国際事業課 医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(戦略的国際共同研究プログラム SICORP)
基本情報
分野 | シーズ開発・研究基盤プロジェクト |
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開発フェーズ | 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究 |
お問い合わせ先 |
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概要
SICORPは、我が国の優れた研究成果を世界に発信することを視野に入れ、我が国の競争力の源泉となり得る科学技術を諸外国や地域と連携することにより相乗効果を発揮させ、相互に発展させることを目指しています。
本プログラムでは、政府間合意等に基づき文部科学省が特に重要なものとして設定する相手 国・地域、分野において、相手国・地域のファンディング機関と連携し、イコールパートナーシップにもとづく、比較的大規模な国際共同研究を支援します。
相手国のファンディング機関と連携して、戦略的な国際共同研究を実施することにより、日本単独では解決できない国際共通的な課題の解決や、国際連携による我が国の科学技術力の強化に資する成果を得ることを目的としています。
公募情報
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令和6年11月5日 公募中令和6年度 (情報更新)「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日・南アフリカ共同研究」に係る公募について
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令和6年1月12日令和5年度 「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業(戦略的国際共同研究プログラム SICORP)日・シンガポール共同研究」の採択課題について
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令和5年7月7日 終了令和5年度 (情報更新)「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP) 日・シンガポール共同研究」に係る公募について
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令和5年3月29日 若手あり令和4年度 「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日・オーストラリア共同研究」の採択課題について
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令和5年1月13日令和4年度 「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP) 日・英国共同研究」の採択課題について
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令和4年9月14日 終了令和4年度 (情報更新)「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP) 日・英国共同研究」に係る公募について
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令和4年4月27日 終了若手あり令和4年度 「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP) 日・オーストラリア共同研究」に係る公募について
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令和3年12月16日令和3年度 「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日・北欧共同研究」の採択課題について
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令和3年9月10日 終了令和3年度 (情報更新)「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP) 日・北欧共同研究」に係る公募について
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令和3年9月6日 若手あり令和3年度 「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日・リトアニア共同研究」の採択課題について
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ニュース
AMEDが支援する課題の研究成果として各研究機関が発表した資料は、2024(令和6)年 成果情報一覧をご覧ください。
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トピックス 令和6年9月30日南アフリカ医学研究評議会(the South African Medical Research Council)との研究協力覚書を締結
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プレスリリース 令和4年5月6日ヒトT細胞白血病ウイルスの持続感染を司る分子生物学的基盤を解明
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プレスリリース 令和3年12月16日ヒトT細胞白血病ウイルスがCD4+T細胞のがん化を引き起こすプロセスを解明
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プレスリリース 令和3年8月19日がん細胞を経由するiPS細胞の新しい樹立経路の発見―遺伝子変異を介さない細胞初期化によるがん化メカニズムを解明―
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プレスリリース 令和3年4月1日リトアニア共和国保健省とAMEDで国際共同研究を推進するため、SICORPの公募を開始します
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プレスリリース 令和2年10月9日新型コロナウイルス感染症の重症化に特徴的なT細胞の異常を発見
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プレスリリース 令和元年12月11日シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)との第2回の共同公募を実施し、3件の研究開発課題を採択
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イベント 平成30年12月13日日本スペイン外交関係樹立150周年事業「医療分野における日本―スペイン合同シンポジウム」を開催しました。
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プレスリリース 平成30年5月25日膵臓がんが発生する新たなメカニズムを解明―遺伝子変異とは異なるがんの原因―
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Press Release 平成30年3月7日Launch a joint research call with Spain SEIDI
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実施機関
SICORP英国
- 研究領域「感染症」
- 革新的な医薬品の創出を将来に見据えて、創薬の標的探索につながる基礎研究から感染症研究を踏まえ、強い病原性を持つウイルスやヒトに潜伏・持続感染するウイルス、血液脳関門の破綻を誘導する病原体等によって生じる重症感染症の発症過程と病態を分子レベルで理解するため、日本・英国の初期キャリア研究者、ないし彼らを育成できる研究者を対象とした共同研究を推進します。
- 英国側ファンディング機関
- 英国医学研究会議(MRC)
- 実施期間
- 2019年度~2022年度
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | 国 |
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ハイスループットbar-seq及び一細胞分析による持続性メカニズムの体系的解析 | 武藤 愛 理化学研究所 生命機能科学研究センター 訪問研究員 |
日本 |
Suzie Hingley-Wilson Lecturer, University of Surrey |
英国 |
SICORPドイツ
- 研究領域「神経科学」
- 脳ネットワークの物理的および機能的変化を理解するべく、脳科学・神経科学領域の革新的な基礎研究を推進します。
- ドイツ側ファンディング機関
- ドイツ研究振興協会(DFG)
- 実施期間
- 2020年度~2023年度
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | 国 |
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The role of dynamic neural functional coupling in spontaneous thought | ツァイ ミンボ 東京大学 ニューロインテリジェンス国際研究機構 講師 |
日本 |
Nicolas Schuck Group Leader, Max Planck Institute for Human Development |
ドイツ |
SICORPカナダ
- 研究領域「先端エピジェネティック技術」
- エピジェネティクス分野の中でも著しい発展と進化を遂げている先端エピジェネティック技術分野において、日本・カナダの初期キャリア研究者が協力して実施する共同研究を推進します。
- カナダ側ファンディング機関
- カナダ保健研究機構(CIHR)
- 実施期間
- 2020年度~2023年度
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | 国 |
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AI駆動型の高精細クロマチン解析ツールの開発と個体への応用 | 山中 総一郎 東京大学 准教授 |
日本 |
Ahmed Ashraf Assistant Professor, University of Manitoba |
カナダ | |
免疫におけるエピジェネティックメモリーのシングルセル解析 | Jay Shin 理化学研究所 チームリーダー |
日本 |
David Langlais Assistant Professor, McGill University |
カナダ | |
急性骨髄性白血病の多層的なエピゲノム・エピトランスクリプト―ムの理解に基づく治療標的探索 | 吉見 昭秀 国立がん研究センター 独立ユニット長 |
日本 |
Ly Vu Assistant Professor, Simon Fraser University |
カナダ |
SICORPリトアニア
- 研究領域「臨床データリソース」
- 日・リトアニアの健康医療情報やバイオリソース、オミックスデータを活用したがん(又は希少疾病)分野での基礎研究を推進します。
- リトアニア側ファンディング機関
- リトアニア共和国保健省
- 実施期間
- 2021年度~2024年度
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | 国 |
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ピロリ菌関連胃発がんを制御する食習慣と胃内環境の特定に向けた国際臨床研究 | 鈴木 秀和 東海大学医学部医学科内科学系 教授 |
日本 |
Juozas Kupcinskas Professor, Lithuanian University of Health Sciences |
リトアニア | |
日・リトアニアにおける遺伝性乳癌の遺伝学的特徴の比較検討及び乳房MRIによる早期乳癌の検出能に関する研究 | 中村 清吾 昭和大学医学部 外科学講座乳腺外科学部門 教授 |
日本 |
Jurgita Ušinskienė Head, National Cancer Institute |
リトアニア |
SICORP北欧
- 研究領域「健康長寿」
- 日・北欧の既存の大規模かつ質の高い健康・医療データを利活用し、疾患の発症予測や精密医療(予防・診断・治療)につながる新たな知見の創出を目的とした日本・北欧(フィンランド、ノルウェー、スウェーデン)の4カ国の研究者の共同研究を推進します。
- 北欧側ファンディング機関
- NordForsk、Academy of Finland、Research Council of Norway、Swedish Research Council
- 実施期間
- 2021年度~2024年度
研究開発課題名 | 役割 | 研究開発代表者 | 国 |
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Nordic-Japan multidomain interventions for healthy aging and prevention of dementia and disability | Project Leader | Miia Kivipelto Professor, Karolinska Institute |
スウェーデン |
日本側研究開発代表者 | 荒井 秀典 国立長寿医療研究センター 理事長 |
日本 | |
変形性関節症の個別化治療実現に向けた分子生物学的・構造学的バイオマーカーの開発 | Project Leader | Martin Englund Professor, Lund University |
スウェーデン |
日本側研究開発代表者 | 石島 旨章 順天堂大学大学院医学研究科 主任教授 |
日本 | |
健康長寿の促進に向けた新規老化関連因子の探索と老化予測システムの開発 | Project Leader | Evandro Fei Fang Associate Professor, University of Oslo |
ノルウェー |
日本側研究開発代表者 | 横手 幸太郎 千葉大学大学院医学研究院 教授 |
日本 |
SICORP英国
- 研究領域「神経科学に基づく認知症研究」
- 日英双方の強みを活かして「神経科学に基づく認知症研究」分野における研究開発を推進することを目的としています。また、共同研究の成果が次世代の神経科学研究につながることも期待されています。
- 英国側ファンディング機関
- 英国医学研究会議(MRC)
- 実施期間
- 2022年度~2025年度
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | 国 |
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ALS-FTD におけるシナプス病理 | 岡部 繁男 東京大学 教授 |
日本 |
Seth Grant Professor, University of Edinburgh |
英国 | |
アルツハイマー病の迅速診断に向けた血液バイオマーカー・マルチセンシングバイオセンサーの開発 | 塚越 かおり 東京農工大学 助教 |
日本 |
Sanjiv Sharma Senior Lecturer, Swansea University |
英国 | |
光生理学と神経生化学の融合によるヒト認知症遺伝子変異のシナプス機能異常解明 | 尾藤 晴彦 東京大学 教授 |
日本 |
Nigel Emptage Professor of Neurophysiology, University of Oxford |
英国 |
SICORPオーストラリア
- 研究領域「認知症の予防・診断・治療法の開発研究」
- 日本とオーストラリアの認知症研究の分野において、両国の若手研究者が国際競争力のある革新的な共同研究を行うために支援することを目的としています。
- オーストラリア側ファンディング機関
- オーストラリア国立健康医学研究会議(National Health and Medical Research Council)
- 実施期間
- 2023年度~2025年度
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | 国 |
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心不全の包括的介入が心不全患者の認知機能に与える影響を検討する研究開発 | 小保方 優 群馬大学医学部附属病院 助教 |
日本 |
Quan Huynh Group Leader, Baker Heart and Diabetes Institute |
オーストラリア | |
非アルツハイマー型認知症のバイオマーカー、治療標的、リスク因子の探索 | 香川 慶輝 東北大学医学系研究科 助教 |
日本 |
Yijun Pan Research Group Director, The University of Melbourne Florey Institute of Neuroscience and Mental Health |
オーストラリア | |
神経炎症とタウクリアランスの相互作用解明と創薬基盤の構築 | 山田 薫 東京大学大学院医学系研究科 助教 |
日本 |
Chien-Hsiung Yu Group Head, The University of Melbourne Florey Institute of Neuroscience and Mental Health |
オーストラリア |
SICORPシンガポール
- 研究領域「がんの複雑性」
- シンガポールとのバイオメディカル分野での連携を強化し、日・シンガポール双方の強みを活かした研究開発を推進することを目的としています。
- シンガポール側ファンディング機関
- シンガポール科学技術研究庁(Agency for Science, Technology and Research)
- 実施期間
- 2023年度~2026年度
研究開発課題名 | 研究開発代表者 | 国 |
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Decoding the molecular and cellular complexities for therapy response and transformation in myeloid leukemia | 伊藤 貴浩 京都大学 教授 |
日本 |
S. Tiong Ong Associate Professor, Duke-NUS Medical School |
シンガポール | |
アジアに蔓延する環境要因によるエピゲノム影響とがん進化に関する研究開発 | 金田 篤志 千葉大学 教授 |
日本 |
Bin Tean Teh Professor, Department of Medical Sciences, National Cancer Centre Singapore |
シンガポール | |
細胞内外エフェクターに対する大腸がん細胞の適応システムの包括的解析と新規免疫療法の開発 | 近藤 豊 名古屋大学 教授 |
日本 |
Shyam Prabhakar Senior Group Leader, A*STAR Genome Institute of Singapore, Spatial and Single Cell Systems |
シンガポール |
研究成果報告書
研究成果報告書につきましては、下記リンクをご覧ください。
評価・運営体制
プログラム運営体制
- プログラムスーパーバイザー(PS)
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- 須田 年生(熊本大学国際先端医学研究機構 機構長、卓越教授)
- プログラムオフィサー(PO)
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- SICORP 英国 - 「神経科学に基づく認知症研究」
岩坪 威(東京大学大学院医学研究科 神経病理学 教授) - SICORP リトアニア
遠藤 弘良(聖路加国際大学 名誉教授) - SICORP 北欧
中川 英刀(理化学研究所 生命医科学研究センター チームリーダー) - SICORP オーストラリア
岩坪 威(東京大学大学院医学研究科 神経病理学 教授) - SICORP シンガポール
牛島 俊和(星薬科大学 学長)
- SICORP 英国 - 「神経科学に基づく認知症研究」
評価結果
最終更新日 令和6年9月20日