疾患基礎研究課 脳科学研究戦略推進プログラム(脳プロ)―Strategic Research Program for Brain Sciences

仮イメージ

脳科学研究戦略推進プログラム(脳プロ)の歩み

「脳プロ」は社会への応用を明確に見据えた脳科学研究を推進し、その成果を社会に還元することを目的に平成20年度より文部科学省においてスタートし、平成27年度より日本医療研究開発機構(AMED)に移管されました。

評価・運営体制

プログラムスーパーバイザー

PS写真(左から三品PS、加藤PS、柚﨑PS)

評価体制図

研究内容の紹介

以下のPDFファイルへのリンクをクリックすると、同じPDFファイル内に掲載している各項目の詳細ページが直接表示されます。
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BMI技術を用いた自立支援・精神・神経疾患の克服に向けた研究開発

当拠点の使命は、「BMI技術を用いて、身体機能の回復・代替・補完や精神・神経疾患の革新的な予防・診断・治療法につながる研究を行う」ことにあります。体内埋込型低侵襲BMIを開発する「機能代替グループ」、革新的BMIリハビリテーションロボット技術を開発する「機能回復グループ」、DecNef技術の開発と精神疾患治療への応用を行うDecNef課題、経頭蓋磁気刺激(rTMS)の効果の解読と脳機能操作法の確立を担当する霊長類rTMS課題から成る「精神・神経疾患グループ」が密に連携し、「世界最先端の科学的知見と国民の目に見える成果の発信」を目標に研究開発に邁進しています。

BMI技術と生物学の融合による治療効果を促進するための技術開発

本研究開発プロジェクトは、生物学と工学・情報学(BMI 技術)の融合によって治療効果を促進するための技術開発を目的として、平成28年度より2研究グループ体制(関グループ、山下グループ)で発足しました。超音波刺激、磁気刺激、高解像度脳機能イメージングなど最先端の実験技術を用いて多様な生理機能にアプローチする方法の開発によって、全く新しいBMI 技術を開発することが本拠点の使命です。

霊長類モデル動物の作出・普及体制の整備

言語・思考・記憶・行為・学習などの脳の高次機能は、ヒトらしく生きていく上で重要な機能で、失われたり、損傷したりすると精神・神経疾患となってしまいます。このような脳の高次機能がどのように成り立っているのかを解明するには、霊長類を用いた研究が重要な役割を果たします。私達は、遺伝子改変マーモセットを使った高次脳機能の研究を行うための基盤を整備し、脳機能を明かにする事を目指します。

臨床と基礎研究の連携強化による精神・神経疾患の克服(融合脳)

「融合脳」では臨床と基礎研究の連携強化による精神・神経疾患の克服に向けた研究開発を実施しています。認知症等の神経変性疾患、発達障害・統合失調症、うつ病・双極性障害等を対象とした、疾患発症メカニズムの探求、新しい診断技術の開発、病態モデル動物の開発と創薬への応用を通じて、新しい疾患概念と革新的技術による治療・予防法の治験につなげる研究開発を実施します。さらに、これらの研究基盤となる脳組織等のヒト試料リソースの整備・普及、および、倫理的・法的・社会的課題(ELSI)の研究を実施します。

行動選択・環境適応を支える種を超えた脳機能原理の抽出と解明(意思決定)

ヒトを含む霊長類の特徴は、目まぐるしく変化する環境の中で、その変化を捉え、順応し、柔軟な意思決定・行動選択ができることにあります。本プロジェクトでは、特に本能的行動の選択、報酬に基づく行動の選択、さらに、より認知的・社会的な文脈における行動選択に注目し、それらがどのような神経回路機構によって実現されているかを、霊長類では開発途上である神経活動の2光子イメージング技術やウィルスベクターを用いた回路操作技術などの新しい方法論を開発・駆使して解明します。

実施機関

成果報告書

研究成果報告書につきましては、下記リンクをご覧ください。

事業年度別成果報告書一覧

終了課題成果報告書

お問い合わせ先

宛先 疾患基礎研究事業部 疾患基礎研究課
Tel 03-6870-2286
E-Mail brain-pm“AT”amed.go.jp
備考
※お問い合わせは基本的にE-mailでお願いいたします。
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

関連リンク

最終更新日 令和2年11月16日