革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)「脳神経回路の形成・動作原理の解明と制御技術の創出」研究開発領域(プログラムスーパーバイザー:小澤瀞司 高崎健康福祉大学 健康福祉学部 教授)では、領域の最終公開シンポジウムを開催いたします。
平成21年度に領域が発足し、本年度をもって終了しますが、この間公募により採択された19のチームが、脳を構成する神経回路がどのように作られ、どのように動作することにより脳という極めて全体性の高い情報処理システムを作り上げているのかを解明し、さらに脳神経回路の形成と動作を制御する革新的な技術を開発することにより、精神・神経疾患の診断・治療法の創出に貢献することを目指して、研究を進めてきました。
今回の最終公開シンポジウムでは、「神経回路形成の分子機構」、「随意運動の発動と制御の神経回路メカニズム」、「シナプス可塑性制御と記憶の神経回路メカニズム」および「神経障害にともなう神経回路再編と機能修復」を大テーマとして、8つの研究チームによる成果を報告します。この分野に関心をお持ちの多数の皆様にご参加いただき、脳神経回路研究の最先端をご理解いただくとともに、活発なご議論やご助言を賜り、本領域の今後のさらなる発展につなげたいと願っております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
※本領域は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST)において平成26年度まで推進され、平成27年度より国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が承継しているものです。
※本シンポジウムは、ライフサイエンス・医療研究に従事されている方々から脳の仕組みに興味のある一般の方々まで広く対象にしております。