その他お知らせ 国立研究開発法人国立成育医療研究センターにおける研究費の不正使用に対する措置の決定

その他お知らせ

当機構は、国立研究開発法人国立成育医療研究センターからの研究費の不正使用に関する調査結果の報告を踏まえ、以下のとおり、措置を実施することとしたので公表いたします。

1.国立成育医療研究センターの調査結果(不正使用の認定)

国立成育医療研究センターの調査結果(概要)は、以下のとおりです。

(1)認定された不正行為等の種類
研究費の不正使用
(2)不正使用に関与したと認定した者
立花良之 国立成育医療研究センターこころの診療部 元診療部長(1名)
(3)不正使用が行われた事業・研究課題
事業名:先進的医療機器・システム等技術開発事業
課題名:ICT・AIを活用した自閉スペクトラム症(ASD)児の悉皆的早期発見・診断システムと患者レジストリをもとにした「誰一人取り残さない」当事者支援及びオールジャパン体制によるASD研究コンソーシアムの構築(令和4年度)

2.措置の内容

(1)研究者に対する措置(競争的研究費の申請・参加資格制限)
当機構は、不正使用に関与したと認定された以下の者に対し、当機構が配分する競争的研究費等の申請・参加資格を次の期間制限することとし、この旨を当該者に通知しました。

措置の対象者:立花良之 国立成育医療研究センターこころの診療部 元診療部長
措置の期間:令和7年8月29日から令和12年3月31日まで
(2)研究機関に対する措置(研究費の返還)
当機構は、国立成育医療研究センターに対し、不正使用に関係する経費(直接経費及び間接経費)の返還並びに加算額の支払を求めることとし、この旨を国立成育医療研究センターへ通知しました。
  • 返還額:9,158,452円(直接経費及び間接経費)
  • 加算額:返還に係る研究費の受領の日から納付の日までの日数に応じ、年10.95%の割合で計算した額

3.再発防止策の徹底

当機構は、国立成育医療研究センターに対して、研究活動上の不正行為の防止のための改善措置及び再発防止策を確実に実施するよう要請しました。

4.お問い合わせ

日本医療研究開発機構(AMED)
研究公正・業務推進部 研究公正課
電話番号:050-5301-0271
E-mail:kouseisoudan“AT”amed.go.jp

E-mailは“AT”の部分を@に変えてください。

掲載日 令和7年8月29日

最終更新日 令和7年8月29日