理念、運営方針等 評価・運営体制
評価・運営体制
研究分野に関して優れた学識経験や研究開発の実績等を有し、研究開発課題の評価及び業務運営に関して見識を有する専門家をプログラムディレクター(PD)、プログラムスーパーバイザー(PS)、プログラムオフィサー(PO)、疾患領域コーディネーター(DC)として配置しています。
PD、PS、POは協力して、連携分野全体の課題を把握し、担当する連携分野の運営や分野間の協力の推進等の高度な専門的調整を行うとともに、優れた研究開発提案の評価・発掘や基礎研究の成果を臨床研究・実用化につなげる一貫した運営を行います。
疾患領域コーディネーター(DC)は、担当する疾患領域関連事業における高度な専門的知見をもって、機構の理事長、理事、執行役、統括役および各PDへの提案・助言を行うことを基本的な任務としています。
また、課題評価の質の一層の向上等を目指し、2018年から公募事業の一部において、事前評価における国際レビューア(AMEDレビューア)を導入しています。
PD、PS、POの役割

- PDの役割
- 重点分野全体の課題を把握し、担当分野の運営や分野間の協力の推進等の高度な専門的調整を行います。また、担当する分野に関し、研究開発の加速が必要な事業の拡充や新規事業の追加等について理事長に提言を行います。
- PSの役割
- 担当する事業の目的および課題を把握し、事業の運営を行います。
- POの役割
- PSを補佐して事業運営の実務を担います。
AMEDにおける疾患領域マネジメントの体制
各統合プロジェクトを運営する事業部が、個別課題における評価、契約管理、執行管理に関する業務を実施します。研究開発戦略推進部は、各事業部と連携し、疾患領域関連事業の個別課題の評価や進捗等を把握しつつ、研究開発の加速、成果の最大化に向けて、疾患領域コーディネーターの下で疾患領域視点のマネジメント(疾患領域の推進に関する戦略立案、事業間連携や企業導出に関する事業部への提案・助言等)を実施します。
疾患研究推進における疾患領域コーディネーター
AMEDの研究開発推進において、疾患領域への対応を推進するため、豊富な経験を有する疾患領域コーディネーター(DC)を配置します。DCは、担当する疾患領域に関して、当機構の理事長、理事、執行役、統括役、推進役、調整役及び各統合プロジェクトのプログラムディレクター(PD)等に対して、次に掲げる業務を、高度な専門的知見をもって行うことを基本的な任務とします。例えば、以下の任務を担います。
- 疾患領域の推進に関する戦略立案
- 各事業間の連携方策等に関する提案・助言
- 疾患領域関連事業の予算規模及び研究開発状況等の把握
- その他疾患領域関連事業のマネジメントに必要な事項
日本医療研究開発機構の事業推進コンセプト(※医薬品開発の場合)

日本医療研究開発機構の事業推進コンセプト
第3期健康・医療戦略、中長期計画に定められた8つの統合プロジェクトでの研究開発の推進
AMEDは、モダリティ等を軸とした8つの「統合プロジェクト」を定め、プログラムディレクター(PD)の下で、関係府省の事業を連携させ、基礎から実用化まで一元的に推進します。また、疾患研究は統合プロジェクトを横断する形で、各疾患のコーディネーターによる柔軟なマネジメントができるよう推進します。さらに、健康寿命延伸を意識し、「予防/診断/治療/予後・QOL」といった開発目的を明確にした技術アプローチを実施します。

最終更新日 令和7年11月11日


