革新的先端研究開発課 令和3年度 革新的先端研究開発支援事業(インキュベートタイプ:LEAP)中間評価結果について

中間評価の目的

革新的先端研究開発支援事業は、革新的な医薬品や医療機器、医療技術等を創出することを目的に、組織の枠を超えた時限的な研究体制を構築し、画期的シーズの創出・育成に向けた先端的研究開発を推進するとともに、有望な成果について研究を加速・深化します。本事業のうち、インキュベートタイプ(LEAP)は、ユニットタイプ(AMED-CREST)やソロタイプ(PRIME)等で創出された世界をリードする顕著な研究成果を加速的に発展させて、企業やベンチャーなどに研究開発の流れを継承することを目的としています。具体的には、世界をリードする顕著な研究成果について、プログラムマネージャー(PM)によるイノベーション指向の研究開発マネジメントにより、技術的成立性の証明・提示および適切な権利化を推進します。

LEAPでは、研究開発開始3年度目にあたる年度に、情勢の変化や研究開発の進捗状況等を把握し、これを基に適切な予算配分や研究開発課題の中断・中止を含めた研究開発計画の見直しの要否の確認等を行い、研究開発運営の改善と支援体制の改善に資することを目的として、中間評価の評価項目に関して書面審査及び面接審査を通じて中間評価を実施しています。

令和3年度においては、令和元年度に採択された課題の中間評価を実施しました。

課題評価委員会

書面審査:令和4年2月8日(火)~3月8日(火)
面接審査:令和4年3月24日(木)
課題評価委員:委員一覧

評価項目

  1. 研究開発進捗状況
    • 研究開発計画に対する進捗状況はどうか
  2. 研究開発成果
    • 成果が着実に得られているか
    • 成果は医療分野の進展に資するものであるか
    • 成果は新技術の創出に資するものであるか
    • 成果は社会的ニーズに対応するものであるか
    • 必要な知的財産の確保がなされているか
  3. 実施体制
    • 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されているか
    • 十分な連携体制が構築されているか
  4. 今後の見通し
    • 今後研究開発を進めていく上で問題点はないか
    • 問題点がある場合は、研究開発内容等の変更が必要か
    • その際にはどのように変更又は修正すべきか
    • 今後の研究開発計画は具体的で、明確な目標が設定されているか
  5. 事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目
    • PMは研究開発マネジメント活動を適切に行っているか
    • 国内外の研究者・機関等とのネットワーク形成に取組んでいるか
    • 研究開発期間終了後も研究を継続できる人材育成に取組んでいるか
    • 研究開発期間終了後に企業連携やベンチャー起業等への出口につながるように取組んでいるか
    • 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守しているか
    • 若手研究者のキャリアパス支援が図られているか
    • 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られているか
    • 計画の見直しが必要か
    • 中断・中止等の措置が必要か
  6. 総合評価
    1~5を勘案しつつ、これらと別に総合評価する。

対象課題及び評価結果

採択年度 研究開発課題名 機関名 研究開発代表者 役職 中間評価結果
令和元年度 メチニコフ創薬:AIMによる食細胞機構の医療応用実現化 東京大学大学院医学系研究科 宮崎 徹 教授 表示

掲載日 令和5年3月31日

最終更新日 令和5年3月31日