第二期中長期計画期間におけるプロジェクト 予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業 健康・医療情報活用技術開発課題 事後評価結果(令和6年度終了課題)

1.事後評価の目的

研究開発課題等について、研究開発の実施状況、研究開発成果等を明らかにし、今後の研究開発成果等の展開及び事業の運営の改善に資することを目的とする。

2.課題評価委員会

開催日:令和7年8月4日

3.課題評価委員

4.評価項目

①研究開発達成状況

  • 研究開発計画に対する達成状況はどうか

➁研究開発成果

  • 予定していた成果が着実に得られたか
  • 成果はヘルスケア・医療分野の進展に資するものであるか
  • 成果は新技術の創出に資するものであるか
  • 成果は社会的ニーズへ対応するものであるか
  • 必要な知的財産の確保がなされたか

③実施体制

  • 研究開発代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていたか
  • 十分な連携体制が構築されていたか

④今後の見通し

  • 今後、研究開発成果のさらなる展開が期待できるか

⑤事業で定める項目及び総合的に勘案すべき項目

  • 一定の有用性に関する科学的エビデンスが得られている non-SaMDの健康アプリが、行動変容介入を通じて、疾病の一次、二次あるいは三次予防につながる仕組みとなっているか
  • 実用化(マネタイズ)に向けた諸課題を整理し、提案したビジネスモデルに基づき、実用化計画を完了しているか
  • 実用化を達成するためのパイロット研究が行われ、研究開発で構築したビジネスモデル、実用化計画及び研究開発プロトコールは精緻化が完了しているか 
  • 生命倫理、安全対策に対する法令等を遵守していたか
  • 専門学術雑誌への発表並びに学会での講演及び発表など科学技術コミュニケーション活動(アウトリーチ活動)が図られていたか

⑥ 総合評価
①~⑤を勘案しつつこれらと別に評点を付し、総合評価をする。

5.事後評価対象課題

開始年度 終了年度 研究開発
代表者
研究開発機関名 職名 研究開発課題名 事後評価報告書
2023 2023 程 涛 issin
株式会社
代表取締役 妊娠合併症予防のための健康アプリ等の実用化に向けた研究開発 表示
2023 2023 西尾 萌波 エフバイタル
株式会社
執行役員 発達障害児の早期徴候 ESSENCE(early symptomatic syndromes eliciting neurodevelopmental clinical examinations)を検出する乳幼児発達支援アプリに関する研究開発 表示
2023 2023 野尻 哲也 株式会社
おいしい健康
代表取締役CEO ライフスタイル多様性に対応した個別化健康支援アプリによる糖尿病予防の実用化に向けた研究開発 表示
2023 2023 藤崎 淳矢 コガソフトウェア株式会社 部長 PHRを自己管理しEIMを実現するnon-SaMD健康アプリを用いた生活習慣病の重症化予防に関する研究開発 表示
2023 2023 宮寺 伸明 株式会社ORSO 執行役員 子育て認知行動療法によるASD児の早期介入治療の研究開発 表示

6.総評

令和6年度終了5課題を対象に、課題評価委員会による書面審査およびヒアリング審査による評価を行った。その後、総合討論を行い、課題評価委員会としての評価結果を確定した。
総合評点の結果は、2課題が「優れている」、2課題が「良い」、1課題が「やや良い」と評価された。

全ての委員より出された意見の集約結果については、事後評価通知文として研究開発代表者に通知した。

最終更新日 令和7年9月10日