医療技術研究開発課 移植医療技術開発研究事業

基本情報

分野 ゲノム・データ基盤プロジェクト,その他の疾患
開発フェーズ 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,治験,市販後,観察研究等,該当なし
お問い合わせ先
ゲノム・データ基盤事業部 医療技術研究開発課
TEL: 03-6870-2221
E-mail: medical-arts“AT”amed.go.jp
備考:
※お問い合わせは基本的にE-mailでお願い致します。
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

概要

移植医療は、患者にとって根治を目指すための重要な治療法ですが、その一方で、ドナーの善意に基づいた医療であり、その意思を最大限尊重する必要があるという特殊な面を併せ持ちます。そのため、良好な治療成績を目指すとともに、患者・ドナー双方の安全性確保のための方策や限られたドナーソース(提供される造血幹細胞、臓器、組織)を有効に活用するための新たな治療法の開発などへの取り組みが重要です。また、臓器移植については「臓器の移植に関する法律」、造血幹細胞移植については「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」により安全で公平な医療も求められています。これらを踏まえた上で、本事業では移植患者の治療成績向上に資する、原疾患や合併症に対する検査や治療の最適化及び開発のための研究を推進します。

事業の現状

臓器・組織移植分野では、脳死下での臓器提供数は年々増加していますが、移植希望者数と比較して十分ではなく、限られたドナーソースを有効に用いることでより多くの臓器提供につなげる必要があります。また、術後早期から長期にわたる移植関連合併症や移植片廃絶が未だ課題としてあげられます。造血幹細胞移植分野では、医療技術の進歩により予後が改善していますが、感染症、移植片対宿主病等の移植関連合併症や移植後再発の課題は依然として残っています。また、生存している患者についても、移植後合併症のためQOLが低下する等の問題があります。

事業の方向性

臓器移植、組織移植及び造血幹細胞移植について、安全かつ長期的に良好な成績が期待できる標準的治療の改良、および新規治療の開発に資する研究を推進します。

事業の目標

提供者の意思を最大限尊重するための効果的かつ安全な臓器移植や、造血細胞移植に関する研究成果の普及等、国や関係者が関連法令に基づく取組を着実に進めることを目標とします。

公募情報

ニュース

AMEDが支援する課題の研究成果として各研究機関が発表した資料は、2024(令和6)年 成果情報一覧をご覧ください。

もっと見る

実施機関

AMED研究開発課題データベース「AMEDfind」で検索・閲覧いただけます。

AMEDfindは、AMEDが推進している研究開発課題について、課題名、研究者名、成果報告等の情報を検索可能なデータベースとして研究者をはじめとする一般に提供するシステムです(ご利用前に、著作権や禁止行為等について記載された利用規約をご一読ください)。

【検索方法】
「プロジェクト名・事業名・タグの選択」の枠内の「プロジェクト・事業を参照」の右の欄に 「移植医療技術開発研究分野」と記載し「検索」ボタンを押すと、該当事業のデータが表示されます。
例えば、表示画面の左の絞り込みの欄の「研究期間」を 「2017」~「2017」にして右にあるマークをクリックすると 平成29年度の事業実施機関に絞り込むことができます。

研究成果報告書

評価・運営体制

本研究事業では、プログラムスーパーバイザー(PS)及びプログラムオフィサー(PO)を配置して運営に当たっています。また、研究開発課題の評価は、外部有識者により構成される課題評価委員会で実施しています。

体制に関する詳細についてはAMEDにおける評価・運営体制をご覧ください。

プログラムスーパーバイザー(PS)

山口 照英(金沢工業大学 特任教授 (加齢医工学先端技術研究所 所長)/日本薬科大学 客員教授)

プログラムオフィサー(PO)

祝迫 恵子(同志社大学 教授)
大橋 一輝(岩手県立中央病院附属大迫地域診療センター センター長)
前田 優香(国立がん研究センター研究所 ユニット長)
横田 裕行(日本体育大学 研究科長・教授)
和田 はるか(北海道大学 准教授)

(五十音順、2023年4月現在)

課題評価委員会

AMEDにおける評価・運営体制に一覧を掲載しているほか、以下のリンク先でもご覧いただけます。

評価結果

事務処理説明書

パンフレット

事業の詳細は、以下資料内の該当ページをご覧ください。

※PDFファイルを開くと表示される目次ページ、または左側に表示される目次(しおり)一覧の該当事業名をクリックしていただくと説明ページに移動します。左側にしおりが表示されない場合は、ご利用になっているソフトウェアのヘルプなどをご覧ください。

最終更新日 令和6年2月29日