疾患基礎研究課 革新的がん医療実用化研究事業 平成30年度 事後評価
革新的がん医療実用化研究事業における事後評価結果を公表します。
1.事後評価の趣旨
事後評価は、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業運営の改善に資することを目的として実施します。
革新的がん医療実用化研究事業(以下、本研究事業)では、評価委員会を以下の日程で開催し、本研究事業における事後評価の評価項目に沿って、評価対象課題別に書面審査及び面接(ヒアリング審査)にて事後評価を実施しました。
2.事後評価委員会
開催日:平成30年10月15日、10月16日、10月22日、10月25日
3.事後評価対象課題
平成30年度 事後評価対象課題(43課題)4.評価項目
- 研究開発達成状況
- 研究開発成果
- 実施体制
- 今後の見通し
- 事業で定める事項及び総合的に勘案すべき項目
- 総合評価
5. 総評
本研究事業では、「がん研究10か年戦略」を踏まえて、我が国の死亡原因の第一位であるがんについて、患者・社会と協働した研究を総合的かつ計画的に推進することにより、がんの根治、がんの予防、がんとの共生をより一層実現し、「がん対策推進基本計画」の全体目標である「がんによる死亡者の減少」、「全てのがん患者とその家族の苦痛の軽減と療養生活の質の維持向上」、「がんになっても安心して暮らせる社会の構築」を達成することを目指します。
今回の事後評価の対象となった43課題のうち、一部の課題で進捗の遅れが見られたものもありましたが、多くの課題がおおむね期待通りの進捗と成果が得られたと評価されました。特に、新たな治療標的分子の同定、がん患者のQOL向上のための評価の実施、医師主導治験の順調な進捗、モダリティの異なる治療方法の臨床試験での比較、国際共同臨床試験の順調な進捗、今後の診療体系に大きく影響する試験の実施、若手研究者の育成等が高く評価されました。
今回の事後評価の対象となった43課題のうち、一部の課題で進捗の遅れが見られたものもありましたが、多くの課題がおおむね期待通りの進捗と成果が得られたと評価されました。特に、新たな治療標的分子の同定、がん患者のQOL向上のための評価の実施、医師主導治験の順調な進捗、モダリティの異なる治療方法の臨床試験での比較、国際共同臨床試験の順調な進捗、今後の診療体系に大きく影響する試験の実施、若手研究者の育成等が高く評価されました。
最終更新日 平成31年4月2日