事業に関するお知らせ 感染症治療薬・診断薬の研究開発に関わる情報提供依頼 (RFI: Request for Information)

事業に関するお知らせ

背景

現在AMEDでは、新型コロナウイルスの流行等を受けて策定された「ワクチン開発・生産体制強化戦略」(令和3年6月1日閣議決定)等に基づき、感染症有事においてワクチンの迅速な開発供給を可能にする体制の構築に向けた種々の事業を進めております。
今般、「第3期健康・医療戦略」(令和7年2月18日閣議決定)では感染症有事に備え、ワクチンのみならず、診断薬・治療薬等についても、平時からの体制整備や研究開発力強化等を進めるべきことが指摘されました。
これを受けて現在、「感染症協議会」(内閣府)、「感染症危機対応医薬品等の研究推進に関する有識者委員会」(文部科学省)及び「危機対応医薬品等に関する小委員会」(厚生労働省)において、ワクチンのみならず、感染症診断薬・治療薬の研究開発のあり方に関する議論が進められています。
こうした政府の動きを踏まえ、AMEDにおいては重点感染症を中心とした感染症にかかる治療薬や診断薬の研究開発支援の新たなあり方について検討しております。この検討における参考とするため、以下の情報を募集いたします。
なお、いただいたご意見は匿名化したうえで、政府・関係機関とも共有する場合がありますのであらかじめご承知おきください。

情報提供依頼の内容

感染症治療薬・診断薬の研究開発に関し、以下の分類に基づき情報提供をお願い致します。
なお、ご提供いただいた情報につきましては、個別の回答はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

治療薬

  1. 感染症治療薬のパイプラインを進めるための研究開発を実施する上で構造的な課題と、想定される対応策のアイデア(TPPを明確にした研究開発公募に参加する上での障壁およびそれを克服するためにFAに期待する支援など)に関する情報
  2. 重点感染症を含む広範な病原体に対する有効性など、画期的な有効性が非臨床試験や臨床試験で示唆されている医薬品シーズに関する情報
  3. その作用機序から重点感染症を含む広範な病原体に対する治療効果が期待できる、既知の医薬品に関する情報
    (例:これまで対象としていなかった重点感染症等の病原体に関してもリポジショニング等により、活用が期待される作用機序を有する医薬品シーズ) 
  4. 有事の際の治療薬の開発において、とられるべき技術的アプローチに関する情報(例:ドラッグリポジショニング、既存化合物ライブラリの活用、新規モダリティの転用)
  5. 有事に際して感染症治療薬を短期間かつ大量に製造・供給するための技術に関する情報(原材料、製造設備も含む)
  6. 非臨床POC取得などの前臨床段階以降の研究開発プロセスを迅速化するための技術に関する情報

診断薬

  1. 感染症診断薬の実用化を目指した研究開発を実施する上での構造的な課題と、想定される対応策のアイデア(TPPを明確にした研究開発公募に参加する上での障壁およびそれを克服するためにFAに期待する支援など)に関する情報
  2. 重点感染症等の診断を目的とした技術シーズに関する情報(臨床現場即時(POC)診断技術や、重症化リスクを評価可能なバイオマーカーの探索・診断技術等)
  3. 有事に際して診断薬を短期間かつ大量に製造・供給するための技術に関する情報(原材料、製造設備も含む)
  4. 感染症診断薬の開発プロセスを迅速化するための技術に関する情報

募集期間

令和7年10月17日(金)~11月28日(金) 17時00分

入力フォーム

下記のURLをクリックし、入力フォームに必要事項をご記入の上、「送信」ください。

URL:https://forms.office.com/r/CXGAMdVJH2

お問い合わせ先

国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 先進的研究開発戦略センター
先進的研究開発事業部 戦略企画課
E-mail: scarda-sd"at"amed.go.jp

※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。
※お問い合わせは必ずE-mailでお願いいたします。


 

感染症研究開発事業部
先進的研究開発戦略センター(SCARDA)先進的研究開発事業部

掲載日 令和7年10月17日

最終更新日 令和7年10月17日