公募情報 平成27年度 未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業「低侵襲がん診療装置研究開発プロジェクト」の委託先決定
基本情報
公募の段階 | 採択 |
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開発フェーズ | 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,治験,市販後,観察研究等,該当なし |
分野 | 健康・医療戦略の推進に必要となる研究開発 |
お問い合わせ先 |
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採択内容
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
産学連携部医療機器研究課
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED、理事長 末松 誠)は未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業として実施する「低侵襲がん診療装置研究開発プロジェクト」における委託先を決定しました。
本事業では、平成26年3月に策定された「がん研究10か年戦略」に掲げられた、「早期発見が困難ながんや、転移・再発例等に対する早期診断のための革新的なバイオマーカーや高度画像診断技術など、がんの存在診断の開発研究」及び「放射線損傷・修復メカニズムの機序解明の研究を基礎とした放射線治療、粒子線治療、次世代のX線治療等革新的放射線治療技術の実用化をめざした研究」を促進するために、以下2つの研究開発項目について、事業化可能なレベルで確立します。
- 転移がんの発生部位を特定し、その転移がんを構成する細胞の性状をできるだけ低侵襲に解析する技術
- 空間的、時間的に高精度な放射線照射による治療技術
これにより、効果的ながん治療が可能になるだけでなく、がん周辺の正常組織への影響を極小化し、がんの治療における患者の身体への負担を軽減できることが期待されます。
実施する委託先については、採択審査委員会(別紙)において厳正な審査を行い、下記の通り決定致しました。
今後、契約などの準備が整い次第、支援を開始する予定です。
研究開発項目 | 代表提案機関 | 研究開発課題名 |
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研究開発項目① 転移がんの発生部位を特定し、その転移がんを構成する細胞の性状をできるだけ低侵襲に解析する技術 |
国立大学法人東京大学 | 磁気ナノ粒子によるセンチネルリンパ節の特定とがん転移の迅速診断法の開発 |
国立大学法人大阪大学 | 生体多光子励起イメージング技術を利用した新規低侵襲・高解像度がん診断装置の開発 | |
研究開発項目② 空間的、時間的に高精度な放射線照射による治療技術 |
国立大学法人北海道大学 | 微粒子腫瘍マーカとリアルタイム3次元透視を融合した次世代高精度粒子線治療技術の開発 |
国立大学法人京都大学 | 4次元腫瘍認識誘導型至適放射線治療システムの研究開発 |
掲載日 平成27年7月23日
最終更新日 平成27年7月23日