事業に関するお知らせ 「創薬支援推進事業―産学連携による次世代創薬AI開発―」製薬企業から16社が参加し本格始動

事業に関するお知らせ

AMED 創薬総合支援事業(創薬ブースター)は、創薬事業部創薬企画・評価課(iD3) が実施する創薬支援推進事業の中核事業であり、アカデミア発創薬シーズの実用化加速・支援を行っています。
また、iD3では、創薬ブースターの効率化と、企業における創薬研究の効率的な新規化合物創出を目的として、令和2年8月より「産学連携による次世代創薬AI開発(DAIIA:Development of a Next-generation Drug Discovery AI through Industry-academia Collaboration)」(研究代表者:理化学研究所・本間光貴)事業を開始しています。DAIIAでは、産学の保有する生体分子群と化合物群の結合親和性データや企業の創薬化学者が持つ構造最適化に関する経験知データ等、創薬研究における多面的で膨大なデータを広く集約することで、産学それぞれの創薬現場で真に利活用される化合物設計AIの開発を進めています。

今般、日本製薬工業協会・研究開発委員会加盟の企業に本事業への参加を呼びかけ、令和2年12月初旬までに16社の製薬企業から賛同が得られ、第1回連携協議会を12月22日に開催致しました。令和3年度から企業からのデータ提供やAI開発等、産学連携を本格稼働すると共に、令和4年度まで更なる製薬企業の参加呼びかけを継続し、受入れていきます。

AMED iD3は今後も引き続きアカデミア創薬支援に取り組んでいきます。また、DAIIAを通じて、実用的かつ包括的な創薬AIプラットフォームの構築を進めると共に、産学のオープンイノベーションが活発化され、画期的な新薬が創出されることを期待しています。

産学連携による次世代創薬AI開発(DAIIA)のフロー図

DAIIAに関するお問い合わせは(E-mail:id3daiia”AT”amed.go.jp ※E-mailは“AT”の部分を@に変えてください)にお願いします。

掲載日 令和3年1月29日

最終更新日 令和3年1月29日