国際事業課 医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(戦略的国際共同研究プログラム SICORP)

基本情報

分野 シーズ開発・研究基盤プロジェクト
開発フェーズ 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究
お問い合わせ先
国際戦略推進部 国際事業課 SICORP担当
TEL: 03-6870-2216
E-mail: sicorp“AT”amed.go.jp
備考:

※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

概要

SICORPは、我が国の優れた研究成果を世界に発信することを視野に入れ、我が国の競争力の源泉となり得る科学技術を諸外国や地域と連携することにより相乗効果を発揮させ、相互に発展させることを目指しています。

本プログラムでは、政府間合意等に基づき文部科学省が特に重要なものとして設定する相手 国・地域、分野において、相手国・地域のファンディング機関と連携し、イコールパートナーシップにもとづく、比較的大規模な国際共同研究を支援します。

相手国のファンディング機関と連携して、戦略的な国際共同研究を実施することにより、日本単独では解決できない国際共通的な課題の解決や、国際連携による我が国の科学技術力の強化に資する成果を得ることを目的としています。

説明図

公募情報

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ニュース

AMEDが支援する課題の研究成果として各研究機関が発表した資料は、2024(令和6)年 成果情報一覧をご覧ください。

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実施機関

SICORP英国

研究領域「感染症」
革新的な医薬品の創出を将来に見据えて、創薬の標的探索につながる基礎研究から感染症研究を踏まえ、強い病原性を持つウイルスやヒトに潜伏・持続感染するウイルス、血液脳関門の破綻を誘導する病原体等によって生じる重症感染症の発症過程と病態を分子レベルで理解するため、日本・英国の初期キャリア研究者、ないし彼らを育成できる研究者を対象とした共同研究を推進します。
英国側ファンディング機関
英国医学研究会議(MRC)
実施期間
2019年度~2022年度
研究開発課題名 研究開発代表者
ハイスループットbar-seq及び一細胞分析による持続性メカニズムの体系的解析 武藤 愛
理化学研究所 生命機能科学研究センター 訪問研究員
日本
Suzie Hingley-Wilson
Lecturer, University of Surrey
英国

SICORPドイツ

研究領域「神経科学」
脳ネットワークの物理的および機能的変化を理解するべく、脳科学・神経科学領域の革新的な基礎研究を推進します。
ドイツ側ファンディング機関
ドイツ研究振興協会(DFG)
実施期間
2020年度~2023年度
研究開発課題名 研究開発代表者
The role of dynamic neural functional coupling in spontaneous thought ツァイ ミンボ
東京大学 ニューロインテリジェンス国際研究機構 講師
日本
Nicolas Schuck
Group Leader, Max Planck Institute for Human Development
ドイツ

SICORPカナダ

研究領域「先端エピジェネティック技術」
エピジェネティクス分野の中でも著しい発展と進化を遂げている先端エピジェネティック技術分野において、日本・カナダの初期キャリア研究者が協力して実施する共同研究を推進します。
カナダ側ファンディング機関
カナダ保健研究機構(CIHR)
実施期間
2020年度~2023年度
研究開発課題名 研究開発代表者
AI駆動型の高精細クロマチン解析ツールの開発と個体への応用 山中 総一郎
東京大学 准教授
日本
Ahmed Ashraf
Assistant Professor, University of Manitoba
カナダ
免疫におけるエピジェネティックメモリーのシングルセル解析 Jay Shin
理化学研究所 チームリーダー
日本
David Langlais
Assistant Professor, McGill University
カナダ
急性骨髄性白血病の多層的なエピゲノム・エピトランスクリプト―ムの理解に基づく治療標的探索 吉見 昭秀
国立がん研究センター 独立ユニット長
日本
Ly Vu
Assistant Professor, Simon Fraser University
カナダ

SICORPリトアニア

研究領域「臨床データリソース」
日・リトアニアの健康医療情報やバイオリソース、オミックスデータを活用したがん(又は希少疾病)分野での基礎研究を推進します。
リトアニア側ファンディング機関
リトアニア共和国保健省
実施期間
2021年度~2024年度
研究開発課題名 研究開発代表者
ピロリ菌関連胃発がんを制御する食習慣と胃内環境の特定に向けた国際臨床研究 鈴木 秀和
東海大学医学部医学科内科学系 教授
日本
Juozas Kupcinskas
Professor, Lithuanian University of Health Sciences
リトアニア
日・リトアニアにおける遺伝性乳癌の遺伝学的特徴の比較検討及び乳房MRIによる早期乳癌の検出能に関する研究 中村 清吾
昭和大学医学部 外科学講座乳腺外科学部門 教授
日本
Jurgita Ušinskienė
Head, National Cancer Institute
リトアニア

SICORP北欧

研究領域「健康長寿」
日・北欧の既存の大規模かつ質の高い健康・医療データを利活用し、疾患の発症予測や精密医療(予防・診断・治療)につながる新たな知見の創出を目的とした日本・北欧(フィンランド、ノルウェー、スウェーデン)の4カ国の研究者の共同研究を推進します。
北欧側ファンディング機関
NordForsk、Academy of Finland、Research Council of Norway、Swedish Research Council
実施期間
2021年度~2024年度
研究開発課題名 役割 研究開発代表者
Nordic-Japan multidomain interventions for healthy aging and prevention of dementia and disability Project Leader Miia Kivipelto
Professor, Karolinska Institute
スウェーデン
日本側研究開発代表者 荒井 秀典
国立長寿医療研究センター 理事長
日本
変形性関節症の個別化治療実現に向けた分子生物学的・構造学的バイオマーカーの開発 Project Leader Martin Englund
Professor, Lund University
スウェーデン
日本側研究開発代表者 石島 旨章
順天堂大学大学院医学研究科 主任教授
日本
健康長寿の促進に向けた新規老化関連因子の探索と老化予測システムの開発 Project Leader Evandro Fei Fang
Associate Professor, University of Oslo
ノルウェー
日本側研究開発代表者 横手 幸太郎
千葉大学大学院医学研究院 教授
日本

SICORP英国

研究領域「神経科学に基づく認知症研究」
日英双方の強みを活かして「神経科学に基づく認知症研究」分野における研究開発を推進することを目的としています。また、共同研究の成果が次世代の神経科学研究につながることも期待されています。
英国側ファンディング機関
英国医学研究会議(MRC)
実施期間
2022年度~2025年度
研究開発課題名 研究開発代表者
ALS-FTD におけるシナプス病理 岡部 繁男
東京大学 教授
日本
Seth Grant
Professor, University of Edinburgh
英国
アルツハイマー病の迅速診断に向けた血液バイオマーカー・マルチセンシングバイオセンサーの開発 塚越 かおり
東京農工大学 助教
日本
Sanjiv Sharma
Senior Lecturer, Swansea University
英国
光生理学と神経生化学の融合によるヒト認知症遺伝子変異のシナプス機能異常解明 尾藤 晴彦
東京大学 教授
日本
Nigel Emptage
Professor of Neurophysiology, University of Oxford
英国

SICORPオーストラリア

研究領域「認知症の予防・診断・治療法の開発研究」
日本とオーストラリアの認知症研究の分野において、両国の若手研究者が国際競争力のある革新的な共同研究を行うために支援することを目的としています。
オーストラリア側ファンディング機関
オーストラリア国立健康医学研究会議(National Health and Medical Research Council)
実施期間
2023年度~2025年度
研究開発課題名 研究開発代表者
心不全の包括的介入が心不全患者の認知機能に与える影響を検討する研究開発 小保方 優
群馬大学医学部附属病院 助教
日本
Quan Huynh
Group Leader, Baker Heart and Diabetes Institute
オーストラリア
非アルツハイマー型認知症のバイオマーカー、治療標的、リスク因子の探索 香川 慶輝
東北大学医学系研究科 助教
日本
Yijun Pan
Research Group Director, The University of Melbourne
Florey Institute of Neuroscience and Mental Health
オーストラリア
神経炎症とタウクリアランスの相互作用解明と創薬基盤の構築 山田 薫
東京大学大学院医学系研究科 助教
日本
Chien-Hsiung Yu
Group Head, The University of Melbourne
Florey Institute of Neuroscience and Mental Health
オーストラリア

SICORPシンガポール

研究領域「がんの複雑性」
シンガポールとのバイオメディカル分野での連携を強化し、日・シンガポール双方の強みを活かした研究開発を推進することを目的としています。
シンガポール側ファンディング機関
シンガポール科学技術研究庁(Agency for Science, Technology and Research)
実施期間
2023年度~2026年度
研究開発課題名 研究開発代表者
Decoding the molecular and cellular complexities for therapy response and transformation in myeloid leukemia 伊藤 貴浩
京都大学 教授
日本
S. Tiong Ong
Associate Professor, Duke-NUS Medical School
シンガポール
アジアに蔓延する環境要因によるエピゲノム影響とがん進化に関する研究開発 金田 篤志
千葉大学 教授
日本
Bin Tean Teh
Professor, Department of Medical Sciences, National Cancer Centre Singapore
シンガポール
細胞内外エフェクターに対する大腸がん細胞の適応システムの包括的解析と新規免疫療法の開発 近藤 豊
名古屋大学 教授
日本
Shyam Prabhakar
Senior Group Leader, A*STAR Genome Institute of Singapore, Spatial and Single Cell Systems
シンガポール

研究成果報告書

研究成果報告書につきましては、下記リンクをご覧ください。

評価・運営体制

プログラム運営体制

プログラムスーパーバイザー(PS)
  • 須田 年生(熊本大学国際先端医学研究機構 機構長、卓越教授)
プログラムオフィサー(PO)
  • SICORP 英国 - 「神経科学に基づく認知症研究」
    岩坪 威(東京大学大学院医学研究科 神経病理学 教授)
  • SICORP リトアニア
    遠藤 弘良(聖路加国際大学 名誉教授)
  • SICORP 北欧
    中川 英刀(理化学研究所 生命医科学研究センター チームリーダー)
  • SICORP オーストラリア
    岩坪 威(東京大学大学院医学研究科 神経病理学 教授)
  • SICORP シンガポール
    牛島 俊和(星薬科大学 学長)

評価結果

最終更新日 令和6年9月20日