イベント 開催日:令和4年3月6日(日) AMEDがん研究プロジェクト成果発表会「新しいがん治療へのアプローチ」を開催しました

開催報告

開催概要

次世代がん医療創生研究事業および革新的がん医療実用化研究事業では、新たながん医療の実用化を目指して、医薬品・医療機器等を開発する研究を推進しています。

AMEDが支援する最新のがん研究の成果が患者さんや皆様に将来どのように届くかをお伝えする「AMEDがん研究プロジェクト成果発表会」を、令和4年3月6日(日)にオンラインにて開催いたしました。当日は、200名を超える方々にご参加いただきました。

従来のがん治療は、化学療法剤で「がんを叩く」治療が中心でしたが、がんの特性を理解して、個々の患者さんに適した治療を提供するさまざまなアプローチが取り組まれています。今回は、両事業の中でユニークな研究をされていらっしゃる先生方に、その取り組みについて、「がん分野の研究成果を聴くのは初めて」という方にも分かりやすくお話をしていただきました。

プログラム

開会挨拶


堀田知光先生

研究発表

セッション1(次世代がん医療創生研究事業)とセッション2(革新的がん医療実用化研究事業)に分かれ、がん研究分野における最先端の研究内容等をスライドにて発表いただきました。発表後は、参加者から事前にいただいた質問に発表者よりお答えいただく事前質問に加え、発表者から参加者に聞いてみたいことを問いかけ、参加者が投票機能にて回答するリアルタイムアンケートを行いました。即時にグラフで表示される投票結果に発表者が感想を述べることで、オンラインではありましたが、参加者と発表者がコミュニケーションできる機会となりました。

セッションⅠ (次世代がん医療創生研究事業)

  • 研究発表①:田沼延公先生
  • 研究発表②:原英二先生
  • 座長:佐谷秀行先生

セッションⅡ (革新的がん医療実用化研究事業)

  • 研究発表③:坂田麻実子先生
  • 研究発表④:後藤功一先生
  • 座長:中釜斉先生

パネルディスカッション

「”新しいがん治療へのアプローチ”では、”食事、腸内細菌、生活環境”からの影響をどのように考えるか」「mRNA(メッセンジャーRNA)などの新しい技術を使った薬剤の将来性について」の2つのテーマについて、ファシリテーター2名、パネリスト4名でディスカッションを行いました。

ファシリテーター
(左から佐谷先生、中釜先生)
パネリスト
(左から、田沼先生、原先生、坂田先生、WEB参加の後藤先生)

閉会挨拶

閉会の挨拶をする宮園浩平先生
宮園浩平先生

開催報告

来場者からいただいたアンケートでは、「有意義だった」、「難しい研究をわかりやすい言葉で説明してもらえてよかった」、「次回も参加したい」等々、多数のご意見をいただきました。始めてのオンライン開催となりましたが、普段は参加が難しい方にもご参加いただきました。

次世代がん医療創生研究事業、革新的がん医療実用化研究事業では、今後もこのようなアウトリーチの場を通して、がん研究の研究開発状況をお伝えするとともに、研究成果が一刻も早く医療の現場や社会に還元されることを目指し、事業を推進していきたいと改めて強く感じました。

動画配信のご案内

成果発表会の模様は、以下のリンクより動画を配信しています。視聴される方は、以下リンクよりご覧ください。(動画配信は外部サービスを利用しています。動画再生時間は約120分です。)

最終更新日 令和4年6月30日