イベント 令和7年10月30日/ 令和7年11月27日 令和7年度 研究公正セミナー「研究データ管理の観点から、研究の信頼性を高めよう!」開催のお知らせ

開催案内

開催概要

何となく自己流でデータの処理を行い後に適切な処理ではなかったと気づく、あるいは後日自身のデータが再現できずに困ってしまう。そのような経験をしたことはありませんか?
日々の研究活動で生み出される研究データをしっかり管理することは研究活動の基本であり、データの信頼性・研究の公正性を担保しています。データ管理の適切な実施が研究そのものの品質向上にもつながります。
本セミナーは、研究データに関する21世紀に入ってからの中長期的な流れと、この数年急速に議論されているオープンサイエンスと、両方の観点から研究データ管理の原則を再度見直すことを目的としています。研究活動を始めたばかりの方にも是非受講していただきたいイベントです。

セミナー開催案内
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名称

令和7年度 研究公正セミナー「研究データ管理の観点から、研究の信頼性を高めよう!」

会期

第1回(東京)
令和7年10月30日(木)13時30分~17時00分 

会場:大手町三井カンファレンス Room8 (東京都千代田区大手町1丁目2番1号 Otemachi One 三井物産ビル4F)
会場アクセス

第2回(大阪)
令和7年11月27日(木)13時30分~17時00分

会場:コングレスクエア グラングリーン大阪(パークホール2)
(大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 南館4階)
会場アクセス

※ オンライン参加も可能
※ 各回の内容は同じです

対象

  • 研究データを取り扱う研究者
  • 研究データの管理に関する教育等を行う方(教員、事務局等)
  • 研究データのシステム基盤整備等を行う方(研究機関、民間企業)
  • 研究公正活動に関心のある方(大学院生の方も可)

※年齢を問わず広く研究者等を対象としていますが、将来を担う若手研究者等の積極的な参加を期待します。

定員

各回会場100名、オンライン300名(ハイブリッド形式)
※ 先着順に受付、定員に達し次第、受付を終了します

参加費

無料

参加申し込み

参加ご希望の方は、以下のボタンをクリックして、お申し込みください。

第1回(東京)令和7年10月30日(木) お申し込みフォーム

第2回(大阪)令和7年11月27日(木) お申し込みフォーム

主催

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究公正・業務推進部

プログラム

講演1「研究データの”信頼性”とは、そしてそれを”管理する”とは」
飯室 聡(国際医療福祉大学 教授)

講演2「実験科学における研究の信頼性を考える」
田中 智之(京都薬科大学 教授)

講演3「オープンサイエンス時代のデータ管理教育 -学生には何を求めるべきか-」
岡林 浩嗣(筑波大学 准教授)

講演4「研究データの公正性と信頼性を支える GakuNin RDM の戦略」
込山 悠介(国立情報学研究所 准教授)

意見交換会 (現地参加者のみ)

開催趣旨

何となく自己流でデータの処理を行い後に適切な処理ではなかったと気づく、あるいは後日自身のデータが再現できずに困ってしまう。そのような経験をしたことはありませんか?

日々の研究活動で生み出される研究データをしっかり管理することは、もちろん研究活動の基本です。それがデータの信頼性・研究の公正性を担保しています。それだけではなく、データ管理の適切な実施が研究そのものの品質向上にもつながります。

これまで研究データの信頼性を担保してきたのは紙の実験ノートでした。21世紀に入ってからの実験環境の急速なデジタル化は、実験ノートの役割を大きく変えてしまう可能性をはらんでいます。デジタル化は一方では大量発生するデータの管理を可能にしますが、他方で適切な教育を受けずに使えばたちまちデータの波にのまれてしまうことにもなります。それは例えば、研究で発生する画像データの不適切な処理や、データの不適切な書き換えなどの事例を見れば明らかです。もちろんデジタル環境をうまく活かしてデータ管理を実施している研究者も数多くいらっしゃいます。

研究環境のデジタル化は、長年培われていた信頼性確保ための仕組み・文化を大きく変容させ、新しいデータ管理のあり方を確立する必要性を我々に突き付けているのです。では、研究者はそれにどのように取り組めばいいでしょうか。

一方、近年オープンサイエンスが大きく進展する中で、研究データの信頼性を担保しつつ研究者のデータ管理・利活用を促進するための基盤整備も進んでいます。研究データの公正性は、自身の研究活動の根幹であると同時に、人類の共通遺産としての土台にもなったと言っても過言ではないでしょう。

本セミナーは、研究データに関する21世紀に入ってからの中長期的な流れと、この数年急速に議論されているオープンサイエンスと、両方の観点から研究データ管理の原則を再度見直すことを目的としています。研究活動を始めたばかりの方にも是非受講していただきたいイベントです。

12月・1月(予定)には、研究データの管理についてのワークショップも開催する予定です。実際に研究者やラボ(研究室)単位で、どのような課題があり、どのように対応していくべきか等について、本セミナーの内容も踏まえ、掘り下げて議論する予定ですので、是非、併せて受講していただければ幸いです。

お問い合わせ先

宛先 受注会社:株式会社プロセスユニーク
E-Mail datakanri”AT”p-unique.co.jp
備考
※E-mailはアドレス”AT”の部分を@に変えてください。

最終更新日 令和7年9月12日