イベント 開催報告 平成29年度4事業合同成果報告会「健やかな未来への戦略―研究者からのメッセージ―」を開催しました

平成30年2月13日（火）、イイノホール&カンファレンスセンター（東京都千代田区内幸町）にて、平成29年度4事業合同成果報告会「健やかな未来への戦略～研究者からのメッセージ～」を開催しました。

多くの方々にとって身近な疾患、いわゆる「Common Disease（コモンディジーズ）」に対する研究開発への期待は極めて大きく、AMEDもその推進を重要なミッション（使命）と位置づけています。基礎研究から新たな治療法や診断法の開発につながる研究まで、公的・民間の様々な研究機関がコモンディジーズ対策に日々取り組む中で、本報告会は、AMEDが支援する研究課題の進捗や成果を広く一般向けにご紹介すべく企画・開催しました。

本報告会が対象としたのは、循環器・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業、腎疾患実用化研究事業、慢性の痛み解明研究事業、そして免疫アレルギー等疾患実用化研究事業（移植医療技術開発研究分野）です。コモンディジーズを中心に、疾病の予防から移植医療までを視野に入れて合同開催することで、幅広い医療分野の様々な領域の方々による相互交流の促進を目指しました。

報告会当日は、関連分野の研究者、医療従事者、製薬業界・医療機器業界等の医療開発関連企業の方、一般の方を含む250名を超える方々にご来場いただきました。これらの聴衆の方々に対し、上記4事業から15名の研究者が自身の研究の進捗や最新の知見について講演し、今後の研究の展望等について活発に議論しました。また、今回新たに企画した「市民向けセッション」では、5名の研究者が患者さんを念頭に多くの方々へコモンディジーズに関する最新の研究成果を分かりやすく紹介しました。これらの口頭発表、そして研究開発代表者によるポスターセッションを通じて、上記4事業で現在進められているすべての研究をカバーし、研究者間の交流と情報交換の場としても有意義な会議となるよう努めました。

ご来場いただいた方々からは、「現在進行中の研究動向を知る事ができた」、「（コモンディジーズに対する）AMEDの取り組みについて知ることができた」、といったありがたい声を頂戴することができました。今回の経験を踏まえ、AMEDは引き続き広く情報発信と相互交流の機会を設けてまいります。今後とも御理解御協力のほどお願い申し上げます。

当日の発表内容などをまとめた抄録集です。(※一部、掲載していないページがあります。)