国際戦略推進部-国際企画課 『医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 Interstellar Initiative』の令和3年度終了課題 事後評価結果について

事後評価結果

医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業Interstellar Initiativeにおける事後評価結果(令和3年度終了課題)を公表します。

1.事後評価の目的

事後評価は、研究開発課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を評価し、今後の研究開発成果等の展開及び事業運営の改善に資することを目的として実施します。

2.対象課題

別紙1のとおり
(令和元年度・2年度採択者が実施した14課題、令和3年度採択者が実施した18課題)

3.評価タイムライン

令和元年度・2年度採択者が実施した14課題
書面評価 :令和4年10月7日~17日
評価委員会:令和4年11月7日

令和3年度採択者が実施した18課題
書面評価 :令和4年9月15日~10月3日
評価委員会:令和4年10月26日

4.課題評価委員

別紙2のとおり

5.評価項目

別紙3のとおり

6.総評

本事業は、次世代を担う日本の若手研究者が世界各国の若手研究者とネットワークを構築し、国際的かつ学際的な視点から医療分野の研究開発における革新的な新規シーズ創出、研究計画を立案することを目的としている。
事後評価の評価項目にそって評価を実施し、令和元年度、2年度採択者による課題のすべては、「予定通り進捗し成果が得られた」以上と評価された。令和3年度採択者による18課題中11課題は、「予定通り進捗し成果が得られた」以上とされ、一定の評価が得られた。
新型コロナウイルス感染症のため、自由に海外渡航できないなか、オンラインでのコミュニケーションを円滑に行い、適切な仮説を設定設定し、専門分野の異なるチームメンバーによる相乗効果が得られている場合は高く評価された。また、論文執筆、国際研究グラントへの応募にも挑戦しているチームも高く評価された。一方で、研究構想を検討する際に、専門分野の異なるチームメンバーの協力/貢献が見受けられなかった課題は、総じて評価が低かった。
一つのチームは、メンバーの専門性を活かした研究を積極的に推進し、全米医学アカデミー(NAM)のHealthy Longevity Grand Challengeを通じてJohnson & Johnson Innovationからのグラントを獲得したことが高く評価された。
上記をふまえ、Interstellar Initiative Beyond 公募により、発展が見込めるチーム等には、継続的に支援の機会を提供する。新型コロナウイルス感染症による渡航困難等については、オンラインでのコミュニケーションを円滑にする助言提供など検討したい。

最終更新日 令和6年5月31日