本医療研究開発機構(AMED)
研究公正・業務推進部 研究公正・社会共創課
電話番号:050-5301-0271
E-mail:kouseisoudan“AT”amed.go.jp

E-mailは“AT”の部分を@に変えてください。

掲載日 令和5年3月27日

最終更新日 令和5年9月7日