イベント 「第4回 予防・健康づくり領域の社会実装に向けたシンポジウム」を開催しました

開催報告

エビデンス不足のヘルスケア分野に新たな7つの指針が誕生

2025年3月6日、今般策定された予防・健康づくりのヘルスケアサービスに関する7つの指針の内容と活用方法について議論するシンポジウムを開催しました。
各研究開発代表者により完成した指針を紹介し、サービス事業者・利用者が加わって、この指針を今後いかに活用していくかをテーマに意見交換を行いました。
次年度も引き続き指針の普及、エビデンスに基づくサービス実装を支援して参ります。

シンポジウムの詳細な内容は、下記事業ポータルサイト(E-LIFEヘルスケアナビ)にて紹介されています。

https://healthcare-service.amed.go.jp/symposium_fourth/report/


シンポジウム登壇者の集合写真

当日のプログラムは下記の通り

開会挨拶 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 理事長 三島 良直
来賓挨拶 日本医学会/日本医学会連合 会長 門脇 孝
特別講演 経産省が進める質の高いヘルスケアサービスの創出・振興に向けた取り組みについて
経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課 課長 橋本 泰輔
セッション1

医学会発、予防・健康づくりの「指針」とは?~エビデンスに基づくヘルスケアサービスの社会実装に向けて~
【概要】
AMEDが支援し、予防・健康づくりに関連する疾患分野の医学会が、ヘルスケアサービスにおける非薬物的介入手法の科学的エビデンスを整理した指針の策定を進めている。このたび、第一弾として一次予防領域の7つの指針が公開される。本セッションでは、これらの 指針の内容を詳しく解説するとともに、その活用方法について掘り下げる。

■ 基調講演 
医学会発「指針」が意味するもの
京都大学大学院 医学研究科 教授/AMED プログラムスーパーバイザー 中山 健夫

■ 指針紹介&総合討議 指針の詳細とその活用法~一次予防領域の7つの指針について
〈中年期〉 
  • 高血圧症福岡大学医学部 衛生・公衆衛生学講座 主任教授 有馬 久富

  • 糖尿病順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学 教授 綿田 裕孝

  • 慢性腎臓病大阪大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 教授 猪阪 善隆

〈老年期〉
  • サルコペニア・フレイル 国立長寿医療研究センター 理事長 荒井 秀典

  • 認知症高知大学医学部 神経精神科学教室 教授 數井 裕光

〈職域〉
  • メンタルヘルス産業医科大学 産業生態科学研究所 人間工学研究室 教授 榎原 毅

  • 女性の健康秋田大学大学院医学系研究科 公衆衛生学講座 教授 野村 恭子

セッション2

サービス事業者・利用者から見た「指針」 私たちはこう読んだ! 私たちはこう使う!
【概要】
指針は作成して終わりではなく、実際に活用されることによって初めてその意義が生まれる。本セッションでは、事前に別室でサービス事業者と利用者がグループに分かれ、それぞれの立場から医学会による指針をどのように読み、どのように活用しようと考えているかについて意見交換を行う。その結果を指針の研究代表者に披露して討議することで、指針の実践的なアプローチ方法について議論を深め、指針をより実効性のあるものにするための改善点や方向性を、アカデミアとサービス事業者・利用者が一体となって探っていく。

■ 話題提供 
業界ガイドラインと指針の連携に向けた取り組み
PHRサービス事業協会 サービス品質委員会 委員長 古屋 博隆

■ 話題提供 
調査から見えてきたヘルスケアサービスへの期待とAMEDが取り組む今後の研究開発支援
AMED 医療機器・ヘルスケア事業部 ヘルスケア研究開発課 主幹 阿野 泰久

■ 総合討議 調整中

ネットワーキング
(現地参加のみ)

医師・アカデミア、サービス事業者、利用者、行政の皆様が情報交換できる場を設定します。

【閉会挨拶】
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 医療機器・ヘルスケア事業部 部長 林 勇樹

お問い合わせ先

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宛先 医療機器・ヘルスケア事業部 ヘルスケア研究開発課 予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業 ヘルスケア社会実装基盤整備事業
住所 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル 23F
E-Mail yobo-kenko"AT"amed.go.jp ※”AT”は@に置き換えてください。

最終更新日 令和7年4月8日