公募情報 平成28年度 「臨床研究等ICT基盤構築研究事業」の採択課題について
基本情報
公募の段階 | 採択 |
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開発フェーズ | 該当なし |
分野 | 健康・医療戦略の推進に必要となる研究開発 |
お問い合わせ先 |
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採択内容
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、平成28年度「臨床研究等ICT基盤構築研究事業」に係る採択課題を決定しました。
「平成28年度「臨床研究等ICT基盤構築研究事業」の実施内容
本事業では、我が国の臨床研究等ICT基盤構築に向けて、デジタルデータ収集・利活用事業の組成を加速し、世界最先端の臨床研究基盤の構築を加速することを目標とします。
健康・医療分野(健康・医療・介護・福祉分野を含むものとする。以下同じ。)の大規模データ(以下「データ」という。)の分析結果の活用は、医療の質向上・均てん化・診療支援、及び日本発の医療技術の臨床開発に必要なエビデンスを提供することが期待されています。
そのため、DPC、NDBなどの既存の医療等データベースや、SS-MIX2などに格納された電子カルテ情報などからマッピングした標準形式の情報を、医療の質向上・均てん化・診療支援の基盤として活用するとともに、臨床研究等の基盤としても活用する、恒常的な仕組みを構築するための研究を行う必要があります。健康・医療戦略推進本部の下に設けられた次世代医療ICT基盤協議会で示されているように、2020年までに医療等IDの導入等を踏まえて、自立運営できる大規模データ収集利活用機関を作り、臨床研究の効率化による医薬品、医療技術等の臨床開発の促進や医療の質の向上、医療費の適正化等に資する環境の整備や仕組みの構築に必要な技術を開発するため、本公募では、採択が必要と考えたテーマ[(1)~(6)]について公募を行いました。
(1)SS-MIX2規格による大規模診療データの収集と利活用に関する研究(2)SS-MIX2規格の診療情報を中心とした診療所からの大規模診療データの収集と利活用に関する研究
(3)疾患・目的別データベースの共通プラットフォームの構築
(4)医薬品の安全性評価のためのデータベースの高度化等に関する研究
(5)CDISC標準の利用による診療情報入力を省力化する臨床研究エコシステムの構築
(6)医療等データを、臨床現場において、有効に活用する技術に関する調査研究
採択課題(7件)
課題評価委員会において厳正な審査を行い、下記の通り決定致しました。
研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 職名 |
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SS-MIX2 を基礎とした大規模診療データの収集と利活用に関する研究 | 一般財団法人 医療情報システム開発センター | 山本 隆一 | 理事長 |
研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 職名 |
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SS-MIX2規格の診療情報を中心とした生涯保健情報統合基盤の構築と利活用に関する研究 | 公益社団法人 日本医師会 | 石川 広己 | 常任理事 |
研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 職名 |
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既存の診療情報と一体的に運用可能な症例登録システムの構築とアウトカム指標等の分析・利活用に関する研究 | 山口大学 | 石田 博 | 教授 |
医療の質向上を目的とした臨床データベースの共通プラットフォームの構築 | 慶應義塾大学 | 宮田 裕章 | 教授 |
研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 職名 |
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医薬品の安全性評価のためのデータベースの高度化等に関する研究 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 | 宇山 佳明 | 室長 |
研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 職名 |
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電子カルテシステムを基盤とするCDISC 標準での効率的臨床研究データ収集システムネットワークの構築とその有効性の検証 | 大阪大学 医学部附属病院 | 野口 眞三郎 | 病院長 |
研究開発課題名 | 機関名 | 研究開発代表者 | 職名 |
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医療等データの利活用技術に関する調査研究 | 日本電気株式会社 | 上條 憲一 | シニアエキスパート |
掲載日 平成29年10月14日
最終更新日 平成28年10月14日