プレスリリース 医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)における令和6年度新規採択研究課題の決定
プレスリリース
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED、理事長 三島 良直)は、医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業として実施する地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS:Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development、サトレップス)(別紙1)において、感染症分野 研究領域「開発途上国のニーズを踏まえた感染症対策研究」で、令和6年度の新規採択研究課題2件を条件付き注1)にて決定しました(別紙2)。
SATREPSは、文部科学省と外務省の支援のもと、科学技術外交の強化を目的として、AMEDと国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、独立行政法人国際協力機構(JICA)が連携して実施するプログラムです。開発途上国のニーズを基に、地球規模課題を対象とし、社会実装の構想を有する国際共同研究を、政府開発援助(ODA)と連携して推進します。そして、地球規模課題解決及び科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術を獲得することや、これらを通じたイノベーションの創出を目的としています。また、その国際共同研究を通じて、開発途上国の自立的研究開発能力の向上と持続可能な開発目標(SDGs)などの課題解決を目指していけるよう、持続的な活動体制の構築を図ります。なお、SATREPSで対象とする分野のうち、環境・エネルギー分野、生物資源分野、防災分野はJSTとJICAの連携事業として実施されています注2)。
今回、感染症分野について研究提案の募集を令和5年8月22日から令和5年10月23日に行ったところ、合計15件の応募があり、いずれも相手国からODA要請がありました。これらについて、ODAの視点を含む評価項目(別紙3)に基づいて評価を行い、当プログラムの課題評価委員(別紙4)が、書面審査およびヒアリング審査を通じて選考を行いました。今後、契約などの準備が整い次第、支援を開始する予定です。インドとは、感染症分野において初めての国際共同研究となります(別紙5)。
- 注1)条件付き
- 今後は、外務省による相手国政府との実施にかかわる国際約束の締結、それに続くJICAによる相手国関係機関との実務協議を経た後、研究課題ごとに共同研究を開始します。しかし、相手国関係機関との実務協議の内容や相手国情勢などによっては、新規採択研究課題の取り消しも含め内容が変更となるなどの可能性もあるため、現時点では「条件付き」での採択としています。
- 注2)JST事業名称
- 国際科学技術共同研究推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム
添付資料
- (別紙1)地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS) の概要
- (別紙2)令和6年度 採択研究課題の概要
- (別紙3)審査の観点(事前評価項目)
- (別紙4)課題評価委員会委員
- (別紙5)平成20年~令和6年度 感染症分野採択課題の国別分布
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掲載日 令和6年4月18日
最終更新日 令和6年4月18日