医薬品研究開発課 次世代がん医療加速化研究事業(P-PROMOTE)

基本情報

分野 医薬品プロジェクト,がん
事業年度 令和4年4月1日~
開発フェーズ 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,該当なし
お問い合わせ先
次世代がん医療加速化研究事業(創薬事業部 医薬品研究開発課)
TEL: 03-6870-2219
E-mail: jisedaigan”AT”amed.go.jp
備考:

※Emailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。

概要

次世代がん医療加速化研究事業(P-PROMOTE※1)は、「第4期がん対策推進基本計画」並びに「がん研究10か年戦略(第5次)」※2に基づくがん研究の基本方針を基に、基礎研究から実用化に向けた研究まで一体的に推進していきます。事業期間は令和4年度~令和10年度の7年間を予定し、各年度に計画される研究開発課題の公募と支援を通じて、がんの根治・予防・共生の観点に立ち、患者・社会と協働するがん研究を推進し、特に、革新性・独自性が高く、国際競争力のある基礎的研究、すなわち、がんの本態解明に迫る「真理の探究」、「基本原理の解明」や「新たな知の発見、創出や蓄積」の深化を図り、新たなシーズ探索・育成を通じて治療・診断の標的としての妥当性を検証し、それらの基礎的研究成果を踏まえた次世代がん治療・診断法の迅速な社会実装に向けた研究開発を加速・展開を図ります。
近年、新たながん治療法の開発には従来の学問領域に加えて異分野の知識や技術を組み合わせることで、がん医療を一変させるような創薬につながるアカデミア発の基礎的な発見が相次いで創生され、従来では考えられない効果をもつ革新的ながん治療法の実用化に繋がっています。本事業は、AMEDの第Ⅱ期中長期計画に定められた医薬品プロジェクトのPD・PS・POならびに疾患領域がんDCによる体制の下、シーズ探索や、創薬ツール開発のための研究を行う「探索研究フェーズ」と独創的かつ優位性の高い有望な創薬や診断等のシーズを検証し、実用化に向けて加速させる「応用研究フェーズ」を中心にがん研究を推進します。また、令和6年度からの「がん研究10か年戦略(第5次)」を踏まえ、各研究フェーズをより充実させ、またがん研究に斬新なアプローチを取り入れる挑戦的な基礎研究にも力点を置くことで、次世代の革新的な治療法の確立が期待できる革新的研究を推進します。

具体的には、以下に掲げる研究方針の基、斬新でかつ挑戦的な研究課題を厳選し、質の高いアカデミアシーズを計画的にかつ必要とする創薬技術支援を効率良く充当させることで、事業目標の達成をめざします。

  1. 次世代がん医療創生の加速化に向け、出口を意識した国際的にも質の高い基礎的研究を支援し、臨床現場を大きく変革するような、新たな医薬品等の早期社会実装の実現に繋げる。
  2. がんの本質の更なる追及に努め、患者がんゲノム情報等の臨床データに基づいた研究開発なども取り入れつつ、がんの標的検証や創薬シーズの探索等を推進する。
  3. アンメットメディカルニーズ(希少がん、小児がん、難治性がん等)への専門的支援の強化、有望な基礎研究を応用研究まで連続して支援できる体制の構築等を行い、研究成果となる次世代シーズの企業・AMED他事業への導出をめざす。
※1 P-PROMOTE:Project for Promotion of Cancer Research and Therapeutic Evolution
※2

次世代がん医療加速化研究事業 体制図

次世代がん医療加速化研究事業(P-PROMOTE)体制図 詳細テキストは、下記「次世代がん医療加速化研究事業 体制図.pdf」に記載

令和5年度より、A~Eの5つの研究領域に加え、政府方針(「第4期がん対策推進基本計画」等)に適応する研究テーマを別途定めて「戦略的研究枠」として推進しています。

研究推進サポート機関

本事業内には、独自の研究推進サポート機関が設置されており、各課題は進捗管理のサポートや、研究に必要な専門技術の支援を受けながら研究開発を推進しております。

公募情報

ニュース

評価・運営体制

PS、PO

プログラムスーパーバイザー(PS)
宮園 浩平(理化学研究所/東京大学 理事/卓越教授)
プログラムオフィサー(PO)(50音順)
大島 正伸(金沢大学 教授)
岡﨑 寛 (理化学研究所 プログラムディレクター)
佐谷 秀行(藤田医科大学 特命教授/センター長)
髙橋 雅英(藤田医科大学 特命教授/統括学術プログラムディレクター)
谷川 千津(東京大学大学院 准教授)
玉田 耕治(山口大学 教授/細胞デザイン医科学研究所所長)
中釜 斉 (国立がん研究センター 理事長/総長)
仁平 新一(オンコロジー学術研究フォーラム 代表理事)
間野 博行(国立がん研究センター 研究所所長)
三森 功士(九州大学病院別府病院 教授)

事業実施の提案・助言

DC(疾患領域コーディネーター)

中釜 斉(国立がん研究センター 理事長/総長)

評価結果

がん領域 研究成果

次世代がん医療加速化研究事業および革新的がん医療実用化研究事業の関連成果についてご紹介します。(一部他事業との合同成果も含みます)
資料内の各タイトルをクリックすると、成果の詳細をご確認いただけます。

アウトリーチ活動

次世代がん医療加速化研究事業・革新的がん医療実用化研究事業で行っているアウトリーチ活動についてご紹介いたします。

過去に開催した成果発表会やシンポジウム当日の模様をAMED YouTubeチャンネルに掲載しています。

下記リンクから、是非ご視聴ください。

最終更新日 令和6年5月10日