研究開発企画課 疾患研究の推進

疾患領域に関連した研究開発

AMEDが推進する研究開発は、第2期の医療分野研究開発推進計画に基づき、6つの統合プロジェクトに基づいて推進されますが、わが国における社会課題として主要な7疾患領域(がん、生活習慣病(循環器、糖尿病等)、精神・神経疾患、老年医学・認知症、難病、成育、感染症(薬剤耐性を含む))に関しても十分な配慮をしながら運営し、医療研究開発の推進およびその成果の円滑な実用化を推進します。
また、令和2年以降の新たな問題である新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についても機動的に研究開発を推進します。

疾患研究推進における疾患領域コーディネーター

AMEDの研究開発推進において、疾患領域への対応を推進するため、豊富な経験を有する疾患領域コーディネーター(DC)を配置します。DCは担当する疾患領域関連事業における高度な専門的知見をもって、機構の理事長、理事、執行役、統括役および各PDへの提案・助言を行うことを基本的な任務とします。例えば、以下の任務を担います。

  1. 疾患領域関連事業の連携方策等に関する提案・助言
  2. 疾患領域関連事業の予算規模および研究開発状況等の把握
  3. 疾患領域関連事業の実施および今後のあり方に関する提案・助言
  4. その他疾患領域関連事業のマネジメントに必要な事項

疾患領域コーディネーター(DC)

疾患領域名 氏名 所属
がん 中釜 斉 国立研究開発法人国立がん研究センター 理事長・総長
生活習慣病 寺本 民生 学校法人帝京大学 臨床研究センター長
精神・神経疾患 岡部 繁男 国立大学法人東京大学 大学院医学系研究科 教授
老年医学・認知症 秋山 治彦 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター 臨床研究部 部長
難病 宮坂 信之 国立大学法人東京医科歯科大学 名誉教授
成育 和田 和子 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪母子医療センター 副院長
感染症 倉根 一郎 国立感染症研究所 名誉所員

AMEDにおける疾患領域マネジメントの体制

各統合プロジェクトを運営する事業部が、公募、審査、課題管理等の執行実務を行います。研究開発統括推進室は、事業部課を併任する疾患調査役を通じて、各事業部課と連携しつつ、疾患領域コーディネーターの下で疾患ごとのマネジメントを支援します。AMEDの事業全体を見渡し、研究内容を疾患領域コーディネーターと共に吟味し、疾患領域事業を総合的に把握し、事業間の連携や次年度以降の疾患領域研究のあり方等を検討し、各疾患領域の実態に合わせた調整を適宜行います。

疾患研究の成果例 (令和2年度)

がん

個別化医療に資する診断・治療の研究を推進し、血液を用いた生体材料検査(リキッドバイオプシー)の臨床有用性の証明などの成果を創出した。
(詳細は、令和2年10月6日プレスリリースをご覧ください。)

生活習慣病

ゲノム解析により関節リウマチ合併間質性肺炎に関連する遺伝子領域を同定した。
(詳細は、令和2年8月1日プレスリリースをご覧ください。)

精神・神経疾患

損傷したミトコンドリアを細胞が選択的に除去する現象「マイトファジー」を可視化する蛍光センサーを開発し、パーキンソン病の病理診断および治療薬開発に応用した。
(詳細は、令和2年5月21日プレスリリースをご覧ください。)

老年医学・認知症

老化のメカニズムの解明を進め、幹細胞分裂タイプの違いが毛包の再生・老化を決定することを発見した。
(詳細は、令和3年3月17日成果情報をご覧ください。)

難病

角膜上皮幹細胞疲弊症治療用細胞シートの承認申請や、ALS治療薬メチルコバラミン筋注の第Ⅲ相試験を実施するなど、新規モダリティ等を含む治療法を開発した。
(詳細は、 2019年度 研究事業成果集をご覧ください。)

成育

世界的に前例のない規模でのビッグデータ解析により月経周期や基礎体温が年齢によって大きく変化するという新たな知見を発見した。
(詳細は、令和2年9月11日プレスリリースをご覧ください。)

感染症

肝炎治療研究の一環としてサイトグロビンの発現と抗酸化作用の関係を明らかにし、新たな肝線維化の治療法開発の可能性を示唆した。
(詳細は、令和2年7月9日成果情報をご覧ください。)

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究開発支援については、以下をご確認ください。

最終更新日 令和6年4月30日