健康・医療戦略(令和7年2月18日閣議決定)では、「基礎から実用化まであらゆるフェーズにある健康・医療分野の研究開発が社会の理解や信頼を得つつ進められるよう、責任ある研究・イノベーション(Responsible Research and Innovation: RRI)の考え方に基づき研究開発を推進・展開する」ことが求められています。
今回、佐賀県佐賀市で開催される第11回クリニカルバイオバンク学会に、スポンサードシンポジウム「AMEDが目指す医療研究DX」を出展いたします。
シンポジウム概要(抄録より)
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は2015年の設立以来、基礎から実用化までの一貫した医療研究開発の推進と成果の実用化を図ることをミッションとしてきた。現在、組織として第3期を迎え、中釜斉理事長のもと、“現場中心主義の徹底”による運営方針が掲げられ、研究開発とその環境整備及び人材育成等の牽引・後押しによる、研究開発活動の活性化、そして健康長寿社会の実現が目指されている。
AMED第2期(2020~2024年度)の5年間では、企業導出538件、薬事承認事例56件と一定の成果を挙げてきた。一方、新規の医薬品・医療技術開発、わけてもバイオ医薬品を含む新規モダリティの開発においては世界に遅れを取っていることが指摘されている。このような状況下、創薬・先端医療に向けて優れた医療研究環境の整備が求められ、その一環として、AMEDでは医療研究を加速するべく、「データ駆動型医療研究」の推進を目的として医療研究DXに係る検討を開始している。他方、医療研究環境としてのクリニカルバイオバンクは、ゲノム医療研究の研究基盤から、創薬や診断法開発、がんゲノムや難病診断等、実臨床の延長線上あるいは研究開発成果の社会実装の拠点としての性格を強めている。
今回、「次世代医療におけるバイオバンクの未来像」をテーマとして掲げる第11回クリニカルバイオバンク学会において、AMEDが目指す医療研究DXの構想について情報提供するとともに、現場の研究者・専門家とディスカッションを行うことで、今後の医療研究開発推進に向けた医療研究DXやバイオバンク事業のあるべき姿を共創していくために必要な議論の端緒を得る機会としたい。



