疾患基礎研究課 革新的がん医療実用化研究事業

基本情報

分野 医薬品プロジェクト,医療機器・ヘルスケアプロジェクト,再生・細胞医療・遺伝子治療プロジェクト,ゲノム・データ基盤プロジェクト,疾患基礎研究プロジェクト,がん
開発フェーズ 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,治験,市販後,観察研究等,該当なし
お問い合わせ先
革新的がん医療実用化研究事業事務局(データ利活用・ライフコース研究開発事業部 ライフコース研究開発課、創薬事業部 疾患医薬品研究開発課、再生・細胞医療・遺伝子治療事業部 遺伝子治療研究開発課)
TEL: 03-6870-2221(データ利活用・ライフコース研究開発事業部 ライフコース研究開発課)
E-mail: kakushingan”AT”amed.go.jp
備考:

※Emailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

概要

がん研究については「第4期がん対策推進基本計画」(令和5年3月閣議決定)※1に基づく新たながん研究戦略として内閣府、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の4大臣確認のもと、令和5年12月に「がん研究10か年戦略(第5次)」※2が策定されました。今後のがん研究は、本戦略をふまえ、がん患者を含む全ての国民と協働した研究を総合的かつ計画的に推進することにより、「がん予防」、「がん医療」及び「がんとの共生」の各分野のより一層の充実を実現し、がん対策推進基本計画の全体目標(「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す」)を達成することを目指します。 
革新的がん医療実用化研究事業では、基礎領域の研究成果を確実に医療現場に届けるため、 非臨床領域の後半から臨床領域を中心として、予防・早期発見、診断・治療等、がん医療の実用化をめざした研究を推進します。

※1 がん対策推進基本計画(厚生労働省)
※2 がん研究10か年戦略(第5次)について(厚生労働省)

本事業では「がん研究10か年戦略(第5次)」で掲げられている具体的研究事項を踏まえた5つの研究領域(Field)と、全ゲノム解析等に係る領域について、がん研究を推進していきます。

​【Field1】がんの予防に関する研究

  • 個人に最適化された予防に資する発がんリスクの層別化・個別化に関する研究
  • 予防介入を目的とするエビデンスの蓄積
  • 多層なデータの統合解析を踏まえた発がんリスク予測に関する研究
  • 新たな検診手法の開発・実用化に関する研究

【Field2】がんの診断・治療技術開発に関する研究

  • リキッドバイオプシー等の簡便な手法による早期発見、早期診断のための新規技術開発
  • 個別化医療の推進に資するAI 等の新たな科学技術を活用した診断技術の開発
  • 診断精度の向上に資する画像診断・イメージング技術に関する研究
  • 患者に優しい低侵襲治療・検査のための新規技術開発

【Field3】がんの新規薬剤・治療法の開発に関する研究

  • アンメットメディカルニーズに応える新規薬剤・治療法の研究開発
  • 新規薬剤・治療法の開発に資するリバーストランスレーショナルリサーチ
  • 個別化医療の推進に資する新規薬剤・治療法の研究開発
  • ドラッグラグ・ドラッグロスの解消につながる未承認薬・適応外薬の実用化に向けた研究開発
  • 免疫細胞療法、ウイルス療法、遺伝子治療など再生医療等製品の新規治療法の開発

【Field4】がんの標準治療の確立、ライフステージに応じたがん治療に関する研究

  • 新規治療法を確立するための臨床試験
  • 標準治療の最適化(最適な投与順序・投与期間・投与量等)を目的とする臨床試験
  • 支持療法および緩和ケアにおけるアンメットメディカルニーズに応じた標準治療確立
  • 小児がん・AYA 世代のがん、高齢者のがんなど、ライフステージに応じた新たな標準治療の開発
  • 希少がん、難治性がん等のがんの特性に着目した新たな標準治療の開発

【Field5】がんの克服を目指した分野横断的な研究

【がん全ゲノムプログラム】全ゲノム解析等実行計画の推進にかかる研究

  • がん領域における全ゲノム解析等の臨床的有用性に関する研究
  • がん全ゲノム解析等の患者還元の拡大および創薬や治療法等の創出をめざした研究
  • 全ゲノム配列データおよび臨床情報等の収集と解析に基づく創薬等のイノベーションの創出をめざした研究
  • がん全ゲノム解析等におけるゲノム情報および臨床情報等の情報基盤に関する研究

本事業内には、研究課題の進捗管理に関するサポート、研究に有用な各種情報や専門知識等の支援をおこなう独自のサポート機関が設置されています。
【革新的がん研究支援室(PRIMO)】

公募情報

もっと見る

ニュース

AMEDが支援する課題の研究成果として各研究機関が発表した資料は、2025(令和7)年 成果情報一覧をご覧ください。

もっと見る

運営体制

PS、PO

プログラム・スーパーバイザー(PS)

直江 知樹 (名古屋医療センター 名誉院長)

プログラム・オフィサー(PO)

赤堀 眞  (株式会社アイクロス)
大津 敦  (がん研究会 研究本部 本部長/がんプレシジョン医療研究センター 所長/一般社団法人がん医療創生機構 理事長/国立がん研究センター東病院 名誉院長)
佐伯 俊昭 (埼玉医科大学国際医療センター 病院長)
佐野 武  (がん研究会有明病院 病院長)
竹内 雅博 (三井不動産株式会社 参事)
田中 純子 (広島大学 理事・副学長)
永田 靖  (中国労災病院 部長)
古瀬 純司 (神奈川県立がんセンター 総長)
堀部 敬三 (名古屋医療センター 上席研究員)
間野 博行 (国立がん研究センター 理事長)
光冨 徹哉 (和泉市立総合医療センター 総長)
米田 悦啓 (阪大微生物病研究会 理事長)

※50音順

研究成果報告書

研究成果報告書につきましては、下記リンクをご覧ください。
なお、平成29年度以降は、AMEDfind(AMED研究開発課題データベース)よりご参照ください。

評価結果

がん領域 研究成果

AMEDがん研究の歩み「成果と展望」(令和6年3月)

革新的がん医療実用化研究事業および次世代がん医療加速化研究事業の成果についてご紹介します。(一部他事業との合同成果も含みます)
資料内の各タイトルをクリックすると、成果の詳細をご確認いただけます。

アウトリーチ活動

革新的がん医療実用化研究事業・次世代がん医療加速化研究事業で行っているアウトリーチ活動についてご紹介します。
過去に開催した成果発表会やシンポジウムの当日の模様はAMED YouTubeチャンネルにてご覧いただけます。
下記リンクから、是非ご視聴ください。

関連調査報告書

最終更新日 令和7年4月22日