公募情報 若手あり 平成28年度 「次世代がん医療創生研究事業」に係る公募(2次公募)について

「平成28年(2016年)熊本地震」において被災した研究者・研究機関の方へ

現在、AMEDにおいて実施している研究開発課題の公募において、応募・申請に支障が生ずる場合には、個別に対応を検討いたします。検討を希望される方におかれましては、公募期間中に各事業の問合せ先までご相談ください。

※被災地域での救護等に従事する等の理由で、応募・申請に特段の影響が生じた場合もご相談いただけます。

基本情報

公募の段階 公募
開発フェーズ 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,治験,市販後,観察研究等,該当なし
分野 がんに対応した研究
公募締め切り 平成28年5月18日(水)
お問い合わせ先
日本医療研究開発機構 戦略推進部 がん研究課 次世代がん医療創生研究事業(2次公募) 担当
住所: 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目7番1号 読売新聞ビル
TEL: 03-6870-2221
E-mail: koubo-jisedai“AT”amed.go.jp
備考:
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。
※お問い合わせは必ずE-mailでお願いいたします。

公募内容

本公募要領に含まれる公募研究開発課題の概要は以下のとおりです。各公募研究開発課題の詳細は公募要領を参照ください。

①公募課題数等

種別 体制 研究期間 公募課題数 金額(千円)
(1課題あたり年間、間接経費含む)
標的探索研究タイプ ユニット型※1 2年度 15~25 20,000程度
若手育成枠※2 2年度 15~25 10,000程度
※1
研究開発代表者が必要に応じて研究開発分担者と研究を進めるものです。
※2
基礎・応用段階の研究に係る高度な知識と研究能力を有する人材育成を目的に、若手研究者(平成28年4月1日現在、満39歳以下)を対象として採択します。ただし、女性研究者の場合は、満45歳以下(平成28年4月1日現在)を対象とし、産前・産後休業及び育児休業を取得した者は、その日数を応募資格の制限日に加算することができます。

②標的探索研究タイプ

研究領域A:がんの発症・進展に関わる代謝産物やタンパク質相互作用に着目した新規治療法の研究(治療ターゲット)
公募する研究内容 体制・採択課題予定数

(ア)がんの代謝特性を標的にした治療法の開発

(イ)がん関連タンパク質の相互作用・転写後調節・翻訳後修飾を標的とした治療法の開発

(ウ)がんの分化異常を標的とした革新的治療法の開発

(エ)細胞周期及び染色体構造を標的とした治療法の開発

(オ)がんの細胞死誘導機構を利用した革新的治療法の開発

(カ)支持療法の開発を目指した腫瘍随伴症候群の原因の解明と治療法の開発

ユニット型3~5課題
若手育成枠3~5課題
研究領域B:がん生物学と異分野先端技術の融合による新規創薬システムの構築とそれによるがん根治療法の研究(異分野融合創薬システム)
公募する研究内容 体制・採択課題予定数

(ア)DDSや放射線治療等を含めた先端的創薬技術開発を応用した治療法の開発

(イ)異分野先端技術融合による画期的薬効評価システムの構築による治療法の開発

(ウ)がん微小環境のネットワーク撃滅を実現する標的分子群の同定に基づく治療法の開発

(エ)がん間質との相互作用等におけるタンパク質相互作用を標的とした治療法の開発

(オ)残存病変、転移・再発巣を制御する治療法の開発

ユニット型3~5課題

若手育成枠3~5課題

 

研究領域C:体内のがん細胞を取り巻く環境制御と免疫応答効率化への革新的・基盤的治療法の研究(免疫機能制御)
公募する研究内容 体制・採択課題予定数

(ア)がん細胞の遺伝子変異情報とがん組織の免疫環境情報を利用した患者個人の免疫反応に基づく効果予測診断法の確立

(イ)効率的なネオアンチゲンスクリーニング法の開発

(ウ)がん細胞と周辺組織の免疫環境解析を基軸とした特異的標的分子群の研究

(エ)免疫抑制の制御法や免疫賦活因子の探索とそれを標的とする治療法の開発

ユニット型3~5課題
若手育成枠3~5課題
研究領域D:患者に優しい高感度・高精度ながん診断法の研究(診断/バイオマーカー)
公募する研究内容 体制・採択課題予定数

(ア)がんの易罹患性・早期診断バイオマーカーの開発

(イ)抗がん剤等の副作用又は効果予測診断法の開発

(ウ)血中循環腫瘍細胞の捕捉と解析によるがん診断法の開発

(エ)がんの分子病態解明と分子イメージング技術を融合したがん診断法の開発

ユニット型3~5課題
若手育成枠3~5課題
研究領域E:がん細胞の不均一性等に対応した難治性がんの治療法の研究(がん多様性)
公募する研究内容 体制・採択課題予定数

(ア)がん細胞ゲノム、エピゲノムに蓄積する変異の不均一性の研究

(イ)家族性がんの原因・発症機構の研究

(ウ)がん細胞の特性理解に基づく新たながん克服法の開発

(エ)がん細胞と微小環境の相互作用の解明に基づく新たな治療標的の研究

(オ)がん細胞の不均一性等に対応した転移・再発・治療抵抗性がんの治療標的の研究

(カ)腫瘍内不均一性を生み出すがんの進化原理についての研究

ユニット型3~5課題
若手育成枠3~5課題

➂重複制限について

今回の2次公募では研究開発代表者として参画できる研究課題は1件のみですが、複数の研究開発課題に研究開発分担者として参画できます。重複の可否については下記の表を参照ください。

    ユニット型 (標的探索研究タイプ) 若手育成枠 (標的探索研究タイプ)
    研究開発代表者 研究開発分担者 研究開発代表者 研究開発分担者
ユニット型 (標的探索研究タイプ) 研究開発代表者 × ×
研究開発分担者
若手育成枠 (標的探索研究タイプ) 研究開発代表者 × ×
研究開発分担者
1次公募 サポート機関・技術支援 研究開発代表者 × × × ×
研究開発分担者 × ×
チーム型(応用研究タイプ) 研究開発代表者 × × × ×
研究開発分担者 × × × ×
ユニット型(応用研究タイプ) 研究開発代表者 × ×
研究開発分担者

1次公募に応募して採択された研究開発代表者は、今回の公募の研究開発代表者として応募することはできません。

事業概要

次世代がん医療創生研究事業は、次世代のがん医療の創生に向け、がんの生物学的特性の解明に迫る研究と、がん患者のデータに基づいた研究及びこれらの融合研究を推進することにより、革新的な治療薬や診断・予防のためのバイオマーカー等の開発・実用化を目的とした研究の加速化を目指します。

応募資格者

本事業の応募資格者は、一定の要件を満たす国内の研究機関等に所属し、応募に係る研究開発課題について、研究開発実施計画の策定や成果の取りまとめなどの責任を担う能力を有する研究者(「研究開発代表者」)とします。

公募期間

平成28年4月20日(水) ~ 平成28年5月18日(水)

応募方法

AMEDホームページより提案書類の様式等、必要な資料をダウンロードの上、公募要領に従って「研究開発提案書」等を作成の上、e-Radよりご提出ください。

詳細は公募要領「Ⅱ.応募に関する諸条件等、Ⅲ.公募・評価の実施方法、Ⅳ.研究開発提案書等の作成と注意」を参照ください。

提出書類

注)このほか、e-Radを用いたWeb上での入力が必要です。

様式名 提出方法(e-Radによる提出)
研究開発提案書 PDFファイル
サマリーシート※1 PDFファイル
動物実験等の実施に関する自己点検・評価結果(写し)※2 PDFファイル
※1
様式任意。詳細については、公募要領「Ⅻ.公募研究開発課題」「8.採択条件」をご参照ください。
※2
該当機関のみ。詳細については、公募要領「Ⅳ.研究開発提案書等の作成と注意」をご参照ください。

応募先

資料

掲載日 平成28年4月20日

最終更新日 平成28年4月20日