プレスリリース 医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)における平成29年度新規採択課題の決定

プレスリリース

国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED、理事長 末松 誠)は、医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業として実施する地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS:Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development、サトレップス)感染症分野 研究領域「開発途上国のニーズを踏まえた感染症対策研究」における平成29年度新規採択研究課題2件を条件付き(注1)にて決定しました。(別紙1

SATREPSは、文部科学省と外務省の支援のもと科学技術外交の強化を目的としてAMEDと独立行政法人国際協力機構(JICA)が連携して実施するプログラムです。開発途上国のニーズを基に、地球規模課題を対象とし、社会実装の構想を有する国際共同研究を政府開発援助(ODA)と連携して推進します。本プログラムでは、地球規模課題の解決及び科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術を獲得することやこれらを通じたイノベーションの創出を目的としています。また、その国際共同研究を通じて開発途上国の自立的研究開発能力の向上と持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)などの課題解決に資する持続的活動体制の構築を図ります。

今回、感染症分野について研究提案の募集(平成28年9月13日~10月31日)を行いました。ODA協力要請書が提出された19件の申請課題について、当プログラムの課題評価委員会で定めた事前評価項目(別紙2)に基づき課題評価委員(別紙3)が書面審査とヒアリング審査を行い、2件の研究課題を決定しました。今後、契約などの準備が整い次第、支援を開始する予定です。

なお、SATREPSで対象とする分野のうち、環境・エネルギー分野、生物資源分野、防災分野は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)とJICAの連携事業として実施されています(注2)

(注1)条件付き
決定された研究課題は、外務省による相手国政府との実施にかかわる国際約束の締結、それに続くJICAによる相手国関係機関との実務協議を経た後、研究課題ごとに共同研究を開始する予定です。しかし、相手国関係機関との実務協議の内容や相手国情勢などによっては、新規採択研究課題の取り消しも含め内容が変更となるなどの可能性もあるため、現時点では「条件付き」での採択としています。
(注2)

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E-mail:contact”AT”amed.go.jp

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添付資料

掲載日 平成29年5月11日

最終更新日 平成29年5月11日