国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、令和5年度「次世代がん医療加速化研究事業」に係る公募の研究開発課題について、当事業の課題評価委員会(名簿)において厳正な審査を行い、下記の通り採択課題を決定いたしましたのでお知らせいたします。
※12月公募:応用研究フェーズ、探索研究フェーズ(次世代PI育成枠)、戦略的研究枠(医療用RI)
研究領域A(治療ターゲット)
A-1 応用研究フェーズ
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
アミノ酸輸送体を標的とした抗腫瘍薬の最適化研究開発 |
金井 好克 |
大阪大学 |
教授 |
グアニン四重鎖による翻訳制御を標的としたがん治療薬の開発 |
清宮 啓之 |
がん研究会 |
部長 |
代謝合成致死による難治がん標的治療 |
田沼 延公 |
宮城県立がんセンター |
部長 |
膵がん幹細胞表面に特異的に発現する分子に関する研究開発 |
中山 敬一 |
九州大学 |
主幹教授 |
A-2 探索研究フェーズ (次世代PI育成枠)
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
CRISPR-Cas9 sgRNAライブラリによる生体内ノックアウトスクリーニングを用いた卵巣奇形腫悪性転化に対する創薬シーズの探索と開発 |
玉内 学志 |
名古屋大学 |
助教 |
新規タンパク質分泌機構CUPSを標的としたがん治療薬の研究開発 |
山田 幸司 |
東京慈恵会医科大学 |
講師 |
卵巣明細胞がんに有効なPROTAC薬の開発と標的タンパク質探索 |
山中 聡士 |
愛媛大学 |
特定助教 |
研究領域B(異分野融合システム)
B-1 応用研究フェーズ
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
LPA受容体を標的とした骨肉腫など希少がんの新規治療法開発 |
高木 聡 |
がん研究会 |
研究員 |
抗体のポリマー修飾に基づく革新的免疫チェックポイント阻害剤の開発 |
西山 伸宏 |
東京工業大学 |
教授 |
PAR1bを標的とした人為的BRCAness誘導によるがん種横断的な合成致死療法開発の研究 |
畠山 昌則 |
微生物化学研究会 |
部長 |
タンキラーゼ阻害剤を用いたがん微小環境とがん幹細胞性の同時リプログラミングによる新規薬剤併用療法の開発 |
馬島 哲夫 |
がん研究会 |
主任研究員 |
B-2 探索研究フェーズ (次世代PI育成枠)
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
腹腔内マイクロRNAを標的とした新規腹膜播種治療法の開発 |
大澤 英之 |
自治医科大学 |
准教授 |
膵神経内分泌腫瘍の新規セラノスティクス開発を目指した膵神経内分泌腫瘍細胞膜表面で特異的に発現する分子の同定 |
陳 ヨ |
国立がん研究センター |
特任研究員 |
RNA作動療法に関する研究開発 |
山本 圭太 |
東京大学 |
助教 |
研究領域C(免疫システム創薬)
C-1 応用研究フェーズ
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
膵がんのCAF-MDSCネットワーク阻害と免疫チェックポイント阻害剤併用療法の研究開発 |
青木 一教 |
国立がん研究センター |
分野長 |
骨軟部腫瘍におけるゲノム異常に基づくTCR-T細胞治療と免疫制御法を併用した組織型横断的新規がん免疫治療法の開発 |
垣見 和宏 |
東京大学 |
特任教授 |
制御性T細胞除去免疫療法による癌転移、再発予防に関する研究開発 |
坂口 志文 |
大阪大学 |
特任教授(常勤) |
CD98hc蛋白質の糖鎖修飾変化に関連したがん特異的エピトープを標的とした非小細胞肺がんに対するCAR-T細胞療法の開発 |
保仙 直毅 |
大阪大学 |
教授 |
C-2 探索研究フェーズ (次世代PI育成枠)
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
腫瘍浸潤制御性T細胞の空間的分化動態に基づく新規治療開発 |
板橋 耕太 |
国立がん研究センター |
研究員 |
一細胞時空間解析を用いた膠芽腫微小環境の再構築機序の解明と新規免疫療法の開発 |
大谷 理浩 |
岡山大学 |
助教 |
新規プロテオゲノミクス技術を応用した真のネオ抗原の網羅的探索方法の確立とそのバイオマーカー・治療への応用 |
長崎 譲慈 |
岡山大学 |
助教 |
研究領域D(診断/バイオマーカー)
D-1 応用研究フェーズ
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
線維化腫瘍に対する複合がん免疫療法の効果予測バイオマーカー確立 |
石本 崇胤 |
熊本大学 |
特任准教授 |
膵がんの早期発見・診断を目指した包括的リキッドバイオプシー解析法の構築 |
高阪 真路 |
国立がん研究センター |
分野長 |
十二指腸洗浄回収液を用いた膵管内乳頭粘液性腫瘍の精密ゲノム悪性度診断 |
田中 秀憲 |
大阪大学 |
特任講師(常勤) |
体細胞遺伝子変異のin-situ診断のための高感度蛍光プローブの開発 |
長谷 哲成 |
名古屋大学 |
助教 |
D-2 探索研究フェーズ (次世代PI育成枠)
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
KRAS標的治療の抵抗性に関与するKRAS変異の網羅的同定 |
平林 茂樹 |
九州大学 |
助教 |
膵がん間質初期化治療法の奏功予測バイオマーカーの開発 |
水谷 泰之 |
名古屋大学 |
病院助教 |
免疫療法抵抗性遺伝子変異の共通分子を標的とした新規治療戦略の開発 |
吉田 遼平 |
旭川医科大学 |
特任助教 |
研究領域E(がん多様性)
E-1 応用研究フェーズ
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
希少がん、難治がんである十二指腸乳頭部癌の多層オミックス解析と微小環境理解に基づく治療標的の研究 |
岡野 圭一 |
香川大学 |
教授 |
遺伝性がんを用いた若年発症がんで同定された遺伝要因の検証研究並びに早期診断法の開発 |
白石 航也 |
国立がん研究センター |
部門長 |
進化遺伝学的アプローチとマルチオミックス情報解析による膵臓神経内分泌腫瘍のゲノム進化に関する研究 |
中谷 洋一郎 |
大阪大学 |
特任講師 |
単一細胞解析による正常組織・前がん病変のクローン不均一性・進化の解明と介入方法の開発 |
吉田 健一 |
国立がん研究センター |
分野長 |
E-2 探索研究フェーズ (次世代PI育成枠)
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
血管免疫芽球性T細胞リンパ腫における間質リモデリングに関する研究 |
安部 佳亮 |
筑波大学 |
⽇本学術振興会 特別研究員 |
ロングリード技術による肺がんゲノム・エピゲノム不均一性と微小環境ストレスの関係性解明に関する研究開発 |
鈴木 絢子 |
東京大学 |
准教授 |
hTERTのRdRP活性によるゲノム安定性制御機構の解明と希少がんへの治療応用 |
町谷 充洋 |
国立がん研究センター |
研究員 |
戦略的研究枠(医療用RI)
研究開発課題名 |
研究開発代表者 |
氏名 |
所属 |
役職 |
新規225Ac標識薬剤の創出を加速する次世代がんセラノスティクスプラットフォームの開発 |
小野 正博 |
京都大学 |
教授 |
放射性医薬品の物性並びに動態制御に資する新規抗体修飾技術の開発 |
高島 大輝 |
国立がん研究センター |
ユニット長 |
核種識別可能なリアルタイムα線ラジオグラフィの研究開発 |
福地 知則 |
理化学研究所 |
研究員 |
難治性膵臓がんに対するアルファ線核医学治療に資する二重特異ペプチドの開発 |
藤井 博史 |
国立がん研究センター |
主任研究員 |
アスタチン-211 と金マイクロスフィアを用いたIVR手法による原発性および転移性肝がんの局所内放射線治療の研究開発 |
鷲山 幸信 |
福島県立医科大学 |
准教授 |
(各領域ごとに五十音順で表示、敬称略)
評価経過情報
|
応用研究フェーズ、探索研究フェーズ
(次世代PI育成枠)、戦略的研究枠(医療用RI) |
公募期間 |
令和4年12月27日~令和5年1月26日(14時) |
ヒアリング審査 |
令和5年3月13日、14日、22日、23日、24日 |
研究領域 |
申請数 |
書面評価通過数 |
採択数 |
A-1 |
19 |
8 |
4 |
A-2 |
10 |
7 |
3 |
B-1 |
15 |
9 |
4 |
B-2 |
9 |
7 |
3 |
C-1 |
10 |
5 |
4 |
C-2 |
10 |
8 |
3 |
D-1 |
11 |
7 |
4 |
D-2 |
11 |
6 |
3 |
E-1 |
7 |
6 |
4 |
E-2 |
7 |
6 |
3 |
戦略枠 |
14 |
10 |
5 |