開催案内
更新履歴
平成30年11月12日:参加申し込み締切を延長しました。
研究会について
Dissemination and Implementation Science(普及と実装科学、通称D&I)は、様々な研究デザイン、方法論を用い、患者、保健医療従事者、組織、地域などのステークホルダーと協働しながら、エビデンスのある介入法を、効果的、効率的に日常の保健医療活動に取り入れる方法を開発、検証する学問領域です。 医療、公衆衛生活動に、エビデンス・ベースド・メディスン:EBMの概念が導入され、エビデンスに基づく介入法が、ガイドラインとして示されるようになりました。しかしながら、ランダム化比較試験などで有効性が示された介入法が、現実社会の診療やケア、公衆衛生活動に速やかに取り入れられ日常的に実施されているとは必ずしも言えません。そのような背景から、近年、欧米を中心に普及と実装科学についての議論が活発になっています。 わが国におけるエビデンス・プラクティス・ギャップを埋めるための先駆的な研究事例について共有し、普及と実装科学を推進するため、このたび第1回 普及と実装科学研究会を開催いたします。
平成30年度 日本医療研究開発機構 地球規模保健課題解決推進のための研究事業においては、Global Alliance for Chronic Diseases(GACD)と連携した実装研究(Implementation Research)を推進しています。これと関連して本研究会開催を後援しています。
イベント開催案内
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開催概要
名称
「第1回普及と実装科学研究会―いま、なぜ、普及と実装を科学するのか?その基礎と研究事例―」
会期
平成30年11月18日(日)10時00分~15時00分
会場
国立がん研究センター 新研究棟1階 大会議室
東京都 中央区 築地 5-1-1
対象
エビデンスの普及と実装に興味のある全国アカデミアの研究者、教育者、医療・福祉・保健・行政関係者の方など
定員
参加費
参加申し込み
以下のサイトよりお申し込み下さい。
残席があるため、申込み締切を延長しました。
主催
国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター
プログラム
10時00分~10時05分 開会あいさつ 国立がん研究センター 中央病院 支持療法開発センター長/社会と健康研究センター長 内富 庸介
午前の部(10時05分~11時25分)
演題1 『普及と実装科学研究とは何か?』
島津 太一(国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究部)
演題2 『周産期診療の質向上に関するクラスターランダム化比較試験:科学的根拠に基づく方針と個別の診療方針を
つなぐ試み』
森 臨太郎(国立成育医療研究センター 政策科学研究部)
演題3 『救急医療を起点とした自殺未遂者支援のエビデンスとその社会実装』
山田 光彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 精神薬理研究部)
講評中釜 斉(国立がん研究センター理事長)
午後の部(12時30分~15時00分)
演題4 『救急・在宅医療連携による地域介入が終末期医療に及ぼす影響の実証とメカニズムの解明』
山岸 暁美(慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室/あおぞら診療所)
演題5 『スマートフォンによるベトナム看護師のメンタルヘルス対策』
川上 憲人(東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 精神保健学分野)
演題6 『身体活動促進のためのポピュレーション介入研究』
鎌田 真光(東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 保健社会行動学分野)
演題7 『地域における認知症予防のための介入研究』
村田 千代栄(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター 老年社会科学研究部)
総合討論
14時55分~15時00分 閉会あいさつ 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 成人精神保健研究部長 金 吉晴
共催
日本がん支持療法研究グループ(J-SUPPORT)
後援
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
厚生労働省
お問い合わせ先
シンポジウムに関するお問い合わせ先
国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究部
研究会事務局(担当:島津太一)
E-mail:DandI“AT”ncc.go.jp
AMED事業に関するお問い合わせ先
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
国際事業部 国際連携研究課
E-mail:chikyukibo“AT”amed.go.jp
※お問い合わせは基本的にE-mailでお願いいたします。
※E-mailは上記アドレス"AT"の部分を@に変えてください。