トピックス 日本と米国で創薬ベンチャーを起業、そして若手の起業支援など精力的に取り組んでいる久能祐子氏、AMEDでご講演
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久能祐子氏は、日本と米国で創薬ベンチャーを起業し、成功を収めた科学者です。同氏はバイオテック企業を計3社創業し、そのうち2社を上場(IPO)させました。また、米フォーブス誌によって「America’s Self-Made Women 2015, 2020, 2022」に唯一選ばれた日本人女性です。久能氏は、日本で株式会社アールテック・ウエノを共同創業して、緑内障治療薬の商品化に成功した後、アメリカに拠点を移し、新薬の研究開発を継続される中で、連続起業家としてもご活躍されております。また、米国の首都ワシントンDCで社会的インパクトを生むアーティストや女性科学者等を支援するS&Rエバーメイ財団を設立する一方、インパクトスタートアップ育成・投資を手掛ける「Halcyon」を立ち上げました。そして、株式会社フェニクシーの共同創業者・取締役として、京都大学の近くで居住滞在型インキュベーションプログラムを立ち上げ、社会課題を解決する事業を開発する大企業社員・大学研究者・学生・社会起業家らを育成するなど、同氏のキャリアは、科学者から画期的な新薬の開発を通じてビジネスのフィールドへ、その後、社会にポジティブな影響を与える活動により、多くの人々の刺激となっております。6月12日(水)にAMED内でご講演いただき、200人を超える役職員が参加し、これまでのご経験やエピソードを交えた幅広いお話をうかがうことができ、医療分野の研究成果の実用化を目指すAMEDにとって貴重な機会となりました。
掲載日 令和6年6月17日
最終更新日 令和6年6月17日