DIAペイシェント・エンゲージメント・コミュニティは、日本におけるペイシェント・エンゲージメントを産・官・学・患者の4者で進めるための議論の場を提供することを目的とし、2020年から過去4回のDIAペイシェント・エンゲージメント・ウェビナーを開催してきました。
今年のDIAペイシェント・エンゲージメント・コミュニティは、医薬品開発の患者参画を進めるための具体的なアクションを進めていくことを目指しています。そのためになるべく多くのステークホルダーが一同に参加できる「対話の場」を提供することを考えています。
2022年の企画は、医薬品開発で患者参画を進めていく上での壁を明らかにし、そしてその壁を取り払うためのアクションを2回シリーズで提案していく計画です。5月に開催した第1回のオンラインワークショップは、参加者各々の立場によるグループでの対話により「患者参画の壁にはどのようなものがあるか」を意見交換しました。
2回目となる本会では、それら複数の壁がありながらも、どのように患者参画 を推し進めてきたかを複数の立場の方から共有いただきます。その上で、少 人数のグループに分かれて、目の前に見える患者参画の壁をいかに乗り越 え行動していけるか、具体的なアクションを話し合います。
参加者全員が、明日からでも実施可能な行動やマインドチェンジにつながる 対話が出来ればと考えています。
第1回の対話の経験も踏まえ、立場が異なる方同士の対話を深めるための工 夫を今まで以上にしていきます。また、第1回のワークショップにご参加いただ けなかった方のために冒頭で検討した壁のサマリーを示すなど、全員参加型 の企画となるように最大限の配慮を行います。
さらに、今までこのような場で発言できなかった、聞きたいことが聞けなかった、つながりを増やしたかったという方のために終了後30分のオンライン交流会も予定しています。
「患者参画」について立場を超えて対話をする場として、産・官・学・患者、みなさまのご参加をお待ちしております。