プレスリリース 令和2年度 第2回医療分野の研究開発関連の調整費の配分について
プレスリリース
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
健康・医療戦略推進本部(第31回、令和2年8月26日)における「令和2年度 第2回医療分野の研究開発関連の調整費の実行計画」の決定を受け、日本医療研究開発機構(AMED)として、その具体的内容について、別紙のとおり取りまとめましたので、お知らせします。
医療分野の研究開発関連の調整費とは
医療分野の研究開発について、研究の進捗状況や新規に募集する研究の内容などを踏まえた予算配分を各省の枠にとらわれず、機動的かつ効率的に行うための経費です。
令和2年度第2回調整費に係る配分について
医療分野の研究開発関連の調整費は、「医療分野の研究開発関連の調整費に関する配分方針」(平成26年6月10日 健康・医療戦略推進本部決定)に沿って、当機構の理事長の提案に基づき、今般、健康・医療戦略推進本部会合において、令和2年度第2回配分額95.5億円が決定されました。
令和2年度第2回の主な配分は以下です。
- (1)新型コロナウイルス感染症対策のための研究開発の推進
- ①新型コロナウイルス感染症対策のための支援の充実
- COVID-19治療薬早期実用化のための環境整備
- 診断・治療・予防に資する実証・改良研究や機器・システムの評価に資する環境整備
- ②AI等新技術導入による研究の加速
- スーパーコンピューター「富岳」の計算結果を活用するためのCOVID-19感染症治療薬探索・評価基盤の整備
- 電子化による効率的なコホート調査及び回付を目指したアプリ・システムの構築
- ③ニューノーマルへの対応
- 遠隔対応型の精神医療とメンタルヘルスケアの基盤システム開発・検証及び実用化促進
- With・postコロナ時代の精神神経疾患サステナブル遠隔臨床研究システム
- (2)6つの統合プロジェクト(疾患関連研究を含む)に関連する研究開発の推進
- ①医薬品プロジェクト
- 目的外変異のないゲノム編集法開発
- 中枢移行性ヘテロ核酸の開発
- ② 医療機器・ヘルスケアプロジェクト
- 生体分子の超高感度センシング技術の開発
- ③ 再生・細胞医療・遺伝子治療プロジェクト
- 新規がん免疫細胞療法による難治性がんに対する治験
- ④ ゲノム・データ基盤プロジェクト
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)克服のための治療開発研究
- ⑤ 疾患基礎研究プロジェクト
- 「心」と「体」をつなぐ脳神経回路のメカニズムの解明
- 大動脈病変の指標となるバイオマーカーの開発
- ⑥ シーズ開発・研究基盤プロジェクト
- 新規消毒剤を用いた安価で簡便な感染制御法の確立
- (3)異分野等との横断的・連携的取組の推進
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- 多彩な解析情報を得る機能的NMRの生組織への展開と生体の所望部位を可視化するMRIの開発
- RNA製品の品質・安全性評価法の確立
参考・令和2年度第2回調整費の決定に関連する会議
お問い合わせ先
調整費に関するお問い合わせ先
日本医療研究開発機構 経営企画部 経営企画課
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1
Tel:03-6870-2205
E-mail:soukatsu"AT"amed.go.jp
報道に関するお問い合わせ先
日本医療研究開発機構 経営企画部 評価・広報課
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1
Tel:03-6870-2245
E-mail:contact"AT"amed.go.jp
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。
掲載日 令和2年8月27日
最終更新日 令和2年8月27日