公募情報 平成31年（令和元年）度 「IoT等活用行動変容研究事業」に係る公募について

国立研究開発法人日本医療研究開発機構（AMED）では、平成31年（令和元年）度 「IoT等活用行動変容研究事業」の研究開発課題を公募します。
公募する研究開発課題の概要は下表のとおりです。詳細につきましては、公募要領をご参照ください。

• 本課題は、1年度目は実証研究の準備、2年度目から実証研究を実施することとします。
• 令和元年度の成果に対しXI.1.（3）求められる成果【1年度目（令和元年度）】の達成状況等について中間評価を行い、令和２年度から実証研究を実施することが妥当と考えられる課題（0～4課題）についてのみ、研究開発費を継続します。

詳しくは、公募要領のXI.公募研究開発課題を参照してください。

我が国の健康・医療分野の課題は、感染症に代表される外因性・単一標的型疾患から、糖尿病・高血圧等の生活習慣病や認知症等の老化に伴う疾患という内因性・多因子関連型疾患に移り変わりつつある。そのような疾患にあっては、医療機関における治療のみならず、患者自身による疾患の予防・進行抑制といった対応が求められるという特性があり、医療機関で診療を受けている時間以外の日常生活におけるモニタリングや生活習慣の変容など、総合的な取組が重要となる。

近年、IoT、ビッグデータ等の分野を中心とした技術革新を背景に、日常生活の中でウェアラブル機器等から連続的な健康データが収集され大量のデータを解析する等、患者の発症前・治療後を含む新たなデータ項目の活用が可能になりつつある。日常生活における連続的な健康データの収集にあたっては、従来の医療機器の範疇にとどまらず多業種が連携することで革新的な技術・サービスが生み出されるものであり、ここに新たな事業機会が生まれることもまた大いに期待される。

しかしながら、日常生活における健康データは、個人が測定することとなり、継続的なデータの取得、計測精度の管理、解析が困難であったことから活用手法が確立されておらず医療現場での活用は進んでいない。一方で、精度等に課題があるデータであっても、精度が低いことを前提としつつも、患者本人の服薬状況や生活習慣の自己申告の補完等、医師の参考情報として、従来確立されている治療方法と組み合わせることで、治療成績やQOLの向上につながることが期待されている。

本研究課題では、IoTデバイスやモバイルアプリケーションの活用によって収集された個人の日常生活における健康データを取得・解析しその有効性を検証することによって、健康データを医師の診療等に適切に活用する手法の開発を促進するとともに、その効率的な社会実装が進むようなビジネスモデルを創出することを目標とする。

令和元年9月19日（木）予定

なし

府省共通研究開発管理システム（e-Rad）によってご応募下さい。 応募に関する詳細は、AMEDホームページより提案書類の様式等、必要な資料をダウンロードし公募要領に従って「研究開発提案書」等を作成の上、e-Radよりご提出ください。詳細は本事業公募要領を参照ください。

※全ての研究開発提案書類等について、公募期間を過ぎた場合には一切受理出来ませんのでご注意ください。
※詳細については、公募要領およびe-Radポータルサイトを参照してください。