医療技術研究開発課 免疫アレルギー疾患等実用化研究事業(移植医療技術開発研究分野)における平成28年度 課題評価結果について

平成28年度「免疫アレルギー疾患等実用化研究事業(移植医療技術開発研究分野)」の事後評価結果を公表します。

事後評価

1.事後評価の趣旨

事後評価は、課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業等の運営の改善に資することを目的として実施します。

免疫アレルギー疾患等実用化研究事業(移植医療技術開発研究分野)(以下、本研究事業)では、評価委員会を以下の日程で開催し、本研究事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に書面審査及び面接(ヒアリング審査)にて事後評価を実施しました。

2.事後評価委員会

開催日:平成28年12月15日

3.事後評価対象課題

4.事後評価委員

5.評価項目

  • 研究開発進捗状況について
  • 研究開発成果について
  • 実施体制
  • 今後の見通し
  • その他、総合的に勘案すべき事項
  • 総合評価

6.総評

本事業は、臓器移植、造血幹細胞移植及び組織移植について、安全かつ良好な成績が期待できる標準的治療の開発に関する研究を推進し、国や関係者が関連法令に規定された取組を着実に進めることを目的としています。

評価委員会では、臓器移植と造血幹細胞移植についての6課題を対象としました。
造血細胞移植の課題については、造血細胞移植一元化登録研究システムや非血縁移植統合データーベースの構築、造血幹細胞移植に用いる細胞の品質管理等から移植成績向上への施策や人材育成に向けて、一定の成果が上げられていると評価されました。
臓器移植の課題については、生体・脳死下小腸移植に関する研究について、ドナーの絶対数が少ないだけでなく、移植の適応症例判定が困難であったことから、症例登録に時間を要し、研究課題に沿った成果が十分得られなかったという指摘がありました。

最終更新日 平成30年8月9日