その他お知らせ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の医薬品開発におけるAMEDと日本製薬工業協会の連携強化について

令和2年3月27日

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する状況は、世界的にも喫緊に取り組むべき大きな課題となっています。このたび、AMEDと日本製薬工業協会(以下、製薬協)は、「COVID-19に対抗しうる医薬品を最速で準備する」ため、日本の製薬企業を含む産学官の連携を強化し互いに協力して、オールジャパンとして以下の3つのCOVID-19対策に取り組むことを確認しました。

  1. ①低分子化合物の提供(ドラッグ・リポジショニング)
  2. ②BSL-3施設を用いたワクチン開発について      
  3. ③中和抗体医薬品の研究開発について
①低分子化合物の提供(ドラッグ・リポジショニング)
  • 既存薬の薬効を別の疾患に利用することをドラッグ・リポジショニングと呼び、有効な既存薬を供給することができれば、感染者、罹患者の増大を食い止められる可能性があります。すでに製薬各社では厚労省や国立感染症研究所からの依頼に基づき、原薬提供の協力を行っています。
  • このような中、AMED-BINDS事業で行っているインシリコスクリーニングにより良好な活性が認められる化合物について、今後、製薬協加盟各社の持つ化合物原薬を提供していただくなどの連携を確認しています。
②BSL-3施設を用いたワクチン開発について
  • ワクチン開発には安全に生きたウイルスを扱うことの出来る実験施設(バイオセーフティーレベル3 BSL-3施設)が必要になります。
  • 実際にウイルスを使って、国内にあるBSL-3施設で実験、ワクチン開発を進めることについて、製薬企業1社よりすでに興味を頂いています。
③中和抗体医薬品の研究開発について
  • COVID-19に罹患した患者さんの血液中にある抗体を有効利用し、病気に対する中和抗体医薬品が開発できれば、疾患治療への有効な手段となりえます。
  • 現在AMEDファンドにおいて、COVID-19感染者の血液検体を収集していますが、製薬協を通じ会員各社に打診頂いた結果、COVID-19感染者の血液検体を用いた血漿分画製剤となる中和抗体医薬品に取り組む意向のある会員企業が3社あることがわかりました。

AMEDと製薬協が連携して、これらの事項において、AMEDに相談窓口を設置するなどの対応を行いつつ、COVID-19対策を進めてまいります。 

最終更新日 令和2年3月27日