イベント 開催日:平成29年3月4日 平成28年度市民向け成果発表会「目指すはひとつ 命のために―最新がん研究から未来を描く―」を開催しました

開催報告

写真・1枚目
成果発表の様子
写真・2枚目
パネルディスカッションの様子➀
写真・3枚目
パネルディスカッションの様子➁

平成29年3月4日(土)、アキバホール(東京・秋葉原)にて、ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクト 平成28年度市民向け成果発表会 「目指すはひとつ 命のために ―最新がん研究から未来を描く―」を開催いたしました。当日は天候に恵まれ、125名の皆さまにご参加いただきました。

ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクトでは3省事業(文部科学省、厚生労働省、経済産業省)を一体化させたマネージメントを行っており、「がん研究10か年戦略」に基づき、基礎研究の有望な成果を厳選し、実用化に向けた医薬品・医療機器を開発する研究を推進し、臨床研究等へ導出しています。また、臨床研究で得られた臨床データ等を基礎研究等に還元し、医薬品・医療機器開発をはじめとするがん医療の実用化を加速します。本成果発表会は、3省事業の合同企画として、平成28年度に創出された主な研究成果を、社会の皆様に広くご紹介することを目的に開催したものです。

まずは本プロジェクトで研究を推進している5名の先生方に、がん研究分野における最先端の研究内容やその意義を一般の方にもご理解いただけるよう分かりやすくご発表いただきました。また、今年度からの取り組みとして、参加者全員によるリアルタイムでのアンケートをリモコンを用いて行いました。研究者に質問してみたい項目をアンケートで選んだり、発表した研究者から会場へ質問を行い、その回答の集計結果を即時にグラフ表示したりするなどし、その意外な結果に会場がどよめいたり、時には笑いに包まれたり、と盛り上がりました。また、パネルディスカッションでは、最近のがん治療やがん研究がどのように変わったか、がん医療・がん研究の未来のために患者さんと研究者がどのように協力できるのか、等のテーマに基づき、研究者や市民、患者それぞれの立場の登壇者による活発な議論が展開されました。

来場者のアンケートでは、「一般向けの内容で分かりやすかった」、「研究が身近に感じられ興味深かった」、「研究やAMEDについて理解が深まった」等の好意的なご意見を多数頂戴し、有意義な機会を提供することができたのではないかと考えております。

AMED戦略推進部がん研究課では、今後もこのような成果発表会等の場を通してがん研究の研究開発状況をお伝えするとともに、研究の成果が少しでも早く患者さん、医療の現場や社会に還元されることを目指し、本プロジェクトを推進してまいります。

関連資料

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動画配信のご案内

成果報告会当日の模様を、動画で配信しています。動画は前編・中編・後編の3本に分かれておりますので、視聴される方は、以下のリンクよりご覧ください(動画配信は外部サービスを利用して行っております)。

最終更新日 平成29年4月10日