プレスリリース 東北メディカル・メガバンク計画の研究デザインとその目的に関する論文を発表

平成28年7月5日プレスリリース

東北大学東北メディカル・メガバンク機構
岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構
国立研究開発法人日本医療研究開発機構

東北メディカル・メガバンク計画は、東北大学東北メディカル・メガバンク機構と岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構を実施機関として、平成25年より合計15万人規模の地域住民コホート調査および三世代コホート調査*1等を実施しています。今回、同計画の研究デザイン及びその目的を記載した論文が、科学雑誌Journal of Epidemiology誌電子版に掲載されました。

本論文は、同計画のコホート調査等の概要と目指す方向性を国内外の研究者が参照できるよう示したものです。なかでも7万人規模の家系付出生コホート調査は世界初であり、家系情報を関連させた分析により疾患要因の分析がより効率的になるとして期待されています。

論文概要

東北メディカル・メガバンク計画は、東日本大震災からの復興と、個別化予防・医療の実現を目指しています。本論文では、東北メディカル・メガバンク計画の目的、地域住民コホート調査と三世代コホート調査、そして地域子ども長期健康調査の研究デザイン(MRI検査を含む検査項目、調査対象、実施概要、対象疾患等)の詳細や参加者への調査結果の回付、参加者の年齢分布について述べ、調査でバイオバンク*2に集まる生体試料(DNAや血液、尿、臍帯血等)、健康情報、診療情報等の種類や試料の保存条件とLIMS等を用いた管理体制を解説しています。さらに平成32年度まで続く当計画のロードマップを示し、追跡調査のあらまし、ゲノム解析の方向性等データの解析戦略、倫理面での取り組みを示しています。

論文名 書誌情報

論文名: The Tohoku Medical Megabank Project: Design and Mission
雑誌名: Journal of Epidemiology (電子版にAdvance Publications として掲載)
論文題目邦訳:東北メディカル・メガバンク計画:デザインとミッション
http://doi.org/10.2188/jea.JE20150268

用語解説

*1.コホート調査:
ある特定の人々の集団を一定期間にわたって追跡し、生活習慣などの環境要因・遺伝的要因などと疾病の関係を解明するための調査のこと。
*2バイオバンク:
生体試料を収集・保管し、研究利用のために提供を行う。東北メディカル・メガバンク計画のバイオバンクは、コホート調査の参加者から血液・尿などの生体試料を集める。

参考

東北大学東北メディカル・メガバンク計画は、平成27年度より、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が本計画の研究支援担当機関の役割を果たしています。

お問い合わせ先

研究に関すること

東北大学東北メディカル・メガバンク機構
三世代コホート室
室長 栗山 進一(くりやま しんいち)
電話番号:022-717-8104

報道に関すること

東北大学東北メディカル・メガバンク機構
長神 風二(ながみ ふうじ)
影山 麻衣子(かげやま まいこ)
電話番号:022-717-7908
ファックス:022-717-7923
Eメール:f-nagami”AT”med.tohoku.ac.jp

岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構
遠藤 龍人(えんどう りゅうじん)
電話番号:019-651-5111 (5509)
ファックス:019-908-8021
Eメール:ryuendo”AT”iwate-med.ac.jp

AMED事業に関すること

国立研究開発法人日本医療研究開発機構
バイオバンク事業部
電話番号:03-6870-2228
Eメール:kiban-kenkyu”AT”amed.go.jp

※Eメールは上記アドレス”AT”の部分を@に変えてください。

最終更新日 平成28年7月5日