プレスリリース (別紙1)令和4年度 採択研究課題の概要
プレスリリース
研究課題名 | 革新的技術を活用したマラリア及び顧みられない寄生虫症の制圧と排除に関する研究開発 | 貢献する主なSDGs | |
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研究代表者名 (所属機関・役職) |
石上 盛敏 (国立国際医療研究センター・室長) |
研究期間 | 5年間 |
相手国名 | ラオス人民民主共和国 | 主要相手国研究機関 | ラオス国立パスツール研究所(IPL) |
研究課題の概要 | |||
ラオスでは現地の検査方法では診断できないマラリア、淡水魚の生食によって感染するタイ肝吸虫症、メコン川に入ることで感染するメコン住血吸虫症などの寄生虫症が、医療施設から遠い僻地の村で流行しており、公衆衛生上の問題だけでなく経済発展の妨げになっている。そこで本プロジェクトでは国立国際医療研究センター(NCGM)とラオス国立パスツール研究所(IPL)が中心となり、これら寄生虫症の診断技術とサーベイランス能力の向上、パルス電流により魚に寄生するタイ肝吸虫を殺して生で食べられる安全な魚を提供する技術の研究開発、僻地に暮らす少数民族への健康教育などを実施し、SDGsの目標の一つ「すべての人に健康と福祉を」の達成に貢献する。 |
研究課題名 | 住血吸虫症の制圧・排除へ向けた統合的研究開発 | 貢献する主なSDGs | |
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研究代表者名 (所属機関・役職) |
濱野 真二郎 (長崎大学・教授) |
研究期間 | 5年間 |
相手国名 | ケニア共和国 | 主要相手国研究機関 | ケニア中央医学研究所(KEMRI) マセノ大学 対象カウンティ(ホマ・ベイ郡とキスム郡)政府 保健局 |
研究課題の概要 | |||
住血吸虫症は世界で2億3千万人が罹患する「顧みられない熱帯病」であり、SDGsや日本政府の国際保健外交戦略で重視される地球規模課題である。淡水産巻貝から遊出した幼虫は皮膚から侵入し慢性感染に至る。有効なワクチンはなく、対策には集団薬剤投与、ヒトを含む感染伝播状況のモニタリング、住民啓発などが不可欠であるが、途上国ではエリミネーション(排除)へ向けた対策モデルの構築は進んでいない。本研究はケニアの流行地域で、高感度モニタリング法と水環境の感染リスクアセスメント法の研究開発、住民啓発を包括的に推進することで集団薬剤投与を基軸とする国家標準対策モデルを作り、アフリカでの地域制圧へ寄与するものである。さらにプラジカンテルしか薬剤のない現状を踏まえ、新規薬剤の開発を積極的に試みる。 |
※研究課題の並びは、研究代表者名の五十音順です。
掲載日 令和4年5月19日
最終更新日 令和4年5月19日