公募情報 平成30年度 「戦略的国際脳科学研究推進プログラム」に係る公募(一次公募)について
更新履歴
平成30年3月27日 ヒアリングの日程を掲載しました。(※ヒアリング予定日 4月26日、27日)
平成30年3月22日 本公募は締め切りました。
平成30年3月14日 Q&Aによくある質問と回答を追加しました。
平成30年3月5日 公募説明会は終了しました。(開催日 3月3日)
平成30年2月28日 資料にQ&Aを掲載しました。
平成30年2月23日 公募説明会の情報を追記しました。(開催日 3月3日)
平成30年2月21日 公募要領を一部加筆・修正しました。(41ページ、43ページ、45ページ)
基本情報
公募の段階 | 公募 |
---|---|
開発フェーズ | 基礎的,応用,非臨床研究・前臨床研究,臨床試験,該当なし |
分野 | 精神・神経疾患に対応した研究 |
公募締め切り | 平成30年3月22日(木) 正午(厳守) |
お問い合わせ先 |
|
公募内容
本公募要領に含まれる公募研究開発課題の概要は以下のとおりです。
公募研究開発課題の詳細は、公募要領を参照ください。
戦略的国際脳科学研究推進プログラム
分野等、公募研究開発課題名 | 研究開発費の規模 | 研究開発実施 予定期間 |
新規採択課題予定数 | |
---|---|---|---|---|
1 | 中核的組織 |
1課題当たり年間75,000千円程度(間接経費を除く) |
最長6年 平成30年度~平成35年度 |
0~1課題程度 |
2 |
研究グループ1:健常から疾患に至る脳画像等の総合的解析研究 1-①:MRI脳画像の撮像や臨床データの取得と、その解析による精神・神経疾患(認知症、発達障害、気分障害等)の発症メカニズム解明等 |
1-➀:1課題当たり年間50,000千円程度(間接経費を除く) ※1―➁の研究開発課題へ申請する場合には、1―➀の「発達期」、「成人期」、「高齢期」のいずれかのステージにおける研究開発も合わせた提案である必要があります。 |
最長6年 平成30年度~平成35年度 |
0~3課題程度 |
3 |
研究グループ2:ヒト脳と非ヒト霊長類脳の種間比較研究 2:ヒト脳と非ヒト霊長類脳の構造及び機能の領域化と相同性解析による種間比較研究 |
2:1課題当たり年間20,000~30,000千円程度(間接経費を除く) | 最長6年 平成30年度~平成35年度 |
0~3課題程度 |
4 |
研究グループ3:人工知能(AI)研究との連携によるニューロフィードバック等の技術開発とその応用等 3-➀:AI技術を活用したニューロフィードバック等の技術の開発とその応用 |
3-➀:1課題当たり年間上限100,000千円程度(間接経費を除く) 3-➁:1課題当たり年間10,000~15,000千円程度(間接経費を除く) |
最長6年 平成30年度~平成35年度 |
3-➀: 0~2課題程度 3-➁: 0~2課題程度 |
事業概要
近年、諸外国では国家プロジェクトとして大型の脳科学研究が取り上げられています。米国では、平成25年(2013年)にブレインイニシアティブが発表され、NIHではヒトを対象としたMRI画像等による大規模研究ヒューマン・コネクトーム・プロジェクト(HCP)の第2期が平成28年(2016年)から開始、精神・神経疾患患者等の高精度な大規模データが蓄積されるとともにデータシェアリングシステムが構築されています。欧州では平成25年(2013年)に脳科学研究がEUフラッグシッププロジェクトに採択されるなど、脳科学の大型研究プロジェクトが開始されています。
我が国では社会に貢献する脳科学の実現を目標として、平成20年度より脳科学研究戦略推進プログラム(脳プロ)、平成26年度より神経回路の全容を解明する事を目的とした革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト(革新脳)を実施しています。これら事業の研究成果を広く国内外の先端研究機関と共有し、データシェアリングによって国際的な大規模解析を推進することが喫緊の課題です。
精神・神経疾患における機能障害には大脳皮質下領域を含む神経回路が極めて重要な役割を果たしていることが近年注目されています。ヒトでの精神・神経疾患等に関与する複雑な神経回路異常の特定や機序の解明には、日本の研究のアドバンテージを活かしたマーモセット(一部マカク)を用いて、非ヒト霊長類の脳との構造や機能を比較する技術の開発が不可欠です。種間のギャップを越える変換技術が開発できれば、ヒト高次脳機能の解明を大きく促進できる可能性があります。
今年度で終了する脳プロにて推進してきたBMI技術研究では、これまでに神経回路異常の特定に成功するなど精神・神経疾患の診断や治療技術開発に向けた成果が出ています。これらの成果を医療へつなげるためには、脳画像などのビッグデータを解析するAI技術の開発・活用が重要です。また、脳科学研究とAI研究の連携により新たな脳型アルゴリズムを構築し、次世代のAIの開発に貢献し、脳の動作原理の理解へフィードバックする事が重要となります。
本事業では革新脳等の既存事業との緊密な連携の下、国際的な連携強化を図り、ライフステージに着目し、正常から疾患までの縦断的な脳画像解析・ヒト-非ヒト霊長類種間比較・ヒトの脳機能の神経回路レベルでの解明を行う事で、精神・神経疾患の早期発見、早期介入等の実現へ向けて推進します。わが国の脳科学研究における国際競争力を強化しつつ世界の脳科学研究に貢献します。
事業の案内ページ
応募資格者
公募要領で定める条件を満たす研究者
(公募要領「Ⅱ.応募に関する諸条件等 1.応募資格者」等を参照)
公募期間
e-Radシステム改修に伴うシステム停止期間【平成30年2月24日(土)~2月27日(火)】があります。
提案書のe-Rad入力申請は3月1日以降にお願いします。
提案書類受付期間は下記となります。
平成30年3月1日(木)~平成30年3月22日(木)【正午(厳守)】
ヒアリング日程
平成30年4月26日(木)または4月27日(金)(予定)※必要に応じて実施
ヒアリング対象課題については、原則として1週間前までに研究開発代表者へEメールにてご連絡いたします。
公募説明会
公募説明会は終了しました。多くのご参加ありがとうございました。
開催日時:3月3日(土) 10時00分~11時00分(受付開始:9時45分~)
場所:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 1階 Room A
東京都千代田区神田駿河台4-6
プログラム
ご挨拶 10時00分~10時10分公募に係わる説明 10時10分~10時35分
個別相談 10時40分~11時00分
※全体の終了時間は11時00分とさせていただきます。
申し込み方法
下記の必要事項を記載のうえ、メールにて送付してください。
- 件名:国際脳公募説明会参加
- 本文に記載事項:
- 1.氏名(ふりがな) 2.役職 3.所属(機関・部署)4.個別相談がある場合は内容を簡潔に記載してください。
- 申し込みメールアドレス
- brain-i"AT"amed.go.jp("AT"の部分を@に変えてください)
申し込み締め切り:3月2日(金)正午
お願い
先着順に受付させていただきます。
会場の都合上、先着50名以降の方はお断りすることがありますので、なるべく最小限の人数でのご参加をお願い致します。
公募要領の配布はしません。各自印刷してご持参ください。
応募方法
公募スケジュール
- 公募期間
- 平成30年2月19日(月)~平成30年3月22日(木)正午(厳守)
- 書面審査
- 平成30年3月下旬~4月上旬(予定)
- ヒアリング
- 平成30年5月上旬(予定)変更
※平成30年4月26日(木)、4月27日(金) - 研究開発開始(契約締結等)
- 平成30年6月中・下旬(予定)
資料
- 公募要領
- 平成30年2月21日 公募要領を一部加筆・修正し、差し替えました。
- 研究開発提案書(様式1・別紙・別添)
- Q&A(3月14日更新)
関連リンク
掲載日 平成30年2月19日
最終更新日 平成30年3月27日