プレスリリース 日本の有望な研究者を国際科学トップサークルへ！先端国際共同研究推進プログラム（ASPIRE）で初の採択課題を6件決定
プレスリリース
日本医療研究開発機構
国立研究開発法人日本医療研究開発機構（AMED、理事長 三島 良直）は、医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業（先端国際共同研究推進プログラム（ASPIRE））において、健康・医療分野で、事業開始初の、令和5年度の新規採択研究課題6件を決定しました。
今回の公募では、ASPIRE-Aは26件、ASPIRE-Bは17件、計43件の応募がありました。
本プログラムにおける課題の公募・審査・採択・支援等はAMEDと国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）で実施し、AMEDは「健康・医療」分野を担当、JSTは「AI・情報、バイオ、エネルギー、マテリアル、量子、半導体、通信」を担当しています。
1．事業の概要
「先端国際共同研究推進プログラム（ASPIRE）※1」とは、AMEDが実施する医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業の内の一つです。政府主導で設定する先端分野における研究開発成果創出を目的とする大型国際共同研究に十分な予算が担保され、高い科学技術水準を有する欧米等先進国を対象として、両国のファンディングエージェンシーが協働しつつ、課題単価や支援時期等を柔軟に設定することで、より戦略的・機動的に国際共同研究を支援するもので、新たに造成された基金を活用しています。この国際共同研究を通じ、国際科学トップサークルへの日本人研究者の参入を促進するとともに、両国の優秀な若手研究者の交流・コネクションの強化も図ることで国際頭脳循環を推進し、長期的な連携ネットワークの構築に貢献します。
※1 ASPIRE＝Adopting Sustainable Partnerships for Innovative Research Ecosystem
2．採択課題
公募、採択は「ASPIRE-A」「ASPIRE-B」と2つに分けて行いました。それぞれの公募の違い、採択課題は以下のとおりです。
ASPIRE-A
| 研究開発課題名 | 代表機関名 | 役職 | 研究開発代表者 | 相手国研究開発代表者／役職／ 相手国研究機関／国 （支援する資金配分機関） ※申請時の情報に基づく |
|---|---|---|---|---|
| 次世代生殖補助医療に資する国際共同研究 | 大阪大学 | 教授 | 伊川 正人 | Marisa Bartolomei／Professor／ University of Pennsylvania／米国 (NIH/NICHD) |
| Martin Matzuk／Professor／ Baylor College of Medicine／米国 (NIH/NCI) |
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| パンデミックの5W1Hを理解するための研究 | 東京大学 | 教授 | 佐藤 佳 | Anavaj Sakuntabhai／Professor／ Institute Pasteur／フランス (NIH/NIAID) |
| Andrea Marzi／Senior Investigator／ National Institutes of Health／米国 (NIH/NIAID) |
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| クロマチン分子病理学による精密医療の実現 | 東京大学 | 教授 | 白髭 克彦 | Camilla Björkegren／Professor／ Karolinska Institutet／スウェーデン （SRC) |
| グリア細胞の生理機構解明とその遷移による中枢神経疾患に対する創薬戦略の国際共同開発 | 生理学研究所 | 教授 | 和氣 弘明 | Marie-Ève Tremblay／Professor／ University of Victoria／カナダ (CIHR) |
| Marco Prinz／Professor／ University of Freiburg／ドイツ (DFG) |
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| Rosa Chiara Paolicelli／Assistant Professor／ University of Lausanne／スイス (SNSF) |
ASPIRE-B
| 研究開発課題名 | 代表機関名 | 役職 | 研究開発代表者 | 相手国研究開発代表者／役職／ 相手国研究機関／国 （支援する資金配分機関） ※申請時の情報に基づく |
|---|---|---|---|---|
| 日米の慢性鼻副鼻腔炎患者の発症・難治化メカニズムに基づく新規治療ターゲットの探索と個別化医療戦略の基盤構築 | 福井大学 | 教授 | 藤枝 重治 | Atsushi Kato／Professor／ National Institutes of Health／米国 (NIH/NIAID) |
| 発癌病原体ヘリコバクター・ピロリに対する免疫応答の理解と免疫療法への応用 | 大分大学 | 教授 | 山岡 𠮷生 | Thomas Borén／Professor／ Umeå University／スウェーデン (SRC) |
※研究課題の並びは、研究代表者名の五十音順です。
※資金配分機関
CIHR：Canadian Institutes of Health Research
DFG：German Research Foundation
NIH/NCI：National Institutes of Health/ National Cancer Institute
NIH/NIAID：National Institutes of Health/ National Institute of Allergy and Infectious Diseases
NIH/NICHD：National Institutes of Health/ National Institute of Child Health and Human Development
SRC：Vetenskapsrådet - Swedish Research Council
SNSF：Swiss National Science Foundation
3．補足資料
お問い合わせ先
本事業に関するお問い合わせ先
日本医療研究開発機構
国際戦略推進部 国際事業課
Tel：03-6870-2216
E-mail：amed-aspire”AT”amed.go.jp
報道に関するお問い合わせ先
日本医療研究開発機構
経営企画部 広報課
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1
Tel：03-6870-2245／Fax：03-6870-2206
E-mail：contact”AT”amed.go.jp
※E-mailは上記アドレス“AT”の部分を@に変えてください。
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掲載日 令和5年12月22日
最終更新日 令和5年12月22日