成果情報 小川誠司 京都大学教授が「2017年度 武田医学賞」を受賞

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AMEDで支援中の研究者、京都大学 小川誠司教授が「2017年度 武田医学賞」を受賞されました。

この賞は、医学界で顕著な業績を挙げ、医学ならびに医療に優れた貢献を果たされた学者・研究者に贈呈されるものです。

小川誠司教授の受賞は、統合的なゲノム解析により成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)の遺伝子変異の全体像を一挙に解明し、ATLの病態解明に顕著な貢献を果たしたこと、および、同解析から見いだされた PD-L1 遺伝子の3’-UTRの構造異常が、悪性リンパ腫や胃がんを含む様々な癌種でも認められ、がんの免疫回避を来す重要なメカニズムとなっていることを明らかにしたことが評価されたものです。

授賞式は、平成29年11月13日(月)、ホテルオークラ東京にて執り行われます。

小川誠司教授は、AMEDの革新的がん医療実用化研究事業、次世代がん医療創生研究事業、医療分野研究成果展開事業、医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(戦略的国際共同研究プログラム SICORP)等の支援を受け、ATL、骨髄異形成症候群(MDS)、悪性リンパ腫等、造血器腫瘍の統合的なゲノム・エピゲノム解析を通した病態解明、治療標的およびマーカーの探索に取り組んでいます。

掲載日 平成29年10月26日

最終更新日 平成29年10月26日