成果情報 森 和俊 京都大学教授がブレークスルー賞を受賞

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京都大学大学院理学研究科 森 和俊 教授が、平成29年12月3日、ブレークスルー賞(生命科学分野)を受賞されました。

この賞は、米グーグル、フェイスブック創業者らが設立した財団が優れた研究成果を上げた研究者に贈る賞であり、次に続く若い科学者を鼓舞するための賞でもあります。

今回の受賞は、「小胞体ストレス応答、すなわち病気の原因となる折りたたみ不全のタンパク質を検出し、必要な処置を行うように細胞を仕向ける細胞内品質保証システムの解明」に関する研究業績が評価されたものです。

がん細胞は小胞体ストレス応答を利用して生体内で増殖し続けると考えられるため、小胞体ストレス応答を制御することでがん細胞の増殖を抑制することが期待されます。AMEDでは創薬支援推進事業・創薬総合支援事業(創薬ブースター)を展開し、森教授とともに小胞体ストレス応答の作用機序に着目した抗がん剤の開発に取り組んでいます。

【参考】関連AMED事業
事業名:創薬支援推進事業(創薬総合支援事業【創薬ブースター】)
事業期間:平成27年1月開始

掲載日 平成29年12月8日

最終更新日 平成29年12月8日