疾患基礎研究課 脳神経科学統合プログラム
基本情報
分野 | 疾患基礎研究プロジェクト,精神・神経疾患,老年医学・認知症 |
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開発フェーズ | 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究 |
お問い合わせ先 |
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概要
「脳神経科学統合プログラム」は、政府の「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」(2023年6月閣議決定)等に基づいて、これまでの「脳とこころの研究推進プログラム」を令和6年度に改組し、推進する事業です。
本事業は、ドライ研究(数理科学・情報科学)とウェット研究(動物実験、遺伝子操作など)の融合や、基礎研究と臨床研究の相互連携(双方向トランスレーショナル研究)、アカデミアと産業界の連携を強化することにより、これまで脳とこころの研究推進プログラムで整備してきた国際的に競争力の高い研究基盤・革新的技術等の成果を更に発展させ、脳のメカニズム解明等を進めるとともに、数理モデルの研究基盤(デジタル脳)を整備し、認知症等の脳神経疾患の画期的な診断・治療・創薬等シーズの研究開発を推進します。具体的には、以下を目指します。
- 脳とこころの研究推進プログラムで整備してきたデータベース等を統合したプラットフォームの整備、動物資源の高度化、階層をつなぐ革新的計測・イメージング技術開発等の研究基盤・革新的技術の高度化や開発を行います。
- 実験動物、多種・多次元・多階層データ等を活用し、脳の高次機能のダイナミクス解明や神経疾患・精神疾患に関する病態メカニズムの解明を進めます。
- ヒト脳高次機能ダイナミクスや病態メカニズムを、数理モデルを活用しデジタル空間上で再現するとともに、神経回路レベルや細胞レベル、それらをつなぐ多階層の数理モデルを開発しデジタル空間上で再現するなど、数理科学的な研究手法による新たな研究基盤(デジタル脳)を整備します。
- これらの成果をもとに、神経疾患・精神疾患に係る画期的な診断・治療等のシーズ開発につなげます。
また、本事業には、これまでの「脳とこころの研究推進プログラム」から継続実施の精神・神経疾患メカニズム解明プロジェクト、領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクトも含まれます。
公募情報
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令和7年2月7日 公募中若手あり令和7年度 「脳神経科学統合プログラム(個別重点研究課題)」に係る公募について
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令和6年12月6日令和6年度 「脳神経科学統合プログラム(研究・実用化支援)」の採択課題について
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令和6年9月13日 終了令和6年度 「脳神経科学統合プログラム(研究・実用化支援)」に係る公募について
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令和6年7月19日 若手あり令和6年度 「脳神経科学統合プログラム(個別重点研究課題)」の採択課題について
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令和6年4月3日 終了若手あり令和6年度 (情報更新) 脳神経科学統合プログラム(個別重点研究課題)に係る公募について
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令和6年2月21日令和5年度 「脳神経科学統合プログラム(中核拠点)」の採択課題について
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令和6年1月12日 終了令和5年度 (情報更新)「脳神経科学統合プログラム(中核拠点)」に係る公募について
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令和4年6月3日 若手あり令和4年度 「脳とこころの研究推進プログラム(領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクト)」の採択課題について
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令和4年1月31日 終了若手あり令和4年度 「脳とこころの研究推進プログラム(領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクト)」に係る公募について
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令和3年6月29日 若手あり令和3年度 「脳とこころの研究推進プログラム(領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクト)」の採択課題について
ニュース
AMEDが支援する課題の研究成果として各研究機関が発表した資料は、2025(令和7)年 成果情報一覧をご覧ください。
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プレスリリース 令和6年10月4日レム睡眠を誘導する神経回路を解明し「夢を演じる病」の原因を特定
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イベント 令和5年8月18日「読み解かれつつある脳の設計図 ~革新脳・国際脳の成果と脳疾患克服への展望~」開催のお知らせ
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イベント 令和5年7月26日革新脳国際シンポジウム「神経変性メカニズム2023―異常たんぱく質伝播とグリア細胞の役割―」開催のお知らせ(AMED協賛イベントのご案内)
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プレスリリース 令和5年5月30日パーキンソン病や認知症の原因タンパク質が血液検査で検出可能に― α-シヌクレイノパチー病態解明への期待―
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イベント 令和5年1月4日日本生理学会第100回記念大会 シンポジウム「革新的脳研究-高次脳機能を担う神経回路の全容解明にむけて」開催のお知らせ(AMED協賛イベントのご案内)
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成果情報 令和4年6月27日持続的なストレスによって血液脳関門の機能が低下する新たなメカニズムを発見―うつ病などのストレス性精神疾患の新たな治療法の開発へ―
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成果情報 令和4年6月23日光照射とfMRIでサルの脳内ネットワークを明らかに―霊長類におけるオプトfMRI技術に進展―
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成果情報 令和4年6月23日学習・記憶を制御するアセチルコリンの神経細胞内シグナル伝達機構を解明―アルツハイマー型認知症の新治療法の開発に期待―
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プレスリリース 令和4年6月17日双極性障害・統合失調症・自閉スペクトラム症の発症に関与する、ゲノムコピー数変異(CNV)の共通性と特異性を同定
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プレスリリース 令和4年6月9日治療薬開発に適したアルツハイマー病モデルマウスの開発―βセクレターゼ阻害薬の開発に貢献―
運営体制
実施課題
※精神・神経疾患メカニズム解明プロジェクト、領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクトは、脳とこころの研究推進プログラムから継続課題です。
終了課題
関連リンク等
※PDFファイルによっては図や写真を多数収録しているため、データ容量が数十メガバイトあります。ダウンロードの際は通信環境等ご留意ください。
共通
脳神経科学統合プログラム(略称:脳統合)
精神・神経疾患メカニズム解明プロジェクト(略称:疾患メカニズム)
出典:文部科学省ライフサイエンス委員会脳科学作業部会
領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクト(略称:横断萌芽)
出典:文部科学省ライフサイエンス委員会脳科学作業部会
中間・事後評価報告書
- 令和5年度 革新脳事後評価結果報告書
- 令和5年度 横断萌芽事後評価結果報告書
- 令和5年度 国際脳事後評価結果報告書
- 令和3年度 脳プロ意思決定事後評価結果報告書
- 令和3年度 革新脳事後評価結果報告書
- 令和3年度 国際脳中間評価結果報告書
- 令和3年度 国際脳事後評価結果報告書
- 令和3年度 革新脳中間評価結果報告書
- 令和2年度 革新脳事後評価報告書
- 令和2年度 脳プロ融合脳事後評価報告書(繰越延長課題事後評価追記版)
- 平成31年(令和元年)度 革新脳中間評価結果について
- 平成30年度 脳プロ意思決定中間評価報告書
- 平成30年度 脳プロ融合脳中間評価報告書
- 平成30年度 革新脳中間・事後評価報告書
- 平成29年度 脳プロ課題評価(事後評価)報告書
- 平成28年度 革新脳中間・事後評価報告書
- 平成27年度 脳プロ事後評価報告書
研究成果報告書
すでに終了したサブプログラム
革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト(略称:革新脳)
戦略的国際脳科学研究推進プログラム(略称:国際脳)
脳科学研究戦略推進プログラム(略称:脳プロ)
最終更新日 令和7年2月4日