イベント 第9回アフリカ開発会議(TICAD9)「アフリカにおけるAMEDの取り組み」を開催しました

開催報告

AMEDはアフリカを舞台とした研究開発を多く推進し、一国一地域だけで解決することが困難な地球規模保健課題の解決に取り組んでいます。このたび、第9回アフリカ開発会議(TICAD9) サイドイベント「アフリカにおけるAMEDの取り組み」を8月21日(木)にパシフィコ横浜で開催しました。
AMED主催のサイドイベント「アフリカにおけるAMEDの取り組み」では、文部科学省あべ大臣及び中釜理事長から開会挨拶があり、これまでAMEDが支援したアフリカ諸国と日本の国際共同研究の中から、いくつかの取り組みと成果について実施者から紹介しました。また、パネルディスカッションにおいては「切れ目のない連続的な支援および連携強化」と題して意見交換を行いました。

  • イベント会場(パシフィコ横浜)の様子
  • 文部科学省あべ大臣による開会挨拶
  • AMED中釜理事長による開会挨拶

発表 AMEDにおけるアフリカ研究課題の成果紹介

開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業
「アフリカの地方部・農村部における、予防可能・治療可能な眼底疾患の根絶を実現する眼科医療機器の開発」

清水 映輔 株式会社OUI(OUI Inc.) 代表取締役
株式会社OUI 清水映輔代表取締役
新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点研究領域)
「ネットワークコア拠点の設置にかかる研究開発及び支援機能」

武井貞治 国立健康危機管理研究機構 理事
国立健康危機管理研究機構 武井貞治理事
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム
「マラリアのない社会の持続を目指したコミュニティ主導型統合的戦略のための分野融合研究プロジェクト」

金子明 大阪公立大学 大阪国際感染症研究センター/大学院医学研究科 特任教授
大阪公立大学 大阪国際感染症研究センター/大学院医学研究科  金子明特任教授
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム
「アフリカにおけるウイルス性人獣共通感染症の疫学に関する研究」

高田礼人 北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所  教授
北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所  高田礼人教授

パネルディスカッション

「切れ目のない連続的な支援および連携強化」

(パネリストの画面左から)
久永幸博 AMED国際戦略推進部 部長
國井修 公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund) CEO 兼専務理事
山田智之 独立行政法人国際協力機構(JICA)ガバナンス・平和構築部STI・DX室 室長
小山有沙 ゲイツ財団(Gates Foundation) 日本統括

その他のイベント

8月19日に開催されたゲイツ財団(Gates Foundation)(以下、「ゲイツ財団」)主催のTICAD9関連イベント 「Innovation in Action: Harnessing Japan’s R&D Potential for Global Health」に中釜理事長が参加し、「AMED’s Leadership in Driving Innovation through Global Health R&D」のタイトルで講演するとともに、ゲイツ財団、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)等の機関とグローバルヘルス分野におけるAMEDの研究開発動向について意見交換を行いました。

さらに、同じく8月19日に開催された国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 主催の「日本アフリカ大学交流会議 2025」において、アフリカや日本の大学を対象にAMEDがアフリカと協力して実施している研究課題を紹介しました。

なお、AMEDは内閣官房健康・医療戦略室の主催したTICAD9公式テーマ別イベント「日・アフリカ共創で拓く健康と経済の未来:官民連携の最前線」について後援しました。

掲載日 令和7年9月19日

最終更新日 令和7年9月19日